成長再生豊胸で左右差ができることはありますか

シリコンバッグ挿入法や脂肪注入法・ヒアルロン酸注入法など、とくに人工的なものを注入する豊胸術では、まれに左右差が生じてしまうことがあります。

注入したものが体に吸収されてしまったり、しこりができたり形がいびつになったりするケースが見られ、左右のバランスを悪くする原因です。

一方で成長再生豊胸は、バストが自ら成長するように促す豊胸術です。 人工的なものをプラスするわけではなく、乳腺を発達させて脂肪を増やす「成長因子」を注入します。そのため、バストの左右差や形に影響を与えることがなく、明らかな左右差ができる心配はありません。

成長再生豊胸は、あくまでも自分のバスト内の成分を増やしてボリュームアップにつなげるものです。「バレてもいいから、一気にしっかり大きくしたい」という方には不向きですが、違和感のない自然な仕上がりになるため、左右差が気になる方には非常におすすめです。ダウンタイムなしで半永久的な効果が期待できる点もメリットと言えますね。

ただし、どのような豊胸術を受けても、生活習慣によって、片方のバストだけ大きさや形が徐々に変化していく可能性はあります。

行動のクセや姿勢の悪さなどです。 たとえば、右手ばかりを使う方は、右側のバストの筋肉が発達します。筋肉が発達すると脂肪が引き締まるため、バストは小さくなります。

また、猫背や前かがみの姿勢が多いと、骨盤や背骨のズレにつながり、体全体の歪みを引き起こします。その結果、左右のバストの大きさや形に差ができてしまうのです。

そもそも、もともとバストが左右対称という人はほとんどいません。生まれつき左右差がある場合もありますが、こういった生活習慣も大きく影響しています。

その可能性は大きいですね。また、テニスやバドミントンなど片方の腕を集中的に使うスポーツをよくする人も、左右のバランスが崩れやすい傾向があります。

ただし、利き手に関係なく、バストは左側のほうが大きい人が多いです。それは、心臓を守るために左側の胸郭（胸部の内臓を取り囲む骨）が発達しやすいためです。 

なお、成長再生豊胸では、もともとバストに左右差がある場合でも、注入量をコントロールすることでバランスのよいバストを目指せます。

できるだけバストが大きいほうの腕を使うように心がけてください。筋肉が発達している側を休めることで、左右の差が大きくなるのを防げます。また、普段の姿勢を見直してみましょう。パソコンやスマートフォンを長時間使用する人や、座りっぱなしの姿勢が多い人は猫背になりやすいため要注意です。意識して目線を高めたり、適度に体を動かしたりするとよいでしょう。

そのほか、バストまわりのマッサージも効果的です。オイルやボディクリームを使って、お風呂上がりなどにリラックスしながら行ってください。小さいほうのバストをとくに念入りに、背中や脇の脂肪をバストに集めるイメージでやさしく刺激するのがポイントです。血行不良を改善し、全体的なバストアップにもつながります。

成長再生豊胸で大きくするのはすべて自分のバストの組織であるため、ヒアルロン酸のように体内に吸収されて、元に戻ることはありません。

しかし、極端なダイエットによって急激に体重が減ってしまえば、バストも小さくなる可能性が高いです。脂肪をつけるために無理に太る必要はありませんが、できるだけ体重をキープするようにしてください。