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公開日2022.12.24最終更新日2022.12.23脂肪注入法
脂肪注入法に向いている人とは?バストアップに有効な脂肪を解説【Youtube】
痩身や脂肪注入豊胸のために脂肪吸引をする際に、患者さんが思っているほど脂肪が取れないことが少なくありません。
実は、脂肪には吸引できるタイプとできないタイプがあり、脂肪の付き方によって脂肪吸引量が違ってくるのです。
目次
脂肪吸引・脂肪注入豊胸に向いている脂肪の付き方とは?
体のなかで脂肪がつきやすい部位と言えば、お腹周り、お尻、太ももなどですが、お腹周りは面積が広いこともあり、とくに脂肪が取れやすそうな部位です。
しかし、脂肪の付き方によってはあまり脂肪が取れないことがあります。
取れる脂肪というのは、わかりやすく言うと「指でつまめる脂肪」です。例えば、二の腕やお尻、太もも、ふくらはぎなどの脂肪は、指でつまめる「取れる脂肪」です。
一方、お腹の脂肪は、表面の方しかつまめないことがあります。お腹が2段、3段になっている状態だと、段になっている箇所(下の腹に乗っかっている部分)は、つまめます。この段になった部分の厚みが多ければ、かなりの量を吸引できると考えてよいでしょう。
しかし、段にならず、ボコンと張り出しているお腹(キューピーちゃんのようなお腹、いわゆる「太鼓腹」)の場合、表面の方しかつまめません、脂肪吸引で取れるのは表面の脂肪だけで、その奥は吸引できないのです。
脂肪吸引できる脂肪とできない脂肪の違い
脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があり、どちらの脂肪が多いかでお腹周りの脂肪の付き方が変わってきます。
皮下脂肪と内臓脂肪の違い
皮下脂肪は皮膚のすぐ下にある脂肪です。
皮下脂肪の下には筋肉の層があり、お腹周りの場合、筋肉の下には胃や腸などの内臓が収まった空間があります。脂肪は内臓の周りにもつきます。これを内臓脂肪と言います。内臓脂肪は筋肉の奥にあるので、指でつまめません。
焼き肉などで食される「ホルモン」は牛や豚の内臓(腸・胃袋など)ですが、部位によってはかなり脂身のついたものがあります。あの脂身は牛や豚の内臓脂肪です。あのような感じで、人間の内臓にも脂肪がつきます。
脂肪の量が同じでも、皮下脂肪の割合が多いと柔らかい2段腹、3段腹になり、内臓脂肪の割合が多いとボコンと張り出した太鼓腹になります。
男性の肥満はほとんどが内臓脂肪型肥満(内臓脂肪の比率が多い肥満)と言われています。女性でも内臓脂肪型肥満の方がかなりいます(年齢とともに多くなる傾向があります)。
吸引できるのは皮下脂肪だけ
美容外科手術で吸引したり除去したりできる脂肪は、皮下脂肪だけです。
脂肪吸引をする場合、カニューレという金属製のストローのような管を肌の中に差し込んで脂肪を吸い出します。脂肪溶解注射では、脂肪を溶かして破壊してしまう効果を持つ薬剤を注射します。皮下脂肪は皮膚のすぐ下にあるので、カニューレや注射針を安全に皮下脂肪まで差し込むことができます。
一方、内臓脂肪にカニューレや注射針を入れるのは非常に危険です。腹膜(臓器を包む膜)が傷つき、腹膜炎や大量出血が生じてしまいます。したがって、美容外科では内臓脂肪には手をつけません。
病気の治療のために行われる外科手術でも、内臓脂肪を除去するのは簡単なことではなく、大きなリスクが伴います。病的な肥満の場合、胃を小さくする外科手術などが行われることはありますが、内臓脂肪だけを取り除くということは行われていません。
脂肪吸引できない内臓脂肪はどうやってとればいい?
内臓脂肪は外からは取り除けないので、中から減らすしかありません。つまり、ダイエットするしかないのです。
とはいえ、内臓脂肪のほうが皮下脂肪に比べてダイエットで減らしやすいという性質があるので、脂肪吸引による皮下脂肪の除去とダイエットを組み合わせことで効果的に痩せることができます。
また、姿勢をよくする(猫背や前かがみの姿勢を矯正する)ことで、同じ脂肪量でも痩せて見えるようになることがあります。とくに座ったときなどに、姿勢が悪いとお腹の脂肪が集まって、太って見えます。姿勢をよくするとお腹が比較的平らになり、脂肪が目立ちません。
あまり脂肪が取れない人がバストアップする方法
脂肪注入豊胸では取れる脂肪の量によってバストアップのサイズが制限されます。皮下脂肪が少なくてあまり脂肪を取れない場合、脂肪注入豊胸と成長再生豊胸を組み合わせる方法がおすすめです。
成長再生豊胸は成長因子を注入してバストの発育を促す豊胸術です。成長因子にはバストの脂肪や乳腺を増やす効果があります。脂肪注入豊胸だけでは十分にバストアップできない場合でも、成長再生豊胸で脂肪を増やすことで、さらにバストアップさせることができます。
成長再生豊胸だけでもバストを大きくできるのですが、バストにある脂肪の量が多いほど成長因子の働きが高まるので、脂肪注入豊胸との組み合わせはバストアップにとくに効果的です。
まとめ
- 脂肪吸引で取れるのは「指でつまめる」脂肪。
- 2段腹・3段腹のような、「指でつまめる」脂肪がたくさんあるお腹は脂肪吸引しやすいが、太鼓腹のような、あまり指でつまめないお腹は脂肪吸引しにくい。
- 脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があり、「指でつまめる」脂肪は皮下脂肪。
- 皮下脂肪は皮膚のすぐ下にあるのでカニューレで吸引できる。
- 内臓脂肪にカニューレを差し込むと腹膜が傷ついて腹膜炎や大量出血が発生するので、内臓脂肪は吸引できない。
- 内臓脂肪はダイエットで落としやすいので、脂肪吸引とダイエットを組み合わせるとよい。
- 脂肪があまり取れない人がバストアップするには脂肪注入豊胸と成長再生豊胸の併用がおすすめ。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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