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公開日2023.11.14最終更新日2023.11.27妊娠

豊胸手術を受けていても授乳(母乳育児)は可能?乳がんへの影響は?

過去に豊胸手術を受けた方から、「今後妊娠・出産した場合、母乳育児は問題なくできるでしょうか?」という質問を受けることがよくあります。

豊胸手術を検討中の方からも、「今後妊娠を希望しているのですが、豊胸手術が母乳や授乳に影響しないか心配です」という声が寄せられます。

「豊胸すると乳がんになりやすくなるのでは?」という問い合わせも多いです。

そこで今回は、豊胸が授乳や乳がんに与える影響について解説します。

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豊胸した胸でも問題なく授乳できる

結論から言えば、基本的に豊胸した胸でも授乳は問題なくできますし、母乳自体にも影響はありません。

母乳は乳腺で作られ、乳管を通って乳頭(乳首)から外に出てくる仕組みになっています。豊胸手術では乳腺や乳管・乳頭をいじることはないため、手術中や手術後に何かトラブルが起こらない限り、母乳や授乳に悪影響は生じません。

豊胸でトラブルが生じていれば授乳に影響することも

豊胸手術の最中や手術後(妊娠中など)に何かトラブルが起き、乳腺・乳管に炎症やダメージが生じた場合には、授乳に多少影響が生じる可能性があります。

豊胸手術で組織が損傷された場合

手術の際にメスや注射針で乳腺や乳管を傷つけてしまった場合、母乳を作ったり送り届けたりする機能が損なわれる恐れがあります。

ヒアルロン酸や脂肪は乳腺・乳管以外の場所に注入するものですし、シリコンバッグも乳腺や乳管を避けて挿入します。そのため、豊胸手術を受けても通常は乳腺・乳管が損傷されることはありませんが、手術・施術に「絶対」はありません。

担当した医師がうっかり乳腺と乳管を傷つけてしまうこともありえます。

そのような場合でも、豊胸手術で広範囲の乳腺・乳管が傷つくことは考えにくいので、授乳への影響は非常に小さいと思われます。

豊胸手術で細菌感染が生じた場合

豊胸手術ではメスや注射針で体を傷つけることになるため、手術器具などに付着していた病原体が傷口から侵入して細菌感染を引き起こすリスクがあります。

きちんとしたクリニックであれば、細菌感染を予防するために手術器具の滅菌などを徹底して行います。それでも病原菌をゼロにすることは不可能です。

また、持病や疲労、加齢などで患者さんの抵抗力が弱っていると、少数の病原体が侵入しただけで細菌感染が引き起こされることがあります。

感染すると、高熱や乳腺の炎症(乳腺炎)による胸の痛みなどが生じますが、早めに適切な治療を行えば、重症化することはまずありません。

治療は抗生剤の服用が基本になります。乳腺に膿がたまってしまっている場合、膿を取り出す処置をします。

めったに起こることではありませんが、乳腺炎が重症化したり、何度も繰り返されたりする場合、乳腺や乳管の切除手術が行われることがあります。切除する範囲が広ければ、授乳に影響が出る可能性があります。

シリコンバッグ豊胸で術後に乳腺炎が生じて胸が痛い場合

妊娠すると盛んに乳腺が発達してバストが平均2カップ程度大きくなります。大きなシリコンバッグが入った状態で妊娠すると、発達中の乳腺がシリコンバッグに圧迫されて炎症を起こし、痛みが生じる恐れがあります。

また、シリコンバッグの周りに厚い被膜ができてバッグが硬くこわばる「カプセル拘縮」という現象が起こった場合、周囲の組織に炎症が生じたり、硬くなったバッグが周辺の組織を刺激して胸が痛むことがあります。激しい衝撃や経年劣化でバッグが破損した場合にも、同様のことが起こりえます。

そうしたことが起こっても、母乳を生み出したり送り届けたりする機能が損なわれるほど炎症がひどくなることはないでしょうが、痛みのために授乳するのがつらくなったり、赤ちゃんとのスキンシップが妨げられたりする恐れがあります。

ヒアルロン酸豊胸で術後にしこり・乳腺炎が生じて痛い場合

バストに注入したヒアルロン酸は、通常半年~2年ですべて分解されて体内に吸収されます。しかし、1度に大量のヒアルロン酸を注入したりすると、ヒアルロン酸のかたまりに被膜ができてしこりになってしまうことがあります。

しこりを放置すると、周囲の組織に炎症が生じ、胸が痛むことがあり、痛みのために授乳や赤ちゃんとのスキンシップが難しくなる恐れがあります。

脂肪注入豊胸で術後にしこり・乳腺炎が生じて痛い場合

脂肪注入豊胸では、自分の体から余分な皮下脂肪を吸引してバストに注入(移植)します。注入した脂肪の一部は死んでしまい、分解されて体内に吸収されます。生き残った脂肪だけが胸に定着してバストアップ効果を発揮します。

注入した脂肪が大量に死ぬと、なかなか分解されず、死んだ脂肪のかたまりとしてバストに残り、周囲に被膜ができてしこりになってしまうことがあります。

このしこりが炎症や痛みを引き起こし、授乳に影響する恐れがあります。

授乳への影響を避けて豊胸する方法

将来の授乳への影響を避けるため、豊胸手術を受ける際に気をつけるべきポイントを解説します。

手術時の組織損傷や感染症を避ける方法

実績豊富で技術力があり、アフターケアもしっかりしたクリニックを選ぶことが重要です。

知名度はあまり関係ありませんし、ホームページや広告に素晴らしいことが書いてあっても、実態とは違うことがあります。

カウンセリングの質が、1つの目安となります。

カウンセリングがいい加減で、疑問点を質問してもちゃんと答えてくれないようなクリニックは、技術やアフターケアなどの面でも問題がある場合が多いため、避けた方がよいでしょう。

医学の専門知識がないスタッフがカウンセリングを行って治療メニューを決めているようなところも、同様です。

医師や専門知識のあるカウンセラーが丁寧なカウンセリングを行っているクリニックを選ぶことが重要です。また、カウンセリングの際にどんな医師が手術を担当するのか質問し、できれば実績豊富な医師(美容外科の領域で10年~15年以上の経験がある医師)に担当してもらうようにしましょう。

シリコンバッグ豊胸で乳腺炎を避ける方法

シリコンバッグ豊胸で妊娠時に乳腺炎が生じるのを避けたければ、あまり大きなシリコンバッグは選ばず、ほどほどのサイズにしておきましょう。

カプセル拘縮を避けたければ、カプセル拘縮が起こりにくいタイプのシリコンバッグ(最新型のテクスチャードタイプなど)を選ぶとよいでしょう。

シリコンバッグが変に硬くなっていないか定期的にチェックし、異常を感じたら早めにクリニックに相談するようにすると、カプセル拘縮による乳腺炎を予防するのに効果的です。

ヒアルロン酸豊胸・脂肪注入豊胸でしこりができるのを避ける方法

ヒアルロン酸や脂肪を1度に大量に(1箇所にまとめて)注入するとしこりができやすくなります。医師と相談し、しこりができにくいような適切な量を決めることが重要です。

豊胸後はしこりができていないか定期的に確認し、異常を感じたら早めにクリニックに相談してください。

授乳に影響しにくい成長再生豊胸を選ぶ

成長再生豊胸は、成長因子を注入してバストを思春期の頃のような状態にし、乳腺や脂肪を自然に成長させる豊胸術です。

手術時の組織損傷や術後の炎症・しこりなどのリスクはなく、手術時に感染症が起こる可能性も極めて低いため、最も授乳に影響が出にくい豊胸術と言えます。

授乳への影響をできる限り抑えたいのであれば、成長再生豊胸がおすすめです。

授乳後(断乳・卒乳後)に豊胸する

どうしても不安感が残る場合、授乳期が終わってから豊胸するとよいでしょう。健康であれば豊胸に年齢は関係ありません。

授乳後の豊胸におすすめの方法は?

授乳後(断乳・卒乳後)には、妊娠中に大きくなったバストが急激にサイズダウンします。豊胸を行うのは、サイズダウンが完了してバストの状態が安定してからにした方がよいでしょう。

サイズが変化している途中で豊胸すると、豊胸後に起こるサイズダウンによりバストの状態が変わり、望んでいたバストとは違う状態になってしまうことがあります。

豊胸術は、育児への影響を考慮し、なるべくダメージが少なくてダウンタイムが短いもの(ヒアルロン酸豊胸や成長再生豊胸)を選ぶとよいでしょう。

将来再び出産・授乳することを考えている場合は、授乳への影響が生じにくい成長再生豊胸がおすすめです。

豊胸していると乳がんになりやすい?

乳がんは授乳だけでなく健康全体に影響し、命にも関わる問題です。

豊胸と乳がんの関係について詳しく解説します。

豊胸が原因で乳がんになるということはない

乳がんは、遺伝や女性ホルモン、食生活(高タンパク・高脂肪)、飲酒習慣などの複数の要因が重なって発症すると考えられています。

豊胸が乳がん発症の要因になるということはありません。

すでに乳がんを発症している場合、豊胸で症状が悪化する恐れも

最近の研究によると、ある種の乳がん(トリプルネガティブ乳がん)を発症しているバストにヒアルロン酸を注入した場合、がんの進行を早めてしまう可能性があると言われています。

成長再生豊胸の場合も、成長因子ががん化した細胞の増殖を早めてしまう可能性が考えられます。

これらの可能性がどれくらいあるのか(大きいのか小さいのか)、まだよくわかっていません。心配であれば豊胸前に乳がん検査を受けることをおすすめします。

ヒアルロン酸豊胸・脂肪注入豊胸のしこりは良性

しこりは乳がんの代表的な症状です。乳がんのしこりは「悪性(悪性腫瘍)」であり、次第に大きくなって周りの組織にダメージを与え、他の部位にも転移して病気を広げてしまいます。

ヒアルロン酸豊胸や脂肪注入豊胸でできるしこりは「良性(良性腫瘍)」であり、大きくなって周囲の組織を荒らしたり、他の部位に転移したりはしません。

良性のしこりが悪性化して乳がんになるということもありません。

豊胸していると乳がん検診に影響がある

胸にシリコンバッグを入れている方が乳がんのマンモグラフィー検査を受けると、強い圧迫が加わってシリコンバッグが破損する恐れがあります。そのため、希望しても検査を断れられることがあります。

また、ヒアルロン酸豊胸や脂肪注入豊胸でしこりができていると、乳がんのしこりとの判別が難しいことがあります。判別できない場合、「乳がんの疑いあり」ということになり、はっきりさせるためには精密検査が必要になります。

精密検査ではMRIや乳房の中から細胞や組織を取り出す処置が必要で、保険診療(3割負担)で数千円程度の費用がかかります。

シリコンバッグは検査画像に映り込むので、豊胸していることが知られてしまいます。豊胸でしこりができている場合も、精密検査を受ければ豊胸だとわかります。

豊胸を知られたくないために乳がん検診を避けてしまう方が少なくありませんが、そうすると、乳がんの発見と治療が遅れてしまう恐れがあります。

早期発見・早期治療のため、乳がん検診は積極的に受けるようにしてください。豊胸していることや豊胸の内容(豊胸術の種類、注入した量、場所など)を事前に医師に伝えた方が、スムーズに検査が行え、余計な精密検査を受けずに済みます。

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まとめ

・豊胸手術を受けていても授乳(母乳育児)はできる。

・豊胸手術で乳腺・乳管が傷ついたり、豊胸が原因で胸の中に炎症が生じたりした場合、授乳が難しくなることも考えられる。

・授乳への影響を避けたければ、技術のある実績豊富なクリニックを選び、豊胸の方法を適切に選択し、豊胸後はトラブルが生じていないか定期的にチェックし、異常を感じたらすぐに医療機関に相談すること。成長再生豊胸や授乳後の豊胸もおすすめ。

・豊胸が乳がん発症の原因になることはないが、すでに発症している乳がんの進行を早める可能性はある。

・豊胸でできたしこりは良性で、がん化する恐れはない。

・豊胸していても積極的に乳がん検診を受けることが大切。

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成長再生豊胸には、
成長再生豊胸F成長再生豊胸W
2種類があります。

当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。

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