漏斗胸で太らない…。胸が凹んでいてもバストは大きくなるの？

約1,000人に1人の割合でいるといわれる漏斗胸。

胸骨の一部が凹んでいるだけでなく、女性の場合はバストが小さめで大きさや形に左右差があるケースが多く、コンプレックスを抱いている方も少なくありません。

ここでは、漏斗胸の方が太りにくい原因と、漏斗胸の方におすすめのバストアップ方法を併せて解説します。

胸が凹んでいる漏斗胸……太らないのはなぜ？

漏斗胸は、胸骨の一部が陥没してしまう病気です。遺伝性があり、男女比では男性に多いという特徴のほか、よく言われるのは「痩せている、太らない」という点。

すべての漏斗胸の患者さんに当てはまるわけではありませんが、男女共に胸板が薄い華奢な体型の方が多いのは事実です。

では、なぜ太らないのでしょうか。これには漏斗胸の代表的な症状である内臓の圧迫が関係しています。

漏斗胸で太らない原因①：しっかりカロリー摂取できない

胸骨の凹みで胃が間接的に圧迫されると食べ物のうまく消化できず、効率的にカロリーを摂取できません。

漏斗胸で太らない原因②：食欲不振

前述の通り、漏斗胸は胸骨の凹みで内臓（肺や心臓、胃など）が圧迫されるため何かと息苦しく、慢性的な疲労感に悩まされることが多い傾向にあります。このような状態が続くと食欲不振の状態に陥ってしまうのです。

必死になって食べてもカロリー摂取は不十分になり、食欲がわかない…。

このような状態が続けば自然に痩せてしまうのも無理はありません。

漏斗胸で胸が凹んでいてもバストは大きくなる？

美容外科クリニックには、バストを大きくしたいとのことで来院される漏斗胸の患者さんもいらっしゃいます。

結論から言ってしまえばそれは可能です。というよりも、科学的裏付けが乏しいサプリメントや下着を使ってバストアップを目指すより、医学の力を借りた方が現実的でしょう。

また、無理に食べて体重を増やすことでバストアップを狙う方法もありますが、増量した脂肪やお肉が確実にバストに定着するわけではありません。平均以上の体重があってもバストは小さめ、という方は多くいらっしゃいます。

ですから、漏斗胸の方が本気でバストアップを目指すのであれば、やはり豊胸術を受けることが近道なのです。

漏斗胸の方におすすめなのは左右差も修正できる豊胸術

漏斗胸の方が美容外科クリニックで豊胸術を受ける場合、医師から脂肪注入法またはヒアルロン酸注入法をすすめられることが多いでしょう。

漏斗胸のバストは大きさや形に左右差が生じているケースがあり、この差を修正しながらバストアップするには、デザインしやすい豊胸術が望ましいからです。

この点、シリコンバッグ挿入法でもバストアップは可能ですが、シリコンバッグでは左右差を修正しにくいため、あまりおすすめできません。

脂肪注入法とヒアルロン酸注入法の注意点

脂肪注入法とヒアルロン酸注入法、どちらかを選ぶとなった際、手術したくないのであれば注射だけで完了するヒアルロン酸注入法、自然な仕上がりを希望する場合は脂肪注入法を選ぶことになるでしょう。

ただし、以下の点には注意してください

ヒアルロン酸注入法

ヒアルロン酸注入法はバストアップ効果の持続期間が半年～2年程度と短いことを認識したうえで施術に臨んでください。また、ヒアルロン酸の注入を繰り返すとバストにしこりができやすくなることがわかっています。「元に戻ったらまたヒアルロン酸を入れればいい」というわけではないのです。

脂肪注入法

脂肪注入法は脂肪の吸引で体に大きな負担がかかるうえ、術後のダウンタイムの痛みは非常に強いです。そして、BMIが平均以下の痩せ型の方はバストアップできるほどの皮下脂肪を採取できない可能性があり、これに該当した場合はクリニック側から手術を断られるかもしれません。

皮下脂肪が少ない、手術とダウンタイムが怖い方は成長再生豊胸もおすすめ

このように、脂肪注入法もヒアルロン酸注入法も一長一短であり、このどちらかを選ぶのであればデメリットを受け入れる覚悟が必要です。

ただ、受けられるクリニックが限られるものの、上記2つの豊胸術のデメリットをカバーできる新しい豊胸術もあります。それが成長再生豊胸です。

成長再生豊胸とは？

成長再生豊胸は、南クリニックが提案する成長因子を活用した豊胸術です。

細胞を増やすタンパク質である成長因子をバストに注入し、徐々に乳腺を発達させて脂肪を増やすので、まるで自分のバストを育てるような方法である点が特徴です。

成長再生豊胸は漏斗胸の痩せ型でも大丈夫！ 手術も不要

バストにもともとある脂肪を成長因子で増やすので、脂肪注入法のように皮下脂肪をほかの部位から集める必要はなし。したがって、皮下脂肪の痩せ型の方でも受けられますし、左右差があっても成長因子の注入部位を選ぶことでバストデザインも可能です。

また、成長再生豊胸の施術は成長因子の注射のみ。体に大きな負担をかけずにバストアップできます。

「漏斗胸で太れず、バストも大きくできない」とお悩みの方は、脂肪注入法とヒアルロン酸注入法とともに、この成長再生豊胸もぜひご検討ください。

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まとめ

・漏斗胸は胸骨の一部が陥没してしまう病気。男女共に胸板が薄い華奢な体型が多い。

・漏斗胸の人が太らない原因として考えられるのは、内臓が圧迫されることによるカロリー摂取の阻害や食欲不振。

・漏斗胸で胸が凹んでいてもバストは大きくできるが、一番の近道は美容外科クリニックでの豊胸。サプリメントやバストアップ下着は効果が出るメカニズムを科学的に説明できないことが多い。また、無理に食べて太ったとしてもバストが理想通りに大きくなるかどうかはわからない。

・漏斗胸の人におすすめの豊胸術は脂肪注入法とヒアルロン酸注入法。

・脂肪注入法は大掛かりな手術とつらいダウンタイム、痩せ型だと受けられないことがデメリット。ヒアルロン酸注入法は効果の持続期間が短く、何度も注入するとしこりができやすくなることがデメリット。

・成長再生豊胸は、バストにある脂肪を成長因子で増やす新しいタイプの豊胸術。細胞を採取しないので痩せ型でも受けられ、施術は注射のみで脂肪注入法のように手術で体に大きな負担がかかることもない。成長因子の注入部位を選ぶことでバストデザインも可能になる。