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公開日2023.05.16最終更新日2023.06.05豊胸基礎知識

垂れた胸はブラジャーで改善できる?40代・50代・60代必見のバストアップ法

40代になると大半の女性がバストの垂れを自覚し始め、50代・60代には全体的に垂れ下がったバストになります。

ブラジャーには胸が垂れるのを予防したり改善したりする効果があると言われますが、医学的にはまだわかっていないところがあります。

40代以降に起こるバストの変化やブラの効果、40代以降におすすめのバストアップ法などを解説していきます。

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40代・50代・60代に起こるバストの変化

バストの老化は早くも20代には始まります。40代は「バストの曲がり角」で、ほとんどの方がバストの老化を自覚し、50代以降は老化が急速に進みます。

30代までのバストの変化

女性は思春期になるとエストロゲン(女性ホルモンの一種)が増え、これがきっかけとなって乳房が発達します。思春期が終わると乳房の成長は止まりますが、エストロゲンのレベルは40歳頃まで維持されます。

バストの老化はバスト上部から始まり、まずは上の方だけボリュームがダウンして、胸元がそげた「そげ胸」になることが多いです。

そげ胸は20代女性でも少なくなく、30代だと半数程度の女性に見られます。

次に、バストの下部がたわんで、乳首の向きが下向きになってきます。バストが少し垂れ気味になった状態です。

この状態は20代ではまれですが、30代では少なくありません。とくに、妊娠・出産を経験した女性はバストが垂れやすいです。

バストの皮膚の弾力低下も30歳前後ごろから徐々に進んでいきます。

40代のバストの変化

40代ではほぼすべての女性がバストの老化を自覚し、バスト全体が垂れた状態になる女性も少なくありません。バストが全体的に垂れ下がった状態はバストの老化の最終段階です。

50代以降のバストの変化

50代になると半数程度の女性がバスト全体の垂れを自覚します。

女性は早い人では40代前半、遅い人でも50代後半には閉経を迎えます。閉経後には乳腺縮小が急速に進行し、バストの垂れが加速します。

40代・50代で「垂れた胸」になりやすい理由

バストを上向きに支えているのはクーパー靱帯という結合組織です。

バストの中身は大部分が皮下脂肪と乳腺で、それだけだと重力に引かれて垂れてしまいますが、クーパー靱帯が乳腺を胸筋や皮膚につなぎとめているので、垂れずに上向きの形が保たれます。

年齢を重ねるにつれてクーパー靱帯には小さなダメージが蓄積し、だんだんとたるみがちになって、バストを支える力が弱まります。その結果、次第にバストは垂れてきます。

40歳前後あたりからはエストロゲンの濃度が低下し、乳腺が次第に縮小します。クーパー靱帯が乳腺を支えることでバストの形は保たれているので、乳腺が縮小するとバストが垂れやすくなります。

また、乳腺が少なくなると脂肪の割合が増し、柔らかくて垂れやすい乳房になります。

このように、40代はエストロゲンの減少に伴ってバストの老化が加速し始める時期であり、50代にかけてバストの垂れが進行していきます。

「ブラジャーで胸が垂れるのを予防できる」は本当?

「ブラジャーを日常的に着用していたほうがバストが垂れにくい(垂れるのを遅らせることができる)」という話を聞いたことがある女性は多いかと思います。

年代・体型に合ったブラジャーや、就寝時・妊娠時・スポーツ時の専用ブラジャーを着用することで、そうした効果が期待できるとされています。

ブラジャーに垂れを予防する効果があるという説はほとんど常識のようになっていますが、実は科学的な証拠は存在しません。ブラジャーのメーカーも公式に「ブラジャーに垂れを予防する効果がある」とは言わず、そうした宣伝はメディアに任せています。

クーパー靱帯は重力に抵抗してバストを上向きに支えており、そのため長年の間にクーパー靱帯には重力によるダメージが蓄積し、たるみが生じます。ブラで支ええれば、重力を軽減してクーパー靱帯を守り、バストの垂れを予防することができるという話は、理にかなった説のように思えます。

しかし実際には、ブラジャーがクーパー靱帯を守る働きをするかどうかはわかっておらず、「守れそう」というイメージが一人歩きしている状況です。

考えてみると、ブラジャーが支えているのは主にバストの付け根です。バストの膨らみのほうは、カップの部分とストラップによって軽く支えられるだけですので、クーパー靱帯にかかる重力はさほど軽減されないように思われます。

「ノーブラのほうが垂れにくい」という説も

スポーツ医学が専門のフランス人研究者が、18歳から35歳の女性数百人を対象にして15年かけてブラジャーの効果を調べたことがあります。

結果は常識とは正反対でした。ブラジャーを着用していた女性よりもノーブラで過ごしていた女性の方がバストが垂れにくかったのです。

さらに、ブラジャーの着用を止めてノーブラで過ごすとバストの垂れが多少改善する場合があることもわかりました。

ブラジャーを着用していると血流が悪くなるためにクーパー靱帯の発育が阻害され、ノーブラだと血流がよくなってクーパー靱帯が回復する、というのが理由のようです。

これは30代までの女性を対象とした研究ですので、40代以降の女性に同じことが言えるかは不明です。

「ブラジャーで垂れた胸を改善できる」は本当?

ブラジャーには垂れを予防する効果だけでなく改善する効果もあると言われることがあります。

とくに、ナイトブラ・育乳ブラなどの特別なタイプのブラジャーの宣伝でそうした効果がよく紹介されます。

しかし、医学的にはそうした効果があるとは考えられません。また、先ほど紹介したフランスの研究によると、少なくとも若い女性の場合、ノーブラのほうが改善効果があります。

「ブラジャーをしていないとバストの脂肪が脇や背中に流れる」「正しいブラジャーを着けていれば脇や背中に流れた脂肪を胸に持ってきて固定できる」というようなことが言われることもありますが、これは行き過ぎた宣伝文句で、医学的にはまったくの誤りです。

脂肪を別の部位に移動させるためには移植手術が必要です。重力に引かれようが、身体の下になってつぶされようが、脂肪が別の部に自然に移動することはありません。

垂れ乳対策に筋トレやマッサージ、クリームは有効?

垂れ乳対策として、大胸筋の筋トレやバストマッサージ、バストアップクリームなどもよく紹介されますが、実際には効果はありません。

大胸筋の筋トレが垂れ乳対策によいと言われる理由は、「大胸筋はバストの土台で、バストを支えているから」です。

しかし、大胸筋が支えているのはバストの根元だけで、バストの膨らみは支えていません。大胸筋をいくら鍛えてもバストの膨らみは支えられず、胸は垂れたままです。

マッサージには血やリンパの流れをよくする効果があり、バストの栄養や女性ホルモンを増やし、バストアップにつながるとされます。バストが全体的に大きくなれば、垂れは目立たなくなります。

実際には、マッサージが血流などを改善するのは一時的な効果に過ぎず、マッサージを続けたからといってバストアップできわけではありません。

バストアップクリームには「①保湿成分」「②肌の弾力のもととなる成分」「③女性ホルモン成分」が含まれます。③は乳腺などの発育促進を狙ったものです。

クリームの成分が浸透するのは角質層(肌の一番外側)までです。肌の弾力はもっと奥の層で生まれますが、②の成分はそこまで届かず、③の成分も乳腺組織があるところまでは届きません(仮に届いたとしてもそれだけは乳腺は成長しません)。

つまり、バストアップクリームには保湿効果しかなく、保湿だけではバストアップは期待できません。

40代・50代・60代におすすめの垂れ乳対策

垂れ乳対策にはブラや筋トレ、マッサージなどの方法は効果的ではなく、豊胸などの美容外科手術が必要です。

成長再生豊胸

豊胸でバストの中身を増やせば、バストが全体的に張った状態になり、垂れ乳が改善されます。

豊胸術には、バストに物を詰めてかさ上げする方法(シリコンバッグ挿入・ヒアルロン酸注入・脂肪注入)と、バストを成長させる方法(成長再生豊胸)があります。

物を詰める方法だと、バストの支えは改善されないので、年齢が進むと垂れやすいという問題があります。

成長再生豊胸ではバストの乳腺やクーパー靱帯を成長させることができ、垂れにくい乳房にすることができるので、40代以降の方にとくにおすすめできます。

成長再生豊胸は、成長因子という物質を注射し、バストを思春期の頃のような状態にして。乳腺や脂肪、クーパー靱帯を発育させる豊胸術です。

成長因子が効果を発揮するためには十分な量の女性ホルモンが必要ですが、40代以降の女性は女性ホルモンが不足している場合が少なくありません。

そのため、成長再生豊胸を受ける前にホルモン濃度を調べ、不足している場合には女性ホルモンを補充する治療(ホルモン補充療法)を並行して行うと効果的です。

バスト・タイト

バスト・タイト(エンブレイスRF)は、高周波の力でバストのクーパー靱帯や皮膚を引き締める、最新の治療法です。クーパー靱帯が引き締まることでバストの垂れが直接的に改善されます。

従来、バストの垂れを直接的に改善するには乳房吊上術や乳房縮小術が必要でした。

乳房吊上術は、バストの皮膚を外科手術で切除して縫い縮め、乳輪の位置を引っ張り上げる方法です。乳輪周辺の皮膚を切除し、残っている皮膚のほうへ乳輪を引っ張り上げて縫い合わせます。

乳房縮小術のほうは、皮膚だけでなくその下の乳腺や脂肪も切除し、乳房を小さくすると同時に乳輪を引き上げます。

どちらも大がかりな外科手術を伴うので、身体へのダメージが大きく、傷跡が残るという難点があります。

バスト・タイトでは細長い針の形をした電極を差して高周波を照射するだけなので、そうした難点がありません。電極を差した跡はしばらく残りますが、目立つ傷ではありません。

患部に腫れや内出血が生じますが、1~2週間ほどで消失します。腫れが引いた後、1ヶ月程度はむくみが残ることがあります。

術後の痛みはとくにないか、あっても軽いものです。3日程度は入浴・飲酒・激しい運動を避ける必要がありますが、その後は普通の生活に戻れます。

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まとめ

  • 40代にはほぼすべての女性のバストが垂れ気味となり、50代では半数以上のバストが全体的に垂れた状態になる。
  • 40代・50代で「垂れた胸」になりやすいのは、エストロゲンの減少により乳腺が縮小するため。
  • ブラジャーでは胸の垂れは予防できないし、改善もできない。
  • ノーブラのほうが垂れにくいという説もある。
  • 大胸筋の筋トレ、バストマッサージ、バストアップクリームにも垂れの改善効果はない。
  • 40代以降の垂れ乳改善には成長再生豊胸とバスト・タイトがおすすめ。
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