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公開日2024.07.25最終更新日2024.07.31垂れ乳
クーパー靭帯は再生・修復できる?整形費用の相場は?
「クーパー靭帯は切れたら戻せるの?」
人体の組織には再生・修復できるもの・できないものがありますが、バストを胸部につなぎとめているクーパー靭帯は可能なのでしょうか。
本記事ではクーパー靭帯を再生する外科手術の値段や体にかかる負担の大きさ、垂れた胸をカバーする豊胸治療を紹介しています。
クーパー靭帯が切れてしまい、垂れた胸を改善したい方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
上向きバストに必要なクーパー靭帯は再生・修復できる?
「この垂れたバスト、どうにかならないかな?」
体型の崩れが気になり始める年代の女性たちから、バストの下垂に悩む声を多く聞きます。
そして、美容外科クリニックでも「垂れたバストは元の位置に戻せないのですか」とのご相談をたくさんいただくのですが……残念ながら元に戻すことはできません。
というのも、バストを支え、バストトップの位置を決めるクーパー靭帯はコラーゲンを中心に構成された硬い線維であり、伸縮性に乏しいという特徴があります。
そのため、伸びたり切れたりした場合、自然に再生することはありませんし、マッサージや各種器具などで修復もできないのです。
そのため「クーパー靭帯を鍛える」「バストを引き上げる」と謳うバストケア方法やバストケアグッズに効果は期待できません。
効果を実感できたとしても一時的であり、時間が経つと元に戻ってしまうため、根本的に解決するのは難しいでしょう。
クーパー靭帯が切れてるか確認する方法はある?
クーパー靭帯が切れていたり伸びていたりすると下記などの状態となります。
- バストが垂れる
- バストトップの位置が下がる
- バスト上部のボリュームが減る
- 離れ乳となる
- バージスライン(バスト下部のライン)の丸みがわかりにくい
クーパー靭帯は切れても痛みを感じないため、気づかないケースが大半ですが、上記に該当する方は切れている可能性が高いでしょう。
なお、クーパー靭帯は産後や大幅なダイエットをしたときなど、バストサイズが大きく変化した後に切れたり伸びたりしやすくなります。
切れたクーパー靭帯を戻す手術2つ|20代でもOK
前述の通り、確かに一度伸びたり切れたりしたクーパー靭帯は再生・修復できない以上、元通りにすることは不可能です。
しかし、美容外科クリニックではクーパー靭帯ではなく、他の部分に手を加えることによってバストを引き上げる手術を用意しています。
垂れた胸を引き上げる整形手術には主に下記の2つがあり、状態に応じて併用されることもあります。
豊胸の種類 |
ダウンタイム |
効果の持続 |
料金相場 |
乳房吊り上げ術 |
約2週間~1ヶ月程度 |
半永久 |
軽度~中等度:44万円~71万円 重度:110万円~154万円 |
乳房縮小術 |
約2週間~約3週間程度 |
半永久 |
77万円~198万円 |
※ダウンタイムには個人差があります
※料金相場は大手クリニックのHP参考
垂れたバストを引き上げる手術があると聞き、「もしものときは…」と少し安心された方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、それなりに大掛かりな手術となるため、体にかかる負担の大きさや費用は高額になる点は留意しておかなければなりません。
手術を検討している方は、クリニックの評判や実績、医師のレベルのほか、費用についても納得がいくかどうか考えてから決断するようにしてください。
それぞれの治療について詳しく解説していきます。
切れたクーパー靭帯を戻す手術①:乳房吊り上げ術
乳房吊り上げ術(リフトアップ手術)は、余分な皮膚・乳腺・脂肪を取り除きつつ、乳輪と乳首の位置を引き上げる昔から行われている手術です。
垂れたバストの引き上げだけでなく、下縁部の慢性皮膚炎の解消も期待できます。
軽度の下垂には乳輪周囲切開法、重度の下垂でもリフトアップできる逆T字法など、バストの状態によっていくつかある手術法の中からベストな方法を医師が提案します。
メリットとデメリット
メリット |
デメリット |
・即効性が期待できる |
・ダウンタイムが長くて辛い |
乳房吊り上げ術は、即効性が期待でき垂れを根本的に解決できることがメリットです。
しかし、状態によっては切開範囲が広くなるため、体への負担が大きくなったり目立つ傷跡が残ったりするなどデメリットがあります。
ダウンタイムは大体2週間〜1ヶ月程度で、術後しばらくは腫れや痛みが続くことから、体を休める時間の確保が難しい育児中の方には難しいかもしれません。
料金相場
乳房吊り上げ術の費用相場は軽度〜中等度で44万円〜71万円、重度で110万円〜150万円ほどに設定されていることが多いようです。
なかには200万円近くになる美容外科クリニックもあるため、さまざまな視点から複数クリニックを比較することをおすすめします。
切れたクーパー靭帯を戻す手術②:乳房縮小術
乳房縮小術は大きすぎる胸を小さくすることで垂れたバストを改善させる治療です。
バストの垂れだけでなく、肥大乳房による肩こり・多汗・既製のブラジャーが使えないなどの悩みをもつ方にも向いています。
乳輪周り〜バストの下部を切開して皮膚や脂肪を取り除くMckissock法と、乳輪周りを切開してそこから皮膚や脂肪を取り除くGoes法などが用いられます。
メリットとデメリット
メリット |
デメリット |
・即効性が期待できる |
・ダウンタイムが長くて辛い |
乳房縮小術はバストの垂れだけでなく、大きいバスト特有の悩みも同時に改善できる点がメリットです。
しかし、乳房吊り上げ術同様に大掛かりな手術となるため、ダウンタイムが長くて辛く、傷跡や違和感が残るデメリットがあります。
また脂肪を除去する際に知覚神経が傷つき、麻痺した感覚になってしまうケースも。半年〜1年で回復することが大半ですが、まれに元に戻らなくなるリスクもあります。
料金相場
乳房縮小術の費用相場は77万円〜198万円と、乳房吊り上げ術よりもやや高めとなる可能性があります。
リスクの高い治療になるため、料金の安さよりも経験の豊富さ・評判の良さ・カウンセリングの親身さなどでクリニック選びをすることをおすすめします。
クーパー靭帯をメスなしで再生するなら南クリニックの「バスト・タイト」
「垂れた胸を引き上げたいけど、メスを入れる手術は怖い..」という方には南クリニックの「バスト・タイト」を案内しています。
「バスト・タイト」とは、エンブレイスRFの高周波を使用して、クーパー靭帯や皮膚を引き締め、垂れた胸を改善する治療です。
メスを使用せず細長い針を刺す治療になるため「乳房吊上術」や「乳房縮小術」に比べて体への負担が少なく、ダウンタイムも短くなります。
バスト・タイトで使用する「エンブレイスRF」とは
エンブレイスRFは、強力なRF(高周波)という電磁波を使用して、皮膚や靱帯などを縮めて引き締める方法です。
エンブレイスRFを照射した部分には熱が発生し、この熱がコラーゲン線維などを縮めることで、垂れの原因となっている皮膚、靱帯、皮下脂肪を同時に改善していきます。
バスト・タイトの効果持続はどのくらい?
メスを入れる手術に比べて効果が短いと思われがちですが、バスト・タイトは皮膚・靱帯そのものを変化させる治療のため、効果持続は半永久です。
ただし加齢に伴う皮膚や靭帯の衰えは止められないため、歳を重ねることで垂れてしまうことはあります。
バスト・タイトのダウンタイム
バスト・タイトのダウンタイムや経過は下記の通りです。
- 内出血・腫れが引くまで1週間~2週間程度
- むくみや左右差がなくなるまで1ヶ月~3ヶ月
- 針を刺した部分の傷跡は数ヶ月かけて薄くなる
治療後は比較的早く日常生活に戻れますが、完成までは3ヶ月程度と思っておくとよいでしょう。
なお、健康状態や体質のほか、病歴や使用中の薬などによっては治療が受けられないことがあるため、注意が必要です。
バスト・タイトの料金
南クリニックのバスト・タイトの費用は下記の通りです。
- 通常料金:99万円
- モニター料金:66万円(約33%のOFF)
「乳房吊り上げ術」や「乳房縮小術」の治療の種類によっては、バスト・タイトの方が安くなります。
南クリニックではお得なモニターも案内しているため、興味がある方はぜひご検討くださいね。
>> 胸の垂れに効果的な新メニュー「バスト・タイト」の詳細はこちら
胸の下垂が軽度なら豊胸術でアプローチ
下垂が軽度であれば、ヒアルロン酸豊胸や成長再生豊胸など、手術不要の豊胸術でバストの外見を修正する方法もあります。
豊胸の種類 |
ダウンタイム※1 |
効果の持続 |
料金相場 |
成長再生豊胸 |
約1週間 |
半永久 |
1回:約33万円~38万円※1 |
ヒアルロン酸注入豊胸 |
約1週間 |
約半年~2年程度 |
1ccの相場:2,000~5,000円 |
※1:ダウンタイムには個人差があります
※2:南クリニックの場合
ヒアルロン酸豊胸は効果が一時的ですが、成長再生豊胸による効果は半永久と言われています。
また、ヒアルロン酸豊胸では拒否反応やしこりができるトラブルがあるのに対し、成長再生豊胸はバストそのものを育てるため、治療後のトラブルはほとんどありません。
ヒアルロン酸豊胸は1cc単位で見るとお手頃に感じられますが、注入量・効果の持続・トラブル時の対応などを考えると成長再生豊胸の方が高コスパの治療と言えるでしょう。
南クリニックの成長再生豊胸は下記の3つを案内しています。
- 成長再生豊胸W:3~6カ月かけて段階的に大きくするためバレにくい
- 成長再生豊胸F:治療直後から大きくするため通院不要
- 脂肪注入法+成長再生豊胸:体型や性別問わずふんわりバストが実現
バストの下垂が軽度で中身を増やす治療から考えている方は、南クリニックの成長再生豊胸を検討してみてくださいね。
クーパー靭帯をダメージから守るために大切なこと
美容外科での治療はあくまで「最終手段」であり、できるだけ体への負担や高額な費用をかけずに上向きバストを守りたいものです。
そのためには、毎日の生活習慣を見直してクーパー靭帯をダメージから守るよう心がけましょう。
クーパー靭帯は重さと重力に弱く、これらの負荷がかかり続けると伸びたり切れたりしてしまいます。
そのため、下記などに注意して生活しましょう。
- 在宅時でもブラジャーを着用する
- バストサイズに合ったブラジャーを選ぶ
- 猫背や巻き肩に注意する
- 食事は栄養バランスを意識する
- 十分な睡眠時間を確保する
できることから少しずつ実践してくださいね。
まとめ
- クーパー靭帯はコラーゲンを中心に構成された硬い線維であり、伸縮性に乏しいという特徴がある。そのため伸びたり切れたりした場合は自然に再生することはなく、マッサージや各種器具などで修復もできない
- 切れたクーパー靭帯を戻す手術には「乳房吊り上げ術」と「乳房縮小術」があるが、どちらも切開を伴う手術のため、体への負担が大きくダウンタイムが長くなったり、傷跡が残ったりするリスクがある。
- クーパー靭帯をメスなしで再生するなら南クリニックの「バスト・タイト」がおすすめ。細長い針を刺す治療になるため体への負担が少ないうえに、半永久な効果持続が期待できる
- 胸の下垂が軽度ならヒアルロン酸豊胸や成長再生豊胸など、手術不要の豊胸術でバストの外見を修正する方法もある。ヒアルロン酸豊胸は効果が一時的だが、成長再生豊胸による効果は半永久でコスパが高い
- クーパー靭帯をダメージから守るには、普段からサイズの合うブラジャーを着用する、姿勢や食生活に気をつけるなどの生活習慣が大切
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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- すぐに大きくしたい方にオススメ
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- 段階的に大きくしたい方はこちら
当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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- 豊胸と同時に痩身も可能