コラム
column
公開日2023.03.17最終更新日2023.05.15垂れ乳
垂れ乳を改善する4つの手術のメリット・デメリット!おすすめのリフトアップ術は?
ライフステージが進むたびに体型やボディラインにまつわる悩みが増えていくものですが、「垂れ乳」もその一つ。
最近では上向きの若々しいバストを取り戻そうと、美容外科で垂れ乳を改善する手術を検討する方が増えています。
そこで今回は、その手術方法とそれぞれのメリット・デメリットを解説しますので、現在検討中の方はぜひ、ご参考になさってください。
目次
垂れ乳とはどのような状態?
「垂れ乳」とは読んで字の如く、垂れたバストのことをいいます。
具体的には、
・乳首(乳首)の位置が低い
・立った状態で横から見るとアンダーバストが乳房に覆われている
・バスト全体にハリがなく、重力に負けてぶら下がっている印象が強い
・ブラジャーを外すとバストのボリュームが一気になくなる
このような状態ですが、これらはバストのもともとの大きさや形にも左右されるため、人によっては判断が難しいこともあります。
垂れ乳のサインは?垂れ乳になるまでのステップ
しかし、垂れ乳かどうか確かめる一応の基準は存在します。
それが「鎖骨の中心と乳首を線でつないだときにできる三角形」の定義です。
この定義では鎖骨の中心(くぼんでいるところ)と乳首を線でつないだとき、正三角形に近いと理想的なバストの位置であるとしています。
一方、縦長の二等辺三角形であれば垂れ乳である可能性が高いと判断するのです。
チェックしてみよう! 垂れ乳のサインは二等辺三角形!
では、実際にこの定義を使って垂れ乳かどうか確かめてみましょう。
まずはブラジャーを着けない状態でバストを鏡に映します。そして、鎖骨の中心と乳首を線でつなぎます。頭の中で三角形を描くイメージを思い浮かべてもいいですし、実際にペンシル型のアイシャドウなどの化粧品で描いてみるのもOKです。
いかがでしたでしょうか。
基本的に縦長の二等辺三角形であればバストが下垂していると判断できますが、2辺(屋根の部分)や底辺の長さも併せてチェックしていくと、どの段階まで下垂が進んでいるもわかるようになります。
というもの、垂れ乳になるまでには大まかに4つのステップがあるからです。
垂れ乳になるまでのステップ
せっかくなので早速、皆さんの胸元にどのような二等辺三角形ができるのか確認し、現在の「垂れ乳進行レベル」をチェックしてみましょう。
ステップ①:きれいな正三角形、またはそれに近い状態がステップ
まだ垂れ乳にはなっておらず、サイズや形に不満があっても乳首の位置がある程度高いので、ブラジャーを外しても上向きの若々しい印象があります。
ステップ②:ステップ①より2辺が少し長くなり、縦長の二等辺三角形になり始めた段階
デコルテの面積が少し広くなり、上胸のボリュームが落ちてくるため、バストが小さくなったと勘違いすることも。
ステップ③:二等辺三角形の2辺が下へ伸び、鎖骨から乳首までの距離が長くなる
ここまでくるとバストが下垂していることがはっきりとわかるようになるでしょう。バストの下部がアンダーバストに覆い被さるように垂れてくるのもこの段階です。
ステップ④:ハリを失って外側へ向く
ステップ③からさらに下垂が進むと。バストはハリを失って外側へ向くように。この段階になると二等辺三角形の底辺は以前と比べて長くなり、より大きな二等辺三角形が形成されます。
垂れ乳になってしまう原因
目立つと一気に老けたボディイメージを与えてしまう垂れ乳。なぜこうなってしまうのでしょうか。
原因は主に次の5つが挙げられます。
垂れ乳の原因①:クーパー靭帯の緩みや損傷
バスト内部には乳腺や脂肪などの組織をまとめて吊り上げ、胸部に留める役割を果たすクーパー靭帯という組織があります。実はこのクーパー靭帯がバストの位置を決定付ける重要な要素なのですが、伸縮性が少ないため、一度緩んだり損傷したりすると修復ができず、垂れ乳になってしまいます。
クーパー靭帯の緩みや損傷の要因は加齢による衰えですが、激しい運動やバストの重みによる負荷も原因になり得ます。
垂れ乳の原因②:皮膚のたるみ
皮膚もバストを吊り上げる組織の一つです。そのため、クーパー靭帯と同様に、老化やバストの重みによる負荷が原因となって皮膚がたるむと、バストの位置はどうしても下がってしまいます。
また、バストやデコルテの皮膚は他の部分と比べて薄いので、乾燥したままにしているとハリが失われ、たるみの進行を早めることがあります。
垂れ乳の原因③:出産・授乳の影響
出産・授乳を経た後に垂れ乳で悩む女性は多いもの。これは将来の授乳に備えて女性ホルモンが大量に分泌され、バストが大きくなった結果、クーパー靭帯もバストサイズのアップと同時に伸びてしまったことが原因です。
前述の通り、クーパー靭帯は一度伸びて緩んでしまうと元には戻りません。そのため、卒乳後は垂れ乳になってしまうことが多いのです。
垂れ乳の原因④:下着のサイズが合っていない、ノーブラ
ノーブラのままでいる、またはサイズの合わないブラジャーを使っているとバストをしっかり支えられず負荷がかかり、クーパー靭帯と皮膚が伸びて下垂を招いてしまいます。
垂れ乳の原因⑤:姿勢が悪い
姿勢が悪いと(猫背)上半身に前方向の傾斜がつきますが、その分バストに負荷がかかってクーパ靭帯と皮膚が伸び、下垂を進行させてしまいます。
垂れ乳を予防する方法
繰り返しますが、垂れ乳の最大の要因は加齢です。人は誰でも歳を重ねる以上、下垂を完全に止めることはできませんが、上記「垂れ乳の原因」をふまえ、次のような予防対策を実践すれば下垂の進行を無駄に早めず、若々しい上向きのバストをできるだけ長く維持できるでしょう。
バストサイズに合ったブラジャーを日常的に着用する
バストには、常に重力とバストの重みの負荷がかかっていますから、ブラジャーでクーパー靭帯や皮膚を支え、その負荷を軽減することによって下垂の進行を遅らせることができます。
しかし、これはバストサイズに合ったブラジャーを着用してこその効果。ブラジャーを購入する際はバストサイスを正確に測り、ジャストフィトするものを選びましょう。
そして、そのブラジャーを毎日着用することも大切です。在宅時もできる限り着用し、バストを負荷から守ってくださいね。「ずっとノーブラ状態」はNGです。
姿勢をよくする
猫背のように姿勢が悪いとバストに負荷がかかりやくなり、結果的に下垂を加速させてしまいます。せっかくホールド力の高いブラジャーを着けていても前屈みになっていれば負荷がかかって支える効果が落ちてしまいますから、起きている間は意識して姿勢をよくしておきましょう。
極端なダイエットを繰り返さない
太るとバストが大きくなると同時にクーパー靭帯とバストの皮膚も伸びますが、その後に痩せても元には戻りません。
ですから、極端なダイエットで痩せたり太ったりを繰り返すようなことは避けましょう。
健康的な生活習慣とバストの保湿ケアを心がける
体の組織を健やかに保つ女性ホルモンは、クーパー靭帯とバストの皮膚を丈夫にするためには必須のホルモンですが、寝不足や栄養バランスの悪い食事が続くと分泌が滞ってしまいます。上向きの若々しいバストの維持、そして将来の体のためにも、健康的な生活習慣心がけてください。
また、皮膚に潤いを与えてしなやかに保つことも、バストの下垂対策としてそれなりに効果があります。胸元に乾燥を感じときや、お風呂上がりに気が向いたらで構いませんので、簡単な保湿ケアを行うことをおすすめします。
垂れ乳は自宅ケアでは治らない?
上記はあくまでバストが垂れてくるのを少しでも遅らせ、上向きのバストでいられる時期を長くするための垂れ乳予防策。
「垂れ乳になってしまう原因」でご説明した通り、クーパー靭帯は修復できませんし、伸びた皮膚も簡単には元通りになりません。
したがって、一度垂れてしまったバストは、マッサージや筋トレなどの自宅ケアで治すことはできません。
だからこそ、上でご紹介したような垂れる前の予防策を日頃から実践することが大切なのです。
垂れ乳を手術で改善するメリット
では、垂れ乳になってしまった場合は現実を受け入れることしかできないのでしょうか。
この点、美容医療の力を利用すれば改善できる可能性がグンとアップするので、諦める必要はありません。美容外科の手術は体に物理的な変化を生じさせるため、自宅ケアでは実現不可能なことも、美容医療を利用すれば可能になることがあるのです。
垂れ乳を美容外科の手術で改善するメリットは、なんといっても効果がはっきり目に見える形で現れること。方法によっては全身麻酔下で大掛かりな手術となるものもありますが、その分大きな結果が得られる可能性も高くなります。
垂れ乳改善する手術4選
皆さんは「垂れ乳を改善する手術」と聞いて、どのようなものを想像するでしょうか。はじめに思い浮かべるのは、皮膚を切ったり縫ったりしてリフトアップする手術かもしれませんが、それだけではありません。注射のみで済む方法もあれば、最近では高周波を応用した最新の治療法も登場しています。
乳房吊り上げ手術(下垂乳房形成)のメリット・デメリット
まずご紹介するのは、垂れ乳治療では定番となっている乳房吊り上げ術(下垂乳房形成)です。余分な脂肪や皮膚、乳腺を取り除いて乳輪と乳首の位置を引き上げます。たるんだ袋から余分なものを取り除き、縫い縮めることをイメージするとわかりやすいでしょう。切開する範囲や切除する組織は下垂の程度によって異なりますが、重度の下垂になるほど切開・切除の工程が多くなり、手術も大掛かりなものになります。
乳房吊り上げ術のメリットは、重度な下垂にも対応できるうえ、即効性がある点。直接バストにメスを加えて物理的に変化させるのですから、効果は一目瞭然です。
デメリットは大掛かりな手術ゆえ体に負担がかかってしまう点と、ダウンタイムが2週間~1ヶ月程度と長く続く点。仕事や育児で忙しい方は術後のスケジュール調整が必要です。
脂肪吸引のメリット・デメリット
バストが大きい方の場合は脂肪が多く、この脂肪の重みが負荷になっているため、脂肪を吸引して取り除くことも垂れ乳改善には効果的です。
脂肪吸引のメリットは垂れ乳が改善できるほか、バストが引き締まってバランスのいいバストラインができること。垂れ乳を改善するとともに、バストダウンして胸元をすっきりさせたい方にはおすすめです。
デメリットは大掛かりな手術になる点と、ダウンタイムが1ヶ月ほど続く点。ダウンタイムの期間については個人差がありますが、痛みや腫れ、内出血などの症状が現れることは共通しています。
ヒアルロン酸豊胸のメリット・デメリット
意外に思われるかもしれませんが、ヒアルロン酸豊胸によっても垂れ乳を改善することが可能です。正確には垂れ乳状態である見た目を豊胸によって整える、という表現の方が正しいでしょう。垂れ乳は上胸のボリュームが落ちるため、その部分にヒアルロン酸を注入して垂れた印象を和らげるのです。
豊胸術には脂肪注入法やシリコンバッグ注入法もありますが、ヒアルロン酸注入法は注射のみで施術が完了するうえ、部分的に豊胸しやすいという点で選ばれることが多く、こうした点がメリットでもあります。
ただし、ヒアルロン酸注入法は効果の持続期間が半年~2年と短く、いつかは消滅します。さらに、注入したヒアルロン酸が濃すぎて異物反応を引き起こした場合、バストにしこりができる場合があることにも注意が必要です。
「バスト・タイト(エンブレイスRF)」のメリット・デメリット
最後にご紹介するのが、最新の垂れ乳改善手術法「バスト・タイト(エンブレイスRF)」です。
「エンブレイスRF」は、高周波で皮膚や靭帯に刺激と熱を与えて顔や体を引き締める美容医療機器のことをいい、垂れ乳の場合はバストに照射して皮膚とクーパー靭帯、脂肪を収縮させてバスト全体をリストアップさせます。
特筆すべきは、一度伸びてしまうと修復が難しいとされているクーパー靭帯を引き締められる点でしょう。
高周波の伝播による刺激と熱で、皮膚や靭帯にあるコラーゲンの生成を活性化させて組織を若返らせることにより、体に大きな負担をかけずに気になる部分を引き締められる新しい美容医療技術として注目されています。
というのも、「バスト・タイト(エンブレイスRF)」は皮膚に小さな穴を開け、そこから電極を通して皮膚の裏側から高周波を照射するため、乳房吊り上げ術のような大掛かりな手術は不要だからです。
また、穴を開ける際は太めの注射針ほどの専用器具を使用するため、傷跡はほとんど目立ちません。
つまり、「バスト・タイト(エンブレイスRF)」の最大のメリットは、低侵襲の手術という点にあるのです。
一方、デメリットも。皮膚の下からの処置になるので術後1週間は腫れが続きますし、術後3日間はアルコールやスポーツ、長時間の入浴を控える必要があります。
また、細部まできれいに引き締め効果が出るのは3ヶ月後。術後すぐに全体がきれいに整えられるわけではないので、その点は留意しておきましょう。
垂れ乳には、最新の切らないバスト吊り上げ「バスト・タイト(エンブレイスRF)」がおすすめ!
乳房吊り上げ術は切開や組織の切除が必要であり、全身麻酔の下、手術時間は2時間~6時間かかります。この点、「バスト・タイト(エンブレイスRF)」なら局所麻酔のみ、手術時間は30分~45分で済みます。
乳房吊り上げ術は、医療器具による組織への侵襲が大きいため強い麻酔を使用し、その状況下で手術を長時間行うことは体への大きな負担となりますから、患者さんとしても、なるべくなら避けたいところでしょう。「バスト・タイト(エンブレイスRF)」は手術に抵抗があるため乳房吊り上げ術を諦めていた方に朗報となる技術なのです。
できる限り身体的・精神的なストレスをかけない手術を心がけている南クリニックでも、垂れ乳でお悩みの方にはこの「バスト・タイト(エンブレイスRF)」をおすすめしています。
「バスト・タイト(エンブレイスRF)」は水パイにも対応可能!
なお、エンブレイスRFは、まるで水が入った袋を触っているような、柔らかすぎるバスト、通称「水パイ」の改善にも対応できます。
水パイは乳腺があまり発達していないためハリが出ないことが原因ですが、「バスト・タイト(エンブレイスRF)」なら、皮膚を含めたバストの組織をギュッと収縮させてハリを持たせるので、ふにゃふにゃした柔らかすぎる感触も「ぷるん」とした若々しい感触に変えることができます。
水パイはその柔らかさゆえに垂れやすい傾向がありますが、これについても「バスト・タイト(エンブレイスRF)」のリフトアップ効果で改善可能。「バスト・タイト(エンブレイスRF)」は、水パイでお悩みの方にもぜひおすすめしたい方法です。
「バスト・タイト(エンブレイスRF)」で垂れ乳を上向きバストへ
つい最近まで、垂れ乳への対処法としては「現状を受け入れるか」「大掛かりな手術を受けるか」というこの2つしか選択肢にないと思われがちでした。そして多くの場合、美容外科での手術は見送ります。なるべく手術しないでおきたいと考えるからです。
しかし、今回ご紹介した「バスト・タイト(エンブレイスRF)」の登場により、このような状況が変わってくるものと思われます。
現在、垂れ乳でお悩みお方はこれを機に、ぜひ「バスト・タイト(エンブレイスRF)」を検討してみてはいかがでしょうか。
>> 胸の垂れに効果的な新メニュー「バスト・タイト」の詳細はこちら
まとめ
・垂れ乳とは垂れたバストのことをいい、鎖骨の中心と乳首を線でつないだときに正三角形ではなく、縦長の二等辺三角形ができれば垂れ乳である可能性が高い。
・垂れ乳になるまでには4つのステップがあり、最終段階であるステップ4は、鎖骨の中心と乳首を線でつないだときに大きな縦長の二等辺三角形ができる。
・垂れ乳になってしまう原因には「クーパー靭帯の緩みや損傷」「皮膚のたるみ」「出産・授乳の影響」「下着のサイズが合っていない、ノーブラでいる」「姿勢が悪い」の5つが挙げられる。
・垂れ乳を予防する方法としては「バストサイズに合ったブラジャーを日常的に着用する」「姿勢をよくする」「極端なダイエットを繰り返さない」「健康的な生活習慣とバストの保湿ケアを心がける」以上の4つがある。
・一度垂れてしまったバストは自宅ケアでは改善できないが、美容外科で手術を受ければ大きな効果が期待できる。
・垂れ乳の改善に効果的なものには乳房吊り上げ手術や脂肪吸引、ヒアルロン酸豊胸、バスト・タイト(エンブレイスRF)などがある。
・このうち、「バスト・タイト(エンブレイスRF)」は高周波で皮膚や靭帯を収縮させて顔や体を引き締める新しい美容医療であり、乳房吊り上げ術や脂肪吸引のような大掛かりな手術を必要としないので体に大きな負担がかからない技術として注目されている。
・「バスト・タイト(エンブレイスRF)」の手術は皮膚に小さな穴を開け、そこから電極を通して皮膚の裏側から高周波を照射して行う。局所麻酔を使用し、手術時間は30分~45分。極細カニューレを使用するため傷跡はほとんど目立たない。
・「バスト・タイト(エンブレイスRF)」の術後1週間は腫れが続き、最初の3日間はアルコールやスポーツ、長時間の入浴を控える必要がある。また、最終的にきれいに仕上がるまで3ヶ月かかる。
・「バスト・タイト(エンブレイスRF)」はバストにハリを持たせるので、柔らかすぎる感触が特徴の水パイの改善にも対応できる。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
-
- すぐに大きくしたい方にオススメ
-
- 段階的に大きくしたい方はこちら
当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
-
- 豊胸と同時に痩身も可能