コラム
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公開日2021.02.28最終更新日2022.10.18豊胸Q&A
豊胸後の劣化が不安!?豊胸したバストは老後、どのように変化しますか?

ご相談者様
豊胸をしたいと考えていますが、老後、バストが変形して悲惨なことになると聞きました。豊胸は一生モノだと信じたいのですが、劣化することはあるのでしょうか?


「豊胸したバストは一生そのまま」ではありません。どんな豊胸術であっても、年月が経つと変化が起こります。変化の仕方は豊胸術によって違いがあります。

脂肪注入法を考えていますが、どんな変化が考えられますか?

脂肪注入法は自身のヒップや太ももの脂肪をバストに注入する豊胸術です。豊胸後も、バスト内の脂肪はすべて自分のものなので、触り心地や揺れ方は自然です。ただし、ナチュラルである分、年を重ねてバストが下がる、ハリがなくなるなど、老化によるバストラインの変化は豊胸をしていない場合と同じです。

老後には、年相応のバストになるということですね。シリコンバッグ挿入法はどうでしょうか。バッグが劣化すると破裂すると聞いたことがあります。

シリコンバッグには寿命があります。現在では、厚生労働省にあたる、アメリカのFDA(米国食品医薬品局)は、シリコンバッグの寿命を約10年と発表しています。日本の美容クリニックでも、今は10年を目安に入れ替えを推奨しているはずです。

10年以上経つと、どんな劣化が起きるのですか?

主にバッグの一番外側の、中の液体を包んでいる袋状のシリコン膜が、硬くもろくなって、裂けたり穴が空いたりします。また、バスト内に入れたバッグの周囲には、「カプセル拘縮」という、硬い被膜ができます。
これ自体は問題ないのですが、長年、バッグを入れたままにしておくと、被膜が厚く硬くなり、バッグを締め付けるようになります。こうなると、見た目は悪いし、カチカチに硬くなってしまいます。場合によっては、痛みなどを伴うこともあります。

バッグの中身が漏れてしまうことはありませんか?

劣化したバッグが自然に破損し、中身が漏れてしまうこともあります。少しずつ漏れるので最初は自覚がありませんが、長期にわたると炎症が起きて痛み出したり、バストの形がいびつになることもあります。

劣化したバッグは取り除くことはできますか?

手術で取り除くことは可能です。ただし、バッグの入っていた空間があいてしまうので、新たな豊胸術を受けないと、バストはしぼんで垂れてしまいます。

新しいバッグを入れたくない場合、どのような豊胸術であれば、大きなバストを維持できますか?

バッグを入れると、また10年後に入れ替えが必要になるので、脂肪注入法をすすめるクリニックが多いようです。ただし、脂肪吸引の手術はダウンタイムが長く忙しい人には向きません。
目次
豊胸術の種類
現在、主流となっている豊胸術はシリコンバッグ豊胸・ヒアルロン酸豊胸・脂肪注入豊胸の3つであり、多くの美容外科クリニックで行われている。
シリコンバッグ豊胸
シリコンバッグをバスト内の乳腺や大胸筋膜の下に挿入してバストアップさせる豊胸術。
ヒアルロン酸豊胸
保水・保湿力が高く、化粧品に使われることの多いヒアルロン酸を注射器でバスト内に注入してバストアップさせる豊胸術。
脂肪注入豊胸
太ももやお尻などから吸引して採取した脂肪をバストに注入してバストアップさせる豊胸術。一度の手術でシェイプアップとバストアップの両方が可能である点が特徴。
豊胸した後のバストは劣化しない?種類別の変化の可能性
3つの豊胸術にはそれぞれ優れたメリットがあるが、豊胸後時間が経つにつれて変化が表れるようになる。
シリコンバッグ豊胸
年齢を重ねてもシリコンバッグが劣化しない限りバストの大きさは変わらないが、シリコンバッグは約10年で寿命とされているため、新しいものと入れ替えるメンテナンスが必要となる。経年劣化したシリコンバッグをそのままにしていると破損して炎症や変形を起こしてしまうことがある。
また、術後時間が経つと、シリコンバッグに周りにできた被膜がシリコンバッグを圧迫する「カプセル拘縮」が起こり、バストがボールのように硬くなって見た目にも違和感が出てしまう。
ヒアルロン酸豊胸の場合
ヒアルロン酸で豊胸した場合、効果の持続期間は半年~2年ほど。加齢による劣化を心配するまでもなく効果は短期間で消滅する。ただし、ヒアルロン酸豊胸によってできたしこりを放置したままにしていると、そのしこりが瘢痕化し、慢性的に炎症を起こし、しこりを残す可能性がある。
脂肪注入豊胸の場合
脂肪注入法は本物のバストとほとんど変わりない自然なバストに仕上がる分、加齢による影響も本物のバストと同じように受ける。そのため、年齢を重ねればバストが萎んだり、位置が下がったりする。
まとめ
・豊胸したバストは、年齢とともに形や触り心地が変わる。
・脂肪注入法のバストは、ふつうに老化現象が起きる。
・シリコンバッグ老化より劣化が問題。バッグの寿命は約10年です。長期間同じバッグを入れたままにしていると、バストの変形や痛みが生じることもある。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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