コラム
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公開日2023.03.03最終更新日2024.07.04垂れ乳
胸の上の方のボリュームがない、胸の位置が低い…なんで?美バストを作るには?
胸の上の方のボリュームがない状態の胸を「そげ胸」と言います。そげ胸は若い女性の間にもよく見られます。
そげ胸は必ずしも「垂れ乳(下垂した胸)」ではありませんが、垂れていなくても垂れたように見えてしまいます。
今回はそげ胸の原因と解消法を解説します。
目次
「胸の上の方にボリュームがない」=「そげ胸」ってどういう胸?
理想的なバストは、全体的にふっくらとしていて、デコルテからバストトップに向かってなだらかな丸みをおびた形をしています。
胸の上の方は主に脂肪でできていますが、ここの脂肪が失われると、デコルテのあたりのボリュームがなくなって、バストの下のほうだけが膨らんだ形になります。
こうなると、バスト上部がそげたように見えます。こうしたバストを「そげ胸」と言います。
バストが垂れていなくても、バスト上部がそげているだけで垂れたような見た目になります。
また、バストが全体的に垂れた場合も胸の上部のボリュームがなくなり、「そげた垂れ乳」になってしまいます。
胸の上の方にボリュームがない「そげ胸」の原因
そげ胸の原因で最もよくあるのは加齢です。そのほか、ダイエットや断乳・卒乳も原因(きっかけ)になります。
加齢
バストの中身は主に乳腺と皮下脂肪からなり、クーパー靱帯という結合組織が乳腺や脂肪を支え、上向きのバストを保っています。
女性は思春期になると女性ホルモン(エストロゲン)が増え、その働きで乳腺や皮下脂肪、クーパー靱帯が発達し、女性らしい膨らんだ乳房を持つようになります。
早い人では20代からバストが老化し始めます。バストの老化は、バスト上部のボリュームダウンから始まるのが一般的です。
つまり、そげ胸はバストの老化の第一段階なのです。
40代以降になると女性ホルモンが徐々に減少し、乳腺が縮小して脂肪の割合が増します。乳房は脂肪の割合が多いほど柔らかく、下に垂れやすい性質があります。
また、クーパー靱帯も加齢とともにたるんできて、バストが垂れやすくなります。
ダイエットによる脂肪減少
ダイエットで脂肪を落とすと、胸の脂肪も減少します。基本的に、人間の体は「部分やせ」ができない仕組みになっており、バストの脂肪を維持しながら他の部位だけダイエットすることはできません。
バストの上部は脂肪の層が薄く、減量の効果が現れやすいため、ダイエットで脂肪を落とすとそげ胸になってしまうケースが少なくありません。
断乳・卒乳後や減量後に起こるクーパー靱帯のたるみ
クーパー靱帯はバストが大きくなるとそれに合わせて伸びます。一度伸びたクーパー靱帯は縮むことはないので、バストが再び小さくなったときにたるみができてしまうことがあります。
クーパー靱帯がたるむと支える力が弱まり、バストが垂れ気味になります。
とくに、妊娠・出産や大幅なダイエットの後にクーパー靱帯のたるみがしばしば生じます。
そげ胸の改善に筋トレやマッサージ、ナイトブラは効果あり?
そげ胸を改善するには、大胸筋・背筋の筋トレやバストマッサージ、ナイトブラの着用が効果的と言われます。これらの効果を医学的に検証します。
筋トレ
乳房は大胸筋の上にあるので、大胸筋を鍛えれば胸が盛り上がってそげ胸が改善される、と言われます。
しかし、胸が盛り上がるほど筋肉をつけるのは女性には困難です。仮にできたとしても、激しいトレーニングで脂肪が失われてそげ胸が悪化する恐れがありますし、厚い胸板の上に小さな乳房が乗った不自然なバストになってしまうでしょう。
マッサージ
マッサージにはリラックス効果や一時的に血液・リンパの流れを多少よくしたりする効果があるとされます。血流やリンパの流れが改善すれば、バストに栄養がとどきやすくなり、老廃物が出て行きやすくなるので、バストの健康が促進されると考えられます。
とはいえ、マッサージの効果でバストが成長したりそげ胸・垂れ乳が改善したりすることは考えにくいです。
また、あまり激しいマッサージを習慣的に行うとクーパー靱帯が傷ついて逆効果になることがあるので注意してください。
ナイトブラ
ナイトブラを着けて寝ると、脇や背中の脂肪をバストにもってきて固定したり、バストの型崩れ・下垂を防いだりすることができると宣伝されています。
しかし、脇や背中の脂肪をバストに移動することは移植手術をしなければ無理です。
寝ている間にバストにかかる圧力でクーパー靱帯が損傷を受け、バストの形が崩れたり下垂したりすることは考えられなくはありませんが、ブラを着けたとしても同じくらいの圧力はかかるので、ナイトブラにクーパー靱帯を守る効果があるかは疑問です。
そげ胸改善には豊胸術がおすすめ
筋トレ、マッサージ、ナイトブラ着用など、自分で手軽にできる方法では、そげ胸を改善することはできません。そげ胸を改善するには、太ってバストの脂肪を増やすか、豊胸術を受けるしかないでしょう。
豊胸術と言うと、従来はメスで切ったり異物を詰め込んだりする手術が主流でしたが、最近では乳腺や脂肪を発育させる方法や、高周波を当ててクーパー靱帯を引き締める方法もあります。
ここではまず、従来の豊胸術でそげ胸を改善する方法を解説します。
ヒアルロン酸注入
胸のそげた部分に注射針でヒアルロン酸を注入します。注射だけですみ、ダウンタイムもほとんどないので、「プチ豊胸」として人気があります。
しかし、ヒアルロン酸は感触がやや硬く不自然です。また、時間がたつうちに徐々に体に吸収され、半年~1年程度で効果がすべてなくなってしまいます。
ヒアルロン酸注入は試しに豊胸してみたいという人には向いているかもしれませんが、効果を維持するには何度も注入を繰り返す必要があるため、コスパがよくありません。
シリコンバッグ挿入
脇の下などを切開し、シリコンジェルを詰めたシリコン製バッグをバストに挿入します。
シリコンバッグ挿入のメリットは、2カップ以上の大幅なバストアップを一度に実現できることです。そげ胸を改善するだけでなくバストを思い切り大きくしたいという方に向いています。
ただし、シリコンバッグ挿入ではあまり自然な感触のバストは作れませんし、仰向けになったときなどに異物感が目立ってしまいます。体へのダメージが大きく、ダウンタイムが長いのも難点です。
脂肪注入
余分な脂肪のついた部分から脂肪を採取し、バストに注入(移植)します。天然の脂肪なので見た目や感触がかなり自然です。
バストの上部のボリュームだけが失われているタイプのそげ胸を治すには、適した方法です。
バストの下垂も起こっている場合、脂肪注入だけだとかなりの量の脂肪が必要になるかもしれません。
やせている方の場合、あまり多くの脂肪はとれないので、脂肪注入では十分な効果を得ることが難しいことがあります。
脂肪注入では脂肪を吸引した部位のダメージが大きく、ダウンタイムが長めです。
成長再生豊胸で乳腺・脂肪を増やしふっくら美バストに
成長再生豊胸は成長因子を胸に注入してバストの自然な発育を促す豊胸術です。
成長のための時間は多少かかりますが、そげた部分の乳腺・脂肪を復活させたり、全体的にバストアップしたりすることができ、仕上がりは自然そのものです。
成長因子を注入するだけなので体へのダメージはほとんどありません。ヒアルロン酸のように消失してしまうことはなく、得られた効果は半永久的に続きます。
バスト・タイト(エンブレイスRF)でクーパー靱帯を引き締め上向き美バストに
バスト・タイト(エンブレイスRF)は高周波の力で皮膚や靱帯を縮める施術です。
皮膚に極細のカニューレ(太めの注射針程度)を差し込み、バストの内側から高周波を照射して、余った皮膚やたるんだクーパー靱帯を引き締めることで、張りのある上向きバストにします。
エンブレイスRFの傷跡は針穴程度で目立たず、ダウンタイムも短いです(1日~1週間程度)。内出血が生じる場合もありますが、2週間程度で消失します。
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まとめ
- 胸の上の方にボリュームがない「そげ胸」は、加齢やダイエット、出産・授乳などが原因となって起こる。
- 筋トレやマッサージ、ナイトブラはそげ胸を改善する効果はない。
- そげ胸の改善には美容外科手術が必要。なかでも成長再生豊胸やエンブレイスRFがおすすめ。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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