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公開日2021.07.02最終更新日2021.08.20脂肪注入法
医師が解説!「脂肪注入法」のダウンタイムの過ごし方
脂肪注入法はバストアップとシェイプアップが一度にできる、女性にはうれしい豊胸術ですが、脂肪吸引の過程があるため体に負担がかかりやすいのは事実。
そして、術後のダウンタイムは行動がある程度制限されますし、過ごし方にも少々注意が必要です。
目次
脂肪注入法のダウンタイムの過ごし方には注意が必要
触り心地も見た目も自然な脂肪注入法。脂肪注入法はお尻や太ももから吸引した脂肪をバストに注入することでシェイプアップとバストアップを一度に実現できるため、幅広い年齢層の方から人気があります。
通常、バストアップとシェイプアップは両立しないので、メリハリのあるボディを目指している場合にはうってつけであり、まさに女性のわがままに応える豊胸術だと言えるでしょう。
しかし、シリコンバッグ挿入法やヒアルロン酸注入法と違い、脂肪注入法は脂肪吸引と脂肪注入の2つの過程があります。つまり、施術の数が1つ多い分、それだけ体に負担がかかってしまうため、ダウンタイムの長さや過ごし方が気になっている方も多いのではないでしょうか。
実際、脂肪注入法を受けた方からは「ダウンタイムが大変だった」「ダウンタイム中は自由に行動できない」といった声も聞こえてきます。
事実、脂肪吸引の際はカニューレ(医療用の管)を何度も出し入れして脂肪を採取するので術後は相応の痛みや腫れ、内出血が出ます。このため、傷を治して凸凹のない、きれいな肌表面にするためにはダウンタイム中に傷の治癒を阻害するような行動は控えなければなりません。
また、注入した脂肪をバスト内に定着させるには、一定期間医師からの指示を守って生活する必要があります。
このようなことから、脂肪注入法は「ダウンタイムの過ごし方には少々注意が必要な豊胸術」といわれるのです。
脂肪注入法のダウンタイムの過ごし方
脂肪注入法は、注入した脂肪がバスト内で定着し、吸引による傷跡がきちんと治ってこそ成功と言える豊胸術です。そのためにはバスト内の脂肪に十分な栄養と酸素が行き渡り、傷跡が早く治るような生活習慣を術後しばらくは続けることが大切です。
なお、ダウンタイムの長さは術後の経過次第で前後しますが、脂肪の定着まで考慮すると大体3ヵ月が目安となるので覚えておきましょう。
施術当日~2週間
日常生活
施術から1週間程度までは痛みと腫れで体の動きが制限されますので、施術から3日はお仕事をお休みしましょう。
また、脂肪を定着させるためには脂肪に栄養と酸素を運ぶ毛細血管を張り巡らす必要があるため、血管が作られにくくなるようなバストへの圧迫は厳禁です。したがって、うつ伏せで寝ないように注意してください。
また、この時期は痛みでつらい時期ではありますが、食事はしっかりいただくように心がけましょう。飲酒は術後1週間を過ぎたあたりから可能です。
スポーツ・レジャー
脂肪の定着を妨げる原因となりうる激しいスポーツは控えてください。レジャーもこの時期は我慢しましょう。
入浴
施術当日は入浴を控えてください。翌日からはシャワーでの入浴のみ可能です。湯船への入浴は術後1週間頃から可能ですが、痛みや腫れが強いと感じる場合は念のため控えましょう。
下着の着用
術後1週間はブラジャーの着用を控えましょう。バストを圧迫するブラジャーを着用すると痛みが強くなりますし、血流が滞りがちになって脂肪が定着しにくくなってしまいます。
術後2週間目あたりからはバストを締め付けない、ゆったりとしたブラジャー(ノンワイヤーの自宅用ブラジャーや緩めのスポーツブラジャーなど)であれば着用可能です。
3週間~1ヵ月
日常生活
痛みや腫れがだいぶ引いて動きも楽になってきますが、バストの脂肪が確実に定着するまであともう1~2ヵ月ほどかかるので、引き続き激しい動きは控えるように心がけましょう。
スポーツ・レジャー
激しいスポーツは控えましょう。レジャーについては、映画や美術鑑賞などインドア系であれば構いません。
入浴
特に問題なく入浴できます。
下着の着用
この時期もやはりゆったりとしたブラジャーを着用しましょう。
2ヵ月~3ヵ月
日常生活
痛みや腫れはほとんど引いている時期なので、より自由に行動できるようになります。バストを圧迫するようなことでなければ、施術前と同じ生活に戻って大丈夫でしょう。
うつ伏せ寝はなるべく控えてください。
スポーツ・レジャー
動きが激しいスポーツ以外はスタートさせても良いでしょう。レジャーについても、ピクニックやレジャーランドへのお出かけであれば大丈夫です。
入浴
特に問題なく入浴できます。
下着の着用
豊かになったバストをブラジャーでしっかりバストメイクしたくなる時期ですが、まだ脂肪が完全には定着していません。締め付け感のあるワイヤー入りのブラジャーの着用は控えましょう。自由に下着を選べるようになるのは3ヵ月を過ぎた頃です。
施術当日~3ヵ月共通の注意点
医師の指示通りアフターケアを行う
脂肪注入法では術後に脂肪吸引部の圧迫や、マッサージのアフターケアがあります。傷跡の早期治癒と見た目の回復のために必要なケアなので、医師の指示にしたがって必ず行ってください。
喫煙とダイエットは控える
喫煙すると血行が悪くなり、脂肪の定着の妨げになります。本来であれば豊胸を機に今後も禁煙してもらいたいところですが、どうしてもできない場合はせめて、ダウンタイム中だけは禁煙してください。
そして、ダウンタイム中はダイエットも中止です。十分な栄養を摂らなければバストの脂肪がしっかり定着できません。
術後のダウンタイムを短くしたいなら「成長再生豊胸」の検討を
繰り返しますが、脂肪注入法は術後の生活・行動がある程度制限されるうえ、ダウンタイムは長め、痛みも強く出ます。
もちろん、それだけのメリットも十分ある豊胸術ですが、「ダウンタイムはできる限り短く、痛みも最小限にしたい」と思われる場合は、注射のみの施術で体に負担がかからず、さらにバストアアップ効果が半永久的に続く南クリニックの成長再生豊胸を検討してみてはいかがでしょうか。
成長再生豊胸とは、バスト内の皮下脂肪や乳腺組織を増やす成長因子をバストに注入して、人工物の挿入に頼らない本物の「自分のバスト」を作り上げる豊胸術です。
脂肪注入法のように脂肪吸引や脂肪の移植の工程がないため、ダウンタイム・痛みはほとんどなし。体に優しく、術後の生活にも支障が出にくいので、どんなときでもアクティブに活動したい女性におすすめです。
まとめ
・脂肪注入法はダイエットとバストアップが一度にできる豊胸術。施術過程が2つあるため体に負担がかかりやすく、ダウンタイムの過ごし方にも注意が必要
・脂肪注入法のダウンタイムはトータルで3ヵ月に及び、その間は安静を心がけてスポーツは避ける時期があったり、下着の種類や寝る姿勢は限定されるなど生活・行動に様々な制限がかかる
・脂肪注入法はダウンタイムが長く、術後の痛みも強め。ダウンタイム中の不便さをできる限りスキップしたい場合は、成長再生豊胸を検討するのも手
・成長再生豊胸なら脂肪を増やす成長因子をバストに注入するだけなので、ダウンタイム・痛みはほとんどない。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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