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公開日2020.04.30最終更新日2020.07.17脂肪注入法

太い下半身、小さなバスト…コンプレックスをすべて解決!20代女性が「脂肪注入」でメリハリのあるカラダに

下半身が太っているのにバストが小さい。女性の体型の悩みのなかでも、これはかなり深刻な状況です。

一般的には、痩せている人より全身の脂肪量が多い人のほうがバストは大きいものです。しかし、若いころから太るときに下半身から脂肪がついていくタイプの人は、全身の体脂肪量が増えてもバストには脂肪がつきにくい傾向にあり、胸は貧弱、下半身はずんぐりとした、非常にバランスの悪い体型になってしまいます。

今回紹介する里中さん(仮名)もこのタイプの人で、長年悩んできました。何度かダイエットにもチャレンジしていましたが、思うような体型にはなれず悔しい思いをしてきたそうです。

そんな里中さんが、下半身痩せとバストアップの両方を叶え、理想のメリハリボディを手に入れることができたのは、脂肪注入法にチャレンジしたからです。同じような悩みを持っている人の参考になるのではないでしょうか。

痩せたいけど痩せられない…悩み続けたコンプレックス

太るのは下半身ばかり。バストは小さいまま…

子どものころから足が太いことを気にしていた里中さん。中学生になって身長が伸びれば、少しは足も細くなるのでは……と期待しましたが、ヒップから太ももにかけての脂肪はさらに増えてしまいました。

下半身が太るわりには、上半身には脂肪がつかず、バストもあまり成長しません。牛乳や豆腐など、バストアップに良いと言われる食べ物を積極的に食べたそうですが、まったく効果なし。中学生のときから、ずっとAカップのバストです。

お母様も同じように下半身が太くバストが小さいタイプだそうで、遺伝的な要素が強いのだと思われます。

自己流のダイエットではまったく効果なし

18歳を過ぎたころから、体型へのコンプレックスはさらに強くなりました。自己流で筋トレをしたり、食事制限をしてみるのですが、なかなか下半身は痩せません。もちろんバストサイズも変化なし。

スキニーパンツが流行しても、太ももとヒップがパツパツなのに、ウエストは余ってしまうといった具合で、見るも無残。スーツを買う際には、上下で異なるサイズを選ばなければなりません。友人たちがおしゃれを楽しむのを横目に、常に体のラインを隠す洋服を選ぶ自分が、情けなくて仕方なかったと里中さんは当時を振り返ります。

一念発起してダイエットを…でもバストはますます貧弱に

パーソナルトレーナーの指導を受けてみたが、太ももは痩せない

アルバイトをして、ジムのパーソナルトレーニングや栄養指導も受けました。確かに体重は減り、ヒップは小さくなっていきましたが、太ももは理想的なサイズにはなりません。

そのうえ、上半身はさらに脂肪がなくなり、肋骨が浮き出るくらいに痩せてしまいました。バストはもちろん小さなまま。トレーナーには大胸筋を鍛えて、バストを上に持ち上げれば形の良いバストになると指導され、必死にトレーニングをしましたが、やればやるほどバストが小さくなっていくように感じられたそうです。

なぜ、太ももだけが痩せなかったのか

パーソナルトレーナーに責任はないのですが、里中さんの場合、負荷の大きなトレーニングをしたことで、筋肉の組織を硬くさせてしまった可能性があります。子どものころから太ももに脂肪がつきやすかった原因は、骨格、歩き方、立ち方、冷えなど、さまざまな要因が複合的に組み合わさっているはずです。ですから、筋トレをする前に、ストレッチを続けて筋肉や皮膚を柔らかくする、そして冷えを取り体温をアップさせる、姿勢を良くする、などの工夫が必要だったと思われます。

また、トレーニングに加えて、かなりきびしい食事メニューが課せられていたようで、たんぱく質は十分に取れていましたが、炭水化物や脂質が不足していました。その結果、全身の体脂肪率が減少するとともに、バストの脂肪も失われてしまったのです。

このころの体型は、痩せているのに太ももが太い状態で、人生のなかで最悪のボディラインだったと里中さんは言います。痩せれば痩せるほど、太ももの太さが気になりパーソナルトレーニングは終了する決意をしたのです。

太ももの脂肪をバストに…2つの悩みを「脂肪注入」で解決

どうせなら太ももとバスト、両方をメイキング

食事、トレーニングでうまくいかなければ、あとは脂肪を除去するしかない。そう決心した里中さんは「脂肪吸引」の希望で南クリニックに来院されました。

来院時はトレーニングをやめてから数ヵ月経過しており、太ももの脂肪がかなり目立つ状態でした。それにも関わらずバストはAカップで、肋骨も透けています

カウンセリングでバストについてはどう考えているかを里中さんに尋ねると「気にはなっていますが、まずは太ももを何とかしたい」とうつむきます。

そこで、クリニックのスタッフが「どうせ、脂肪吸引するなら、その脂肪をバストに入れてはどうでしょうか。太もも痩せと豊胸を同時に行えますよ」と話すと、里中さんは突然顔を上げ「本当ですか? そんなことができるのですか?」と必死の顔つきになりました。

これまで「痩せる」ことに関しては美容クリニックの助けを借りようと思ってはいたものの、豊胸はまったく頭になかったのだそうです。

仕上がりイメージを念頭に、慎重にデザインを決めていく

「すぐにでも施術を受けたい!」と希望され、早速施術日の予約を行い、術前検査を受けました。施術当日までのあいだ、里中さんにはダイエットはしないようにお願いしました。バストがこれ以上小さくなるのを防ぐためです。

施術の日は、やや緊張の面持ちで来院されました。受付を済ませると、まずはボディのデザインを決定します。バストに関しては、どんな形が好みか、最終的にどれくらいの大きさが理想なのかを伺い、脂肪を注入する部位を決めていきます。脂肪吸引の部位に関しては、さらにシビアにデザインをしていきます。今回は、太ももの裏側から内側にかけてと、ヒップの外側から太ももの外側の脂肪を吸引していきますが、仕上がりを美しくするためには、カニューレをどこから入れて、どう動かしていくかが重要です。

骨格やヒップ、ひざ下の脂肪量などを細かく観察したうえで、吸引する範囲を里中さんに説明しました。

細いカニューレで脂肪吸引する理由とは

全身麻酔を実施し脂肪吸引からスタートです。かなり広範囲から脂肪を吸引しますが、カニューレを入れる部位は左右の足とも1ヵ所につき数ミリ程度。ヒップと太ももの境で隠れる部分から挿入していきます。使用するカニューレはできるだけ細いものを選択します。そのほうが粒の小さな状態で脂肪を採取できて、より新鮮なまま素早く加工ができます。また、術後の痛みを和らげる効果にもなります。

挿入したあとはカニューレの先を動かしながら吸引を続けます。短時間で済ませようと、一か所から大量に吸引してしまうと仕上がりのデザインに影響が出ます。慎重に、それでいてできるだけ短時間で。この作業は熟練の技とセンスがモノを言います。

吸引した脂肪はすぐに加工を開始します。加工方法はクリニックごとに異なるのですが、南クリニックでは最大限の生着率を目指し、現時点でもっとも有効と思われる加工を施しています。

いよいよバストへの注入段階です。このときも細いカニューレを使用します。そしてできるだけ細かく、ばらばらに、さまざまな層へ注入をしていきます。皮膚直下、皮下脂肪内、乳腺直上、乳腺下脂肪組織内、大胸筋筋膜直上といった具合です。

この工程をいい加減に行うと、脂肪の生着率が下がりますし、思い描いていたバストの形に仕上がらなくなります。

スリムなジーンズにピタッとしたニット。まるでモデルさんのよう

半日の施術を終えて、自宅へ戻った里中さん。吸引した太ももは1週間程度鈍痛が続きましたが、鎮痛剤で十分対応できたそうです。バストの腫れは3日後くらいが一番強く、そのときは硬くなったバストに不安を覚えたそうですが、徐々に柔らかくなり、3か月後には見事、Cカップのバストが完成しました。

3ヵ月後の来院時には、細いシルエットのジーンズにピタッと体にはりつくニットを着ていらっしゃいました。どちらも見事に決まっていて、モデルさんのようです。メリハリボディとはこのことだと感じました。

さらにうれしい報告がありました。素敵な彼ができたそうです。理想のボディを手に入れた里中さんは、表情が明るくなり、施術前より一段と美人に見えます。自分に自信を持つことが、どれだけ人生を楽しくするか、里中さんは改めて私たちに教えてくれた患者さんでもありました。

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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。

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