キャベツはバストアップに効果的と聞きました。本当ですか？

結論から言うと、キャベツでバストアップは現実的ではありません。

キャベツには、ボロンと呼ばれる栄養素が含まれています。ボロンは女性ホルモンと同様の働きをするため「豊胸に効果的」などと雑誌などで特集されるなど、一時、話題になりました。

しかし、ボロンは体に必要な分だけが吸収され、そのほかは尿として排泄されます。男性に対しての試験になりますが、静脈内投与をして120時間後には99％が体外へ排出され、経口投与でも90％以上が尿中へ排泄されました。このことから、キャベツだけでバストアップをかなえるのは難しいと言えるでしょう。

ラットの生殖毒性試験では500ppmのボロンを投与して60日経過しても毒性を示すことはありませんでした。ラットよりもはるかに大きい人間だと毒性を示すために必要な量も多くなります。キャベツに含まれているボロンの含有量が17〜176ppmのためキャベツからボロンを大量に摂取することは難しく、キャベツを適切量食べる分には問題ありません。

ボロンが摂れるサプリメントもあります。ボロンは健全な骨の形成やエネルギー代謝、脳機能に対して重要な働きをするミネラルであるため、不足すると健康に影響を及ぼす可能性があります。

しかし、WHO（世界保健機構）はボロンの安全な摂取量は1日に1〜13mgとし、食料と飲料から0.8〜2.1mgほど摂取されています。そのため、栄養バランスのとれた食事をとって健康的に過ごしている方がボロン欠乏に陥ることはほぼありません。しかしサプリメントによって過剰症になる可能性は十分考えられるので、摂取には注意が必要です。

バランスのとれた食事と適度な運動習慣が重要です。バストアップに期待できるとされているボロンはキャベツやりんご、アーモンドなどの野菜や果物に多く含まれています。また、女性ホルモンに似た働きをすることで有名なイソフラボンは大豆に多く含まれています。

健康的な生活習慣はスタイル維持には必要不可欠なため、生活習慣が乱れていると感じる方は改善したほうがいいでしょう。

バストアップサプリメントや食事だけではバストアップするのは難しいでしょう。また、シリコン挿入などの豊胸手術だとダウンタイムも長く、自然な胸にはなりにくいデメリットがあります。

しかし、「成長再生豊胸」は、成長因子を乳房の脂肪組織に注射するだけなのでダウンタイムも少なくバストアップの効果も高いので胸のサイズにお困りの方は相談してみてください。