豊胸はいくらする？施術別の値段と安く受ける方法を解説

豊胸手術を検討している方に向けて、豊胸手術の値段・料金を豊胸術別に詳しく解説します。相場より安く手術を受ける方法も紹介します。

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豊胸手術はいくらくらいする？豊胸術の種類と値段の相場

まず初めに、豊胸術の種類と費用の大まかな相場を表にまとめておきます。次章以降で各豊胸術の値段を詳しく解説していきます。

シリコンバッグ豊胸の値段はいくら？

シリコンバッグ豊胸は、脇の下やアンダーバスト（乳房のすぐ下）をメスで切開し、シリコンジェルなどを詰めたシリコン製バッグを挿入する豊胸術です。値段は主にシリコンバッグの種類で決まります。

料金はシリコンバッグの大きさではなく種類（製品）で決まる

シリコンバッグ豊胸ではシリコンバッグのサイズをかなり自由に選べ、基本的にはバッグの大きさでは料金が変わりません。ただし、4カップや5カップもバストアップするような巨大なシリコンバッグを入れる場合は特別料金がかかることがあります。

料金は主にどのようなシリコンバッグを使うかで決まります。

シリコンバッグには以下のようなタイプがあります。タイプごとにメリットとデメリットがあり、最近では2つのタイプの特性を兼ね合わせた製品も開発されています。

現在クリニックで使われている主なシリコンバッグ製品の特徴と料金相場を表にまとめました。中身が生理食塩水のシリコンバッグはこれらより安く、50万円前後で手術を受けられることもあります。

10年後には入れ替え手術の料金がかかる

バストに挿入したシリコンバッグは時間とともに劣化し、破損やカプセル拘縮などのトラブルを引き起こしやすくなります。

寿命の目安は10年とされており、とくにトラブルが発生していなくても10年後にはシリコンバッグを入れ替えるか、他の豊胸術を受けることになります。その際にはバッグの除去費用と豊胸手術の費用がかかります。

10年経たなくてもカプセル拘縮などのためにバッグの除去が必要になることもあります。

ヒアルロン酸豊胸の値段はいくら？

ヒアルロン酸豊胸は、ヒアルロン酸を直接胸に注入する豊胸術です。値段は注入する量で変わります。

ヒアルロン酸豊胸1ccの値段相場

通例、クリニックの料金表では1ccあたりの値段が表示されています。1ccあたり2,000円～5,000円が相場で、クリニックによりかなり違います。

これはクリニックの方針の違いもありますが、用いているヒアルロン酸の種類の違いも関係しています。ヒアルロン酸にはさまざまな製品があり、手触りや効果の持続期間が多少異なります。手触りがよく、持続期間が長めのヒアルロン酸を用いた豊胸はやや値段が高くなります。

豊胸に用いるヒアルロン酸は粒子が大きく、硬めです。胸を揉まれたりすると、感触の硬さが伝わり、豊胸がバレてしまう恐れがあります。

また、注入されたヒアルロン酸は少しずつ分解されて体内に吸収されるので、効果の持続期間が限られます。通常、半年～2年程度でヒアルロン酸がすべて消失します。分解は術後すぐに始まるので、1～2か月で効果が半減、ということもありえます。

ヒアルロン酸の粒子を小さくすると手触りがよくなりますが、分解・吸収されやすくなって持続期間が短くなります。手触りのよさと持続期間の長さを両立している製品は高いため、手術料金も高くなります。料金が安いメニューでは、持続期間が短めのヒアルロン酸などが用いられていると考えられます。

通常よりも1～2年程度長い持続が期待できる特別なヒアルロン酸を用いるクリニックもあります。こちらの相場は1ccあたり6,000円～8,000円です。

ヒアルロン酸豊胸で1カップ大きくするのに何cc必要？200ccは何カップ？

1ccの値段を聞いても、合計どれくらいの料金がかかるのか患者さんがイメージするのは難しいでしょう。

ごく大雑把な目安では、「1カップ（片胸）＝100cc」とされます。値段は片胸20～50万円、両胸で40～100万円です。

1度に注入できるヒアルロン酸には上限があり、150cc～200ccを限度として設定しているクリニックが多いです。200ccだと2カップ以上大きくなり、両胸で80～200万円かかります。

もう少し正確に言うと、「1カップ（片胸）＝アンダーバストのサイズ」が目安です。例えば、アンダーバストのサイズが70cmの人は、70ccずつ注入すると1カップ上がります（片胸14～35万円、両胸28～70万円）。2カップなら片胸140cc必要で、両胸の値段は56～140万円となります。

ヒアルロン酸豊胸は定期的な再注入が必要でコスパが悪い

ヒアルロン酸は時間とともに分解されてしまうので、豊胸の効果を維持するためには定期的な再注入が必要です。

半年ごとに片胸50cc程度の再注入を推奨しているクリニックが多いようです。このペースで再注入を繰り返したとすると、1年当たり40～100万円の費用がかかります。年数を重ねれば大変な金額になります。

脂肪注入豊胸の値段はいくら？

脂肪注入豊胸は、自分の体から余分な皮下脂肪を採取し、加工してから胸に注入（移植）する豊胸術です。値段は主に脂肪の加工方法で変わります。

脂肪注入豊胸の値段は脂肪の加工方法で変わる

脂肪は生きた細胞でできています。脂肪注入豊胸で移植した脂肪はすべてが胸に定着するわけではなく、一部の細胞は死んでしまい、分解されて体に吸収されます。

定着する脂肪細胞の割合が高いほどバストアップ効果は高まります。死んでしまう細胞が多いとしこりができやすいので、定着率を上げることはしこりの予防にもつながります。

脂肪の定着率を上げるため、吸引した脂肪はそのまま移植するのではなく、さまざまな方法で加工します。この加工方法の違いにより、脂肪注入豊胸の値段は大きく変わります。脂肪注入豊胸のメニュー名も加工方法から付けられています。

現在クリニックで行われている脂肪注入豊胸の主なメニューと値段の相場を表にまとめました。

脂肪の吸引箇所が多いと追加料金がかかることも

脂肪注入豊胸は脂肪吸引と脂肪注入の2工程からなります。先ほどあげた相場は、脂肪吸引の料金を含んだ金額です。ただし、脂肪吸引の箇所が多くなると追加料金がかかる場合があります。脂肪吸引と脂肪注入の料金をはっきり分けているクリニックもあります（相場は同様です）。

成長再生豊胸の値段はいくら？

成長再生豊胸は、成長因子を注入してバストを思春期の頃のような状態にし、乳腺や脂肪を自然に成長させる豊胸術です。

成長再生豊胸の施術は、希望のバストサイズに合わせて複数回行われます。バストの成長速度には個人差があるので、同じサイズを希望しても、最終的な回数は多少変わります。

南クリニックの成長再生豊胸には「W」と「F」があります。「W」は通常の成長再生豊胸、「F」は即効性を加えた成長再生豊胸です。

「F」の場合、成長因子と一緒に注入する「細胞外マトリックス」の成分のおかげで、術後すぐにバストアップが実感できます。最終的には、「W」と同じように本物の乳腺・脂肪が発達して細胞外マトリックスと入れ替わります。

南クリニックの成長再生豊胸の料金を表にまとめました。

相場より安い値段で豊胸を受ける方法は？

相場より安い値段の豊胸メニューを宣伝しているクリニックもありますが、おすすめできません。実績豊富なクリニックが募集している豊胸モニターに応募してみるのがよいでしょう。

相場より安い値段の豊胸メニューには要注意

「通常の豊胸と変わらない内容なのに値段だけ格安」のメニューを広告などで表示しているクリニックがありますが、実際に受診してみると「話が違う」という場合が多いので、注意が必要です。

カウンセリングの際に以下のようなやり方で勧誘してくるクリニックを受診してしまった場合、契約は避けた方がよいでしょう。

• ホームページ・広告では格安料金だけ表示しているが、実際に受診してみると高額なメニューを出してきて、あれこれ理由を付けて高いメニューの方を契約させようとする
• 患者さんが迷っているのに、即日契約・即日手術を迫ってくる
• 羞恥心・恐怖心をあおるような言い方で契約を迫る

相場より安い値段で豊胸手術を受けたければモニター応募がおすすめ

モニターになれば、術前・術後の写真（症例写真）などを提供してクリニックに協力する代わりに、格安の料金で豊胸手術を受けられます。

症例写真は他の患者さんのカウンセリングで活用されたり、宣伝のためにホームページや広告に掲載されたりします。豊胸モニターの場合、顔出し不要で、デコルテからおへその上あたりまでを撮影するのが一般的です。

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まとめ

• シリコンバッグ豊胸の値段はシリコンバッグの種類で変わり、50～130万円が相場。
• ヒアルロン酸豊胸の値段は注入量やヒアルロン酸の種類で変わり、1ccあたり2,000～5,000円が相場。大雑把な目安では、両胸1カップ＝100cc×2＝40～100万円
• 脂肪注入豊胸の値段は主に脂肪の加工方法で変わり、相場は40～190万円。
• 成長再生豊胸の値段は主に施術回数で変わり、1カップ上げるのに70～100万円前後かかる。
• 相場より安い値段で手術を受けたければ豊胸モニターへの応募がおすすめ。