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公開日2023.04.23最終更新日2023.07.31垂れ乳

産後の胸を大きくしたい!卒乳ママに効果的な8つのバストアップ方法

産後にはバストがしぼんだり垂れたりするのが普通です。急な変化に大きなショックを受け、何とか胸を大きくしたいと考える方が多いようです。産後の胸を大きくしたい方に向けて、メディアではたくさんの方法が紹介されています。

今回は、産後に胸がしぼむ原因や産後の胸を大きくする方法について解説します。

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産後に起こるバストの変化

体の自然な働きにより、妊娠から出産まではバストサイズが大幅にアップし、産後(断乳・卒乳後)には急速にバストが縮みます。

妊娠から出産までのバストの変化

妊娠するとプロラクチンというホルモンが増え、授乳に向けて乳腺が発達し、バストは2カップ程度(人によってはそれ以上)大きくなります。プロラクチンは母乳の分泌にとって欠かせないホルモンです。プロラクチンの濃度は分娩直前にいったんピークに達します。

産後の変化①:バストがしぼむ

母乳による直接授乳を行わない場合は、分娩後にプロラクチンの濃度が急激に低下し、妊娠前の濃度に戻ります。プロラクチンが少なくなるにしたがって乳腺は縮小し、バストサイズは妊娠前と同程度に(人によっては妊娠前より小さく)なります。

直接授乳を行うと、赤ちゃんが乳首に吸い付く刺激が脳に伝わり、一時的にプロラクチンが大量に分泌され、濃度が上がります。授乳していない間はプロラクチンの濃度が徐々に下がりますが、授乳を行う度にプロラクチンの濃度が復活するので、乳腺は縮小せず、バストサイズは維持されます。

断乳・卒乳後には、赤ちゃんによる刺激がなくなってプロラクチンが分泌されなくなり、急速に濃度が低下して、直接授乳を行わなかった人と同じようにバストがしぼみます。

産後の変化②:バストが垂れる

バストのような柔らかい膨らみが前に突き出していれば、重力に引かれてお腹の方まで垂れてしまいそうですが、そうならないのはバストの中に張り巡らされていているクーパー靭帯のおかげです。

クーパー靭帯が乳房の中身(乳腺や脂肪)を支えてくれるおかげで、バストは上向きの形を保っています。

妊娠したり太ったりしてバストが大きくなると、クーパー靭帯はそれに合わせて伸びます。クーパー靭帯は伸びることはあっても縮むことはないので、いったん大きくなったバストが再び小さくなると、クーパー靭帯が余って、たるみが生じます。

その結果、バストを支える力は弱まり、バストが垂れてしまいます。出産前後はバストサイズが大幅に変化するので、どうしてもクーパー靭帯のたるみができやすく、大半の女性が産後にバストの垂れを経験します。

産後の変化③:バストの張りがなくなる(しわしわになる)

妊娠によりバストが大きくなると、クーパー靭帯と同様に皮膚も伸びます。産後にバストがしぼむと、皮膚が余ってたるんだり、しわしわになったりすることがあります。

皮膚の余りは新陳代謝により時間とともに改善しますが、たるみやしわが多少残ってしまうケースもあります。

産後の胸を大きくしたいならどれが効果的?8つの方法を検証

産後のバストアップ法として様々なものが紹介されています。それぞれの実際の効果を医学的に検証します。

産後のバストアップ法①:筋トレをする

大胸筋の筋トレがバストアップ法としてよく紹介されます。大胸筋の筋トレがバストアップに効くとされる理由は2つあります。

①乳房は大胸筋の上に乗っているので、大胸筋を鍛えて盛り上がらせれば乳房のかさ上げができる

②大胸筋には乳房を支えて上向きにする力があるので、大胸筋を鍛えれば垂れを改善できる

女性が筋トレで大胸筋を盛り上がらせるには、激しいトレーニングを長期間続ける必要があり、一般的な女性には非常に困難です。それができたとしても、トレーニングによりバストの脂肪が減り、バストはかえって小さくなってしまうでしょう。

②はまったくの誤解に基づいています。乳房は大胸筋の上に乗っかっているだけで、大胸筋に支えられているわけではありません。したがって、大胸筋を鍛えても垂れを改善することはできません。

産後のバストアップ法②:バストクリームを塗る

「バストアップクリーム」や「バストケアクリーム」と呼ばれる商品がたくさん販売されています。

こうしたクリーム(またはジェル)には3種類の成分が含まれています。

①保湿成分:ボルフィリン。セラミドなど
②肌の弾力のもとになる成分:コラーゲンなど
③女性ホルモンのような働きをする物質を含む成分:大豆、プエラリアなど

肌は表面にある表皮とその下にある真皮でできています。表皮の一番外側にある角質層は、外からの刺激や異物をブロックして肌を守る働きをします。肌の弾力を生んでいるのは真皮にあるコラーゲンなどの線維組織です。

女性ホルモンは卵巣などで作られ、血流に乗って体中に運ばれ、バストでは乳腺や皮下脂肪の発達に欠かせない働きをします。

クリームの成分は角質層までしか浸透しないので、②の成分が真皮のコラーゲンを増やす(=肌の弾力を増す)ことはありませんし、③の成分が乳腺や皮下脂肪を発達させることもありません。

①の保湿成分は効果を発揮するでしょうが、②や③に効果がないのであればバストクリームを使う意味はあまりないでしょう。

産後のバストアップ法③:バストマッサージをする

マッサージには一時的に血液・リンパの流れを改善したり心身をリラックスさせたりする効果は期待できますが、バストアップ効果があるとは考えられません。

バストクリームを塗り込みながらマッサージをするといかにも「バストをケアしている」気にはなれますが、要するに気休めの効果くらいしかないでしょう。

激しいマッサージを習慣的に行うとクーパー靭帯が損傷してバストが垂れる恐れもあります。

産後のバストアップ法④:サイズの合ったブラジャーやナイトブラを着用する

クーパー靭帯は重力やバストの揺れによって少しずつ損傷し、年齢とともに次第にたるんでいくと言われています。

サイズの合ったブラジャーを日常的に着用しているとクーパー靭帯の損傷を軽減できると下着メーカーなどは主張しますが、医学的な根拠は不明です。ブラジャーにはクーパー靭帯を守る力はないとする研究結果もあります。

ブラジャーには脇や背中に脂肪が流れるのを防ぐ効果や、脇や背中の脂肪を胸に固定してバストを大きくする効果があるとも言われますが、医学的にはあり得ない話です。脂肪注入などの移植手術でもしなければ脂肪を別の部位に移動して固定することはできません

産後のバストアップ法⑤:バストアップサプリを摂取する

バストアップサプリにはバストクリームと同じように女性ホルモン成分などが配合されています。

バストアップサプリを飲むと、胃や腸で吸収されて、エストロゲン(女性ホルモンの一種)と同じような働きをする物質が体に入ります。これにより、エストロゲンが多少増えたのと同じことになります。

ホルモンの働きにはバランスが重要で、すでに十分な量のエストロゲンがあるところにサプリ由来の成分が増えてもとくにいいことは起こりませんし、量によっては月経不順・不正出血・発疹・じんましんなどの副作用が生じます。

産後のバストアップ法⑥:栄養バランスのよい食事をとる

栄養バランスのよい食事は健康にとって重要で、乳房が発達中の思春期の女性であれば、ある程度バストアップにもつながるかもしれません。

大人の女性の場合も肌のハリやつやがよくなるなどの効果はあるかもしれませんが、食事で胸だけを大きくすることはできません。

「胸だけ」でなくてよければ、食事でバストを大きくする方法があります。それは、栄養のよい食事をたっぷりとって太ることです。太ればバストに脂肪がついてバストサイズがアップしますが、別の部位にも脂肪がつくことを避けることはできません。

産後のバストアップ法⑦:豊胸術を受ける

結局、大人の女性が胸だけを大きくするためには、豊胸術が必要です。

豊胸術には外科手術が必要な方法(シリコンバッグ挿入・脂肪注入)と、注射だけですむ方法(ヒアルロン酸注入・成長再生豊胸)があります。

外科手術が必要な方法は体にダメージが残り、回復に時間がかかる(ダウンタイムが長い)ため、子育てが大変な産後の時期にはおすすめできません。

産後のバストアップ法⑧:乳房吊り上げ術を受ける

産後にはバストが垂れる女性が多いので、豊胸術と一緒に乳房吊り上げ術も検討することをおすすめします。

豊胸術でバストの中身を増やせば垂れを目立たなくすることができますが、豊胸術だけでは十分に垂れをカバーできないことがあります。

乳房吊り上げ術にも本格的な外科手術が必要な方法とそうでない方法があり、産後ママには後者がおすすめです。

産後の胸を大きくしたい人に効果的な2つの方法

産後ママに最適な、切らないバストアップ法を2つ紹介します。

成長再生豊胸

切らない豊胸術にはヒアルロン酸注入と成長再生豊胸があります。ヒアルロン酸注入は手軽ですが、「効果が長続きしない(ヒアルロン酸が体に吸収されてなくなってしまう)」「感触が硬め」「しこりができる」というデメリットがあるため、あまりおすすめできません。

成長再生豊胸は成長因子という物質をバストに注射し、バストを思春期の頃のような状態にして、乳腺や脂肪を成長させるという豊胸術です。体へのダメージはとくにないので、断乳・卒乳後すぐに受けることができます。

成長再生豊胸では自然な形・感触のバストが得られ、しこりができるリスクもないので、自然さを重視する方や将来再び出産するつもりの方にはとくにおすすめです。

バストが十分発育するまでに時間がかかるのがデメリットですが、ゆっくり大きくなるので周囲にバレにくいという利点もあります。効果は半永久的に続くので、長い目で見ればコスパがよい方法です。

バストタイト

バストの垂れが目立つ方にはバストタイトがおすすめです。バストタイトは高周波を照射してクーパー靭帯や皮膚を引き締め、垂れ・たるみを改善します。

高周波を照射するためにバストにカニューレ(細長い針)の形をした電極を刺すので、小さな傷が残りますが、目立つほどではありません。

術後1週間程度は腫れが残ります。術後すぐに垂れの改善を実感できる場合が多いですが、完全に効果が出るまでには数ヶ月かかります。

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まとめ

  • 妊娠するとプロラクチンの働きでバストが大きくなり、産後(断乳・卒乳後)にはプロラクチンが減ってバストが縮む。バストの垂れ・たるみも生じる。
  • バストアップ法としてよく紹介される筋トレ、バストクリーム、マッサージ、ブラジャー、サプリ、食事ではバストアップはできない。
  • バストを大きくするには豊胸術、バストの垂れを治すには乳房吊り上げ術が必要。
  • 産後のバストアップには成長再生豊胸とバストタイトがおすすめ。
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成長再生豊胸には、
成長再生豊胸F成長再生豊胸W
2種類があります。

当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。

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