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公開日2023.02.16最終更新日2024.07.05垂れ乳
クーパー靭帯は鍛えられる?垂れ乳を防ぐストレッチの方法とは
筋トレを続ければ引き締め効果が感じられるお腹やお尻のように、クーパー靭帯も鍛えればバストの位置もキープでき、下垂を防止できるものなのでしょうか。
ここではクーパー靭帯を鍛えることの可否を中心に、バストの下垂を防ぐ大胸筋のストレッチ方法についても解説します。
目次
クーパー靭帯は鍛えられるのか?
お腹やお尻、太ももは、たるみや太さでお悩みの方が多いものの、継続して筋トレを行うことで徐々に引き締め効果を実感できるものです。
それでは、クーパー靭帯を鍛えればバストがリフトアップするのでしょうか。
クーパー靭帯は筋肉ではないので鍛えようがない
クーパー靭帯は大胸筋という胸部の土台となる大きな筋肉とつながっているため、「もしかしたら筋トレで鍛えられるのでは?」と思われるかもしれませんが、
結論から言ってしまうと、クーパー靭帯を鍛えることはできません。そもそも、クーパー靭帯は筋肉ではないので鍛えようがないのです。
なお、クーパー靭帯は大部分がコラーゲン線維で構成されている組織。しかも、一度伸びてしまうと元に戻らない性質を持っています。
大胸筋を鍛えればリフトアップする?
では、クーパー靭帯ではなく、大胸筋はどうでしょう。巷には「大胸筋を鍛えれば垂れたバストをリフトアップできる」との情報が出回っているのですが、これも厳密に言えば、大胸筋を鍛えることにより直接的にバストが持ち上がるのではありません。大胸筋を鍛えると胸の上部に筋肉が付き、胸をしっかり張れるようになるため、「バストを多少上向きに見せることができる」ということなのです。
バストの大敵・猫背には大胸筋のストレッチが有効
バストが垂れる要因は加齢によるクーパー靭帯の老化ですが、それ以外ではバストに負担がかかる習慣が挙げられます。代表的なのは猫背で、前傾気味の姿勢を続けているとバストに大きな負担がかかり、クーパー靭帯が非常に伸びやすくなってしまいます。傾斜の深い坂道であればあるほど、その上にあるボールは重力の強い影響を受けて勢いよく転がっていくのと同じと言えるでしょう。
猫背の改善はバストの下垂防止の第一歩と覚えておいてください。
なお、猫背は多くの場合、長時間のデスク作業やスマホ使用で大胸筋がこわばってしまうことに起因しますから、バストの下垂を防ぐには大胸筋をストレッチで伸ばして胸を張り、いい姿勢をキープできる状態にしておくことが大切です。
大胸筋をしっかり伸ばすストレッチ方法
これからご紹介する大胸筋を伸ばすストレッチは、自宅や職場で簡単に取り組めるものです。姿勢崩れや上半身のコリが気になったときは積極的に行いましょう。
壁ストレッチ
壁の横に立ち、手のひらと肘を壁に付けます。そしてその状態のまま上半身を前方へぐっと突き出してください。胸や腕の付け根が伸びているのを感じられたらそれでOKです。余裕があれば前方だけではなく、体を反対側(右手と右肘を壁に付けている場合は左へ)に反らしてみましょう。筋肉が一層伸びて上半身がすっきりします。
手組みストレッチ
手を背中の後ろで組み、そのまま上へ上げながら、深呼吸するときのように胸を突き出します。組んでいる手の向きは内側でも外側でも構いません。立ったままでも座ったままでもできるので、気が向いたときに実践してみましょう。
きれいなバストを維持したいなら筋トレ・有酸素運動のやりすぎに注意!
姿勢をよくするためにはストレッチ以外にも、胸の前に手のひらを合わせてぐっと力を入れて押し合う「合掌筋トレ」をはじめとする大胸筋の筋トレもある程度は有効です。前述の通り、大胸筋を鍛えたからといってバストが持ち上がるわけではありませんが、あくまで猫背対策の一環としてはそれなりの効果があるからです。
しかし、鍛えすぎるとバストの脂肪が燃えてサイズダウンしてしまう可能性があるため、トレーニング頻度は3日に1回程度に抑えましょう。
また、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動のやり過ぎにも注意してください。
軽いジョギングやウォーキングはストレスや浮腫みの解消に効果的なので「気が向いたらやっている」という方が多いのですが、やり過ぎるとバストの脂肪が落ちてサイズダウンしますし、バストが上下に激しく揺れる動きが長時間続くとクーパー靭帯がダメージを受けて伸びやすくなってしまいます。
筋トレは筋肉が付きすぎない程度、有酸素運動は疲れを次の日に持ち越さない程度に抑え、走るときはホールド力にあるスポーツブラを必ず着用してくださいね。
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まとめ
・クーパー靭帯は筋肉のように筋トレで鍛えられない。
・クーパー靭帯は大部分がコラーゲン線維で構成されており、一度伸びてしまうと縮んで元に戻らない性質がある。
・大胸筋を鍛えてバストをリストアップすることはできない。ただし、筋トレで上部の大胸筋を増やして胸をしっかり張れるようになれば、バストを上向きに見せることができる。
・猫背はバストに負荷がかかり、バストの下垂につながりやすいので改善した方がよい。
・大胸筋がこわばると猫背になってしまうため、大胸筋をストレッチで伸ばすことが大切。壁ストレッチや手組みストレッチはどこでも気軽に実践できるのでおすすめ。
・大胸筋を鍛える場合、やりすぎるとバストの脂肪が燃えてサイズダウンしてしまう可能性があるため、トレーニング頻度は3日に1回程度に抑える。
・有酸素運動もやり過ぎるとバストの脂肪が落ちてサイズダウンするうえ、バストが上下に激しく揺れる動きが長時間続くとクーパー靭帯がダメージを受けて伸びやすくなるので注意する。
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