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公開日2020.07.31最終更新日2020.08.05お悩み

これまでの生活もあるけど、願いも叶えたい「トランスジェンダー」理想のカラダを手に入れるためにできること

性別は男性でありながら、女性の心を持つ性同一性障害(GID)の人たち。自分の感じている性別にそぐわない体の部位を持っていることは、想像以上に苦痛だろうと思います。

その苦痛から解放されアイデンティティを手に入れるためには、外科的な手術が欠かせないのは事実です。「MtoF」つまり男性の体から女性の体への変化を希望される場合には、男性器を切除し、女性器とバストの形成が必要です。逆に女性の体から男性の体へと変化させる「FtoM」では、バストを切除し、女性器の閉鎖と男性器の形成が必要になります。

しかし、すべての手術を受けようとすると、莫大な費用がかかります。2018年4月の法改正に伴い、70~200万円の性別転換手術は、原則として3割負担となったのですが、 煩雑な手続きを経て、長い時間がかかるため、健康保険適用外で治療を受けることとなり、多額の自己負担を強いられているようです。

その理由は、多くの方が性別転換手術を受ける以前からホルモン療法を受けている点にあります。健康保険の制度では、保険適用の治療と保険外の自由診療を同時に受けることを認めていません。つまり、ホルモン療法を継続的に自由診療で受けている人が、性別転換手術をうける場合には、3割負担の恩恵は受けられなくなってしまうのです。

そこで、まずは「ここだけを……」「次にこっちを……」と、ステップを踏んで手術を受けることになるのですが、最近、「MtoF」の手術を希望する人の中では、「最初にバストの手術を受けたい!」という人が増えてきています。

実際、南クリニックでも下半身の手術を受ける前に、まずバストを大きくしたいと相談に来られる「MtoF」希望の方が増えています。同じ悩みを持つ人のために、今回は「MtoFのための豊胸」についてお話をしていきましょう。

男性として生きている、トランスジェンダーの会社員は結構多い

多くの人が、性別通りの外見で生きている

テレビなどのメディアを通して「MtoF」のタレントを見ていると、顔の整形をし、派手なメイクを施し、女性の服装をするというのが一般的なように感じられます。しかし、実は男性の姿のままふつうに会社勤めをし、第三者からは「一般的な男性」としか見られていない人もたくさんいらっしゃいます。

南クリニックに「MtoF」の希望で相談に来られる人の9割は、手術の経験がなく、女性的な外見もされていません。ホルモン注射を打っている人はいらっしゃいますが、ふだんはメイクをすることもなく、ヘアスタイルも男性的です。

いつかは心に適合した外見になりたい

来院された人から話を聞くと、トランスジェンダーを自覚しながらも、生まれてきた性別通りのファッションやヘアスタイルを続けている人はたくさんいるそうです。

親にさえカミングアウトできない人がほとんどで、波風を立てずに生活をするためにあえて心に反したまま通しているとおっしゃいます。

それでも、いつかは自分の心にフィットする性別として生きたいという気持ちがあり、少しずつ、体に変化をつけることを考えるのだそうです。

「性別適合手術」とは、どのようなものなのか?

ここで「MtoF」のための性別適合手術の種類について簡単に説明しておきましょう。たいていの人はホルモン療法を続けながら、以下のような適合手術を受けています。

バストの形成…シリコンバッグなどを挿入してバストの膨らみをつくる。

精巣切除…精子をつくる器官である精巣を、手術によって取り除く。「生殖機能を持っていない」ことが戸籍変更の要件となっていることから、女性として戸籍を作り直すにためには必須の手術となる。

陰茎の切除…精巣同様、戸籍変更をしたい場合には切除が必要。

膣の形成…性行為のために必要となる手術。術式には2タイプあり、ひとつは「反転法」と呼ばれるもので、陰茎の皮膚や海綿体を使って膣の形をつくるもの。もうひとつは「S字結腸法」と呼ばれる術式。下腹部を切開して自身の腸を切除し、それを利用して膣の形成を行う。

外陰部の形成… 陰茎包皮や陰嚢を使って外陰部の形をつくる。

これらの手術には特殊な技術が求められるため、すべての手術を引き受けてくれる医療機関は限られてきます。特に下半身の手術は、技術を持った医師が日本国内には少ないこともあり、タイを中心とする海外で手術を受ける人が大半です。

下半身の手術後は、かなり強い痛みや腫れ、膿の発生、術式によっては悪臭が続きます。また、形成した膣の穴がふさがらないように、しばらくはダイレーションと呼ばれる、穴に棒を入れるケアを続ける必要もあり、痛みとの戦いが続きます。

これまでの生活を維持しながら、本来の自分を手に入れる…第一歩としての豊胸

最初のステップは豊胸から

上記でも述べた通り、「MtoF」のために行う下半身の手術は、相当ハードルの高いものとなります。そのため、まずは日本国内で手術が手軽に受けられる、顔の整形と豊胸を行う人が多いようです。

また、仕事を継続していきたいと考える人は、顔の整形も二の足を踏むところがあり、結果として、最初に手をつけるのが豊胸術という人が増えてきています。

南クリニックにも、見た目は完全に男性なのですが「豊胸をして欲しい」と相談に来られる人が増えています。

伸びの悪い皮膚がシリコンバッグの挿入を阻む

「MtoF」のための豊胸では、「シリコンバッグ挿入法」が国内外を含めても圧倒的に症例数が多いでしょう。脇、もしくはアンダーバストにメスを入れ、希望するサイズのシリコンバッグを挿入します。

ただ、男性の骨格、男性の筋肉を持った人の場合、女性がシリコンバッグ挿入法を受けるより、術後の痛みや腫れは強くなります。また、形がいびつになったり、硬く、人工的なバストとなってしまう可能性も高くなります。

その理由は、皮膚が厚く硬い点にあります。女性の体に比べて胸の面積が圧倒的に広く、バストを形成するためには相当な大きさのシリコンが必要となるのですが、伸びの悪い皮膚がそのシリコンを覆うのは至難の業です。仕上がりが、空気をパンパンにいれた風船のように硬くなりがちな理由がここにあるのです。

10代の少女の喜びを再現

最近は、まず皮膚を伸ばす装置を使用し、十分な空間が取れてからシリコンバッグを挿入する手技も増えてきましたが、体への負担が大きいことには変わりありません。

そこで、南クリニックでおすすめしているのが、メスを使わずに自身のバストの脂肪を増やす「成長再生豊胸」です。

思春期の少女のバストが、自然に少しずつ大きくなっていくように、徐々にバストが膨らんでいくので、筋肉や皮膚への負担は最小限に抑えられます。また、少しずつ大きくなっていくバストの感触を味わえるので、「女性としての喜び」を感じられる点も「MtoF」の施術として注目を集めています。

注射だけでバストが成長を始める

施術は注射のみ。「成長因子」と呼ばれる、細胞の分裂や増加を促すたんぱく質をバストに注入します。南クリニックで使用する成長因子は、バスト内の脂肪と、乳腺の成長に特化したものです。そこに、女性ホルモンが働きかけることで、バスト内で脂肪の増加と乳腺の成長が開始されます。

多くの人がホルモン療法を受けているため、成長再生豊胸の効果を十分に得ることができますが、もしホルモン療法を行っていない場合には「成長再生豊胸F」といって、成長因子に女性ホルモンを添加したタイプも用意しています。

こちらであれば、女性ホルモンの働きかけが確実に行われ、バストの成長がスピーディに進んでいきます。

ポジティブな感想がたくさん届いている

実際に成長再生豊胸を経験したトランスジェンダーの人たちの感想を少しだけ紹介しておきます。カウンセリングでは他のお客様と接触がないように配慮しています。興味を持たれたかたは、ぜひ、お電話でご相談ください。

☆少しずつバストが膨らんでいく過程に、毎朝起きるのが楽しみだった

☆何度か注射を受けることで、満足のいくバストサイズにできた

☆シリコンバッグ挿入法で激痛と戦っている知人がいるが、成長再生豊胸は軽い筋肉痛程度の痛みが2日間あっただけ。ラクすぎて驚いた

☆触り心地が本物のバストと変わらない

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成長再生豊胸には、
成長再生豊胸F成長再生豊胸W
2種類があります。

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