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公開日2023.05.01最終更新日2023.06.05垂れ乳
垂れた胸を上げる方法はある?垂れ乳の原因や予防・改善方法を解説

年齢を重ねるにつれて、女性の胸は徐々に垂れ気味になっていきます。産後や大幅なダイエットの後には、垂れが急に進むことがあります。
「垂れた胸(垂れ乳)」はどんな女性でも遅かれ早かれ直面する問題です。
今回は、胸が垂れる原因や垂れ乳の予防方法、改善方法について解説します。
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目次
胸が垂れる原因
胸が垂れる主な原因はクーパー靱帯のたるみと乳腺の縮小です。
クーパー靱帯のたるみ
クーパー靱帯はバストを上向きに支える働きをしており、クーパー靱帯のたるみはバストが垂れる最も大きな原因です。
バストの中身は主に乳腺と脂肪でできています。乳腺は母乳を作る器官です。
女性は思春期になるとエストロゲンやプロゲステロン(ともに女性ホルモンの一種)が増え、それがきっかけとなって乳腺が発達し、バストの中に枝分かれして広がっていきます。乳腺の周りに脂肪も発達し、バストが徐々に膨らみます。
乳腺の発達とともにクーパー靱帯も成長します。クーパー靱帯はコラーゲンなどでできた結合組織で、乳腺を胸筋や皮膚につなぎとめ、重力に逆らってバストを上向きに保つ働きをします。
年齢を重ねるとクーパー靱帯には徐々にダメージが蓄積し、たるみが生じます。クーパー靱帯がたるむとバストを支える力が弱まり、胸が垂れます。
バストが大きくなると、それに合わせて皮膚やクーパー靱帯が伸びます。クーパー靱帯は伸びることはあっても元通りに縮むことはないので、バストが小さくなると余りが生じ、余りの分だけたるみます。
バストサイズが少々変化したくらいではクーパー靱帯はほとんどたるみませんが、産後や20kgを越えるようなダイエットをしたときなど、バストサイズが大幅に変化した後には、クーパー靱帯がかなりたるんで、胸の垂れが急に進むことがあります。
乳腺の縮小
40代になるとエストロゲンの濃度が低下し、乳腺が徐々に縮小します。
その結果、脂肪の割合が増えます。乳房は脂肪の割合が多いほど垂れやすいという性質があります。
バストの中にはクーパー靱帯と乳腺がつながってできる「網」があり、それが脂肪組織を支えています。
乳腺が縮小するとこの網が緩くなります。脂肪は柔らかいので、網が緩むとだらりと垂れ下がり、バストの垂れを引き起こします。
40代以降はクーパー靱帯のたるみと乳腺の縮小が加わってバストが垂れやすい状態となり、とくに閉経後には垂れが急速に進みます。
垂れ乳の予防方法
垂れ乳を予防する方法として、大胸筋の筋トレ、マッサージ、バストアップクリーム、バストアップサプリなどがよく紹介されますが、実際には予防効果はありません。
豊胸術の一種である成長再生豊胸は、乳腺やクーパー靱帯を発達させることで垂れ乳を予防することができます。
筋トレ
「乳房の土台である大胸筋を鍛えれば、バストを支える力が強まって、垂れ乳の予防ができる」と言われます。
確かに、乳房は大胸筋の上に乗っています。しかし、大胸筋が支えているのは乳房の根元だけです。大胸筋をいくら鍛えても、乳房の膨らみは支えられません。
バストマッサージ
マッサージをすると、一時的に血やリンパの流れを改善したり、心身をリラックスさせたりする効果があります。
血やリンパの流れが改善すれば、バストに栄養が行き届きやすくなり、老廃物を排出しやすくなります。その結果、バストの発育を促進し、垂れの予防につながると言われます。
しかし、血流改善などの効果は一時的なものに過ぎず、定期的にマッサージを続けても、バストの発育に影響を与えるほどの効果はありません。
バストアップクリーム
バストアップクリームには「①保湿成分」「②肌の弾力のもととなる成分」「③エストロゲンと同じような働きをする成分」が配合されています。エストロゲンはバストの発育に欠かせない物質なので、③の成分にはバストアップ効果があるとされます。
バストアップクリームが浸透するのは角質層(肌の一番外側)までです。肌の弾力は角質層よりも深いところにある真皮で作られますが、②の成分はそこまで浸透しないので、肌の弾力を改善することはできません。
③の成分も乳腺や脂肪があるところまで届きません。仮に届いたとしても、バストアップ効果は期待できません。バストの発育には女性ホルモンだけでなく成長因子も必要で、大人の女性のバストには乳腺やクーパー靱帯の成長因子が欠けているためです。
結局、バストアップクリームの効果は保湿効果だけということになります。保湿だけではバストを大きくしたり垂れを予防したりすることはできません。
バストアップサプリ
バストアップサプリには「①肌の弾力のもととなる成分」や「②エストロゲンと同じような働きをする成分」が含まれます。
サプリを摂取しても、①の成分(コラーゲンなど)がそのまま肌の成分になるわけではありません。①の成分は胃や腸で分解されて別の物質になってから身体に吸収されます。
それが肌の成分を作る素材として使われることはあるかもしれませんが、肌の成分を作るためには多種多様な物質の働きが必要なので、特定の成分だけたくさん摂取してもとくによい影響はありません。
バストアップサプリには大豆やプエラリア・ミリフィカなどの植物が含まれており、これらが胃・腸で吸収・分解されるとエストロゲンと同じ働きをする物質(大豆イソフラボンなど)ができます。
その結果、体内のエストロゲンが増えたのと同じ結果となりますが、バストアップクリームのところで説明したとおり、それだけではバストは発育しません。
また、ホルモンはバランスが非常に重要なので、バストアップサプリでエストロゲンが過剰になると生理不順や不正出血などの副作用が生じます。
成長再生豊胸
成長再生豊胸は成長因子を注入してバストを思春期の頃のような状態にし、乳腺、脂肪、クーパー靱帯の発育を促す豊胸術です。
他の豊胸術は異物(シリコン・ヒアルロン酸・自分の脂肪)をバストに詰めて大きくするだけですが、成長再生豊胸では乳腺・クーパー靱帯を発達させることができるので、垂れ乳の予防につながります。
垂れた胸を上げる方法
大胸筋の筋トレ、バストマッサージ、バストアップクリーム、バストアップサプリなどは垂れた胸を改善する方法としても紹介されますが、先ほど解説したことからわかるように、実際にはそうした効果はありません。
垂れた胸を上げる方法には、豊胸術でバストの中身を増やして垂れを目立たなくする方法と、垂れそのものを改善する方法(乳房吊上術・乳房縮小術・エンブレイスRF)があります。
乳房吊上術では、乳輪周辺の皮膚を切除して縫い縮め、乳輪の位置を持ち上げます。乳房縮小術では皮膚だけでなく乳腺、脂肪も切除して、乳房を小さくしながら乳輪を上向きにします。
いずれも大がかりが外科手術を伴うので、身体へのダメージが大きく、傷跡が残るという欠点があります。
エンブレイスRFはこうした難点を克服した最新の治療法です。
エンブレイスRFでは、細長い針の形をした電極を肌のなかに差し込んで内側から高周波を照射し、たるんだクーパー靱帯や皮膚を引き締めます。
バストの外側から高周波を照射するタイプの施術もありますが、外側からでは高周波のエネルギーをうまくバスト内部に届けることができません。
エンブレイスRFでは電極を差し込んで内側から高周波を照射するので、効率よくクーパー靱帯を引き締められます。
針を差し込むだけなので、身体へのダメージは少なく、傷跡も残りません。
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まとめ
- 胸が垂れる原因はクーパー靱帯のたるみと乳腺縮小。
- クーパー靱帯は加齢、出産、大幅なダイエットによりたるむ。
- 40代以降は乳腺縮小が進み、胸が垂れやすくなる。
- 大胸筋の筋トレ、バストマッサージ、バストアップクリーム、バストアップサプリには垂れ乳の予防・改善効果はない。
- 垂れ乳の予防・改善には成長再生豊胸とエンブレイスRFがおすすめ。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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当院には、
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