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公開日2019.09.25最終更新日2021.04.08豊胸基礎知識

胸の左右差がひどい・・・その原因と左右差を解消する方法とは

バストに関するお悩みで多いのが「左右の大きさが違う」という声です。豊胸に興味があっても、片方だけバストを大きくすることができるのか、左右差を改善しながら全体的にボリュームアップできるのかなど、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

ここでは左右差のあるバストの原因と豊胸術を受けるときに知っておきたいことについて詳しくお話ししていきます。

そもそもバストの左右差はなぜ起こるのか?

人間の体は非対称にできていて、完全に左右対称であるパーツというのはありません 。バストの左右差は誰にでもあること。「こんな悩みをもっているのは自分だけ?」と不安にならなくても大丈夫です。では、バストの大きさはなぜ左右で偏りがあるのでしょうか。

 

人間の骨格は、心臓を守るために左側の胸郭が大きく、バストは左側が大きい人が多いのです。さらに筋肉の発達具合の違いも影響します。例えば右手が利き手であれば右側の筋肉が発達して脂肪が少なくなり、右のバストが小さいということが起こりがちです。日常的にスポーツをされている方であれば、左右で筋肉の付き方に違いがある事を実感されているかと思います。

 

その他にも、姿勢の悪さや生活習慣で起こる体の歪みなどもバストがアンバランスになる原因になります。

 

また、バストの大きさの違いに悩んで豊胸を考える前に確認していただきたいことがあります。それは極端なバストの左右差が病気によるものではないのか?という点です。

 

バストの周りを取り囲む骨のことを胸郭(きょうかく)と呼びますが、「胸郭変形」といって骨が変形することで左右のバストに目立つ左右差ができてしまうことがあります。まれなケースですが、考えられる症状は以下の2つです。

 

・漏斗胸(ろうときょう)

胸骨や肋骨が変形してへこみ、漏斗のような形になる症状。大人の女性では右胸の骨がへこみ、右側のバストが極端に小さいという症状が多いです。この場合、豊胸術だけを受けてもうまくいかないため、骨格の変形を改善する治療が必要なことがあります。

 

・ポーランド症候群

大胸筋、小胸筋、広背筋などの筋肉が生まれつき欠損している症状です。大胸筋の欠損によりバストに極端な左右差がでることがあります。

 

小さいころに漏斗胸やポーランド症候群の可能性を指摘されたことのある方や胸の骨がくぼんでいて片側のバストだけ極端に小さいという場合、豊胸を考える前に形成外科での治療が必要になるかもしれません。

 

骨や筋肉の状態に問題がなく、単なる大きさが違っているだけなら豊胸術によってアンバランスを改善できます。実際に、バストの大きさの左右差を改善したいといってカウンセリングや治療に来る患者さんも多いので、気になるならまず無料カウンセリングが受けられるクリニックで相談してみてはいかがでしょうか。

バストの左右差を解消する豊胸術とは

豊胸術にはいくつかの方法があります。どの方法でも大きいほうのバストに合わせて、片方だけバストを大きくするということができますし、注入物の量を調整するなどして、両方のバストをバランスよくバストアップさせることも可能です。

 

ただしバストの左右差に悩んでいらっしゃる方のなかにはもともと痩せ型という人も多いので、慎重に豊胸術の方法を選ぶ必要があるでしょう。では、今行われている主な豊胸術の方法ごとに具体的に説明していきましょう。

ヒアルロン酸注入法

最も簡単にできるのはヒアルロン酸注入法でしょう。人間の体にもともとあるヒアルロン酸を注射で注入していく方法です。ヒアルロン酸注入法は部分的に注入することができるため、「バストの外側にボリュームをもたせたい」「谷間を作りたい」といった細かいご要望に応えられます。この点を考えると、左右の大きさを調整するにはもってこいの方法と考えることもできますね。

 

ただし、ヒアルロン酸は次第に吸収されてなくなってしまうため、左右のバランスを維持したい場合、定期的に治療を受ける必要があります。ヒアルロン酸は1ccあたり2,500~3,000円が相場で、必要な量だけ購入して入れるようなイメージです。ブラジャーのサイズで1カップ大きくさせたい場合、片側80ccくらいが目安となります。

 

1ccあたり3,000円のヒアルロン酸なら24万円、これにだいたい10万円くらいの技術料が追加されます。また、ヒアルロン酸注入の場合大きくできるサイズは0.5~1カップ程度が限度で、それ以上の左右差を解消したいなら別の方法を検討しましょう。

 

費用の総額、効果の持続が半年から1年くらいであるという点を考えると、定期的に受ける治療としては費用が高く、コストパフォーマンスがいいとは言えないでしょう。

シリコンバッグ挿入法

シリコンバッグ挿入法でも、左右大きさが違うシリコンバッグを挿入して全体のバランスを整えることができます。

 

漏斗胸やポーランド症候群の患者さんのように、片方のバストが極端に小さいケースでは、片方だけにシリコンバッグを入れてバランスを調整することもできます。

 

骨格や筋肉に問題がないなら大きさの違うシリコンバッグを両方に入れてバランスを整えるほうが自然な仕上がりになるでしょう。片方だけにシリコンバッグを入れると手触りやバストの動きが左右で変わってしまい不自然になるため、あまりおすすめできません。

 

シリコンバッグ挿入法では、1回の施術で2カップくらいまでのバストアップが叶います。ただ、もともと痩せている方があまり大きいシリコンバッグを入れると見た目が不自然になるだけではなく「リップリング」と呼ばれるアンダーラインの付近に段差ができる現象が起こることがありますから、適度な大きさのシリコンバッグを選ぶようにしましょう。

 

シリコンバッグ挿入法の費用の相場は両胸で75万~95万円程度。効果は半永久的かつ1度の治療で済むことから、コストパフォーマンスが良い方法でもあります。

脂肪注入法

患者さん自身の太ももやお尻、お腹などから採取した脂肪をバストに注入する方法です。豊胸術のなかではバストの手触り、柔らかさについてはもっとも優れている方法と言えます。

 

 

痩せ型の体型の方は十分な脂肪が取れないこともあるのですが、術後の脂肪定着率が高い方法を選べば、左右のバランスを整えるくらいのサイズアップは十分可能でしょう。脂肪の定着率がいいのは

 

・活性度の高い脂肪細胞

・幹細胞を豊富に含んだ組織と成長因子

 

この2つを使った脂肪注入法です。

 

従来の脂肪注入法では注入した脂肪の半分くらいしか定着しないこともあり、効果が持続しないといった声もよくあがっていたのですが、この方法なら80~90%の定着が期待できます。確率が高い分、少ない脂肪でバストアップできるため痩せ型の人でも施術できるというわけです。

 

幹細胞を豊富に含んだ組織と成長因子を使った脂肪注入法は「痩せているけれど脂肪注入でサイズのバランスを整えたい」「体に異物を入れるのは抵抗がある」という方にはおすすめできます。すべての美容外科で行っているわけではなく、費用もクリニックによって異なりますから、まずは無料カウンセリングで相談してみるのがいいでしょう。

左右差を改善後、再度左右差ができてしまうこともある?

ヒアルロン酸豊胸術では効果の持続が半年から1年程度。その後はヒアルロン酸が吸収されてしまうため、元のアンバランスなバストに戻ってしまうことになります。

 

シリコンバッグ挿入法ではシリコンバッグを入れた側のハリは半永久的ですが、入れていないほうのバストは加齢とともに縮小、下垂していくため、将来的に再びアンバランスになることも考えられます。これを防ぐためにも片側だけにシリコンバッグを入れるのではなく、大きさの違うシリコンバッグを両方のバストに入れることをおすすめしています。

 

一方、脂肪注入法では定着した脂肪はバストにもともとあった脂肪と一体化しますので、将来的に体重が減ったり、加齢によってバストが下垂したりしても左右の差はそれほど目立たないでしょう。

それぞれの豊胸術にデメリットは?

ヒアルロン酸注入法では、注入量や位置によってヒアルロン酸の周りにコラーゲンの膜ができてかたまりになってしまうことがあります。豊胸術のトラブル例としてよく取り上げられているバストがボコボコになるというのは、ヒアルロン酸注入で起こりやすいトラブルなのです。

 

シリコンバッグ挿入法ではシリコンバッグのまわりにコラーゲンの膜ができて中身を締めつけ、バストが硬くなってしまう可能性があります。これが「被膜拘縮(ひまくこうしゅく)」です。左右で大きさの違うシリコンバッグを挿入した場合、被膜拘縮の具合も異なることが考えられます。こうなると見た目もかなり不自然になって、左右に差がでることもあるでしょう。

 

被膜拘縮は無理に大きなバッグを入れない、感染が起こらない環境下で適切な処置を行うなどしてリスクを抑えることができます。とはいえ、体質や個人差もあり絶対に起こらないとは言い切れません。

 

脂肪注入法では、定着しなかった脂肪細胞の周りにカルシウムが集まって石灰化と呼ばれる現象を起こすことがあります。 見た目では分からないことが多いのですが、 乳がん検査で実施するマンモグラフィ検査で石灰化が指摘されてしまうことが考えられます。

 

実際は乳がんとは関係なく、また脂肪注入による石灰化ががんになることはありません。しかし、乳がん検診での誤診は大変な精神的負担となってしまいます。

バストを自然な方法で大きくする成長再生豊胸。左右差を改善することは可能?

成長再生豊胸は「成長因子」を注入してバストを自然なプロセスで成長させるという新しいバストアップ方法です。

 

成長因子というのは、思春期に体が成熟するのに欠かせない性ホルモンを活性化する物質のこと。成長ホルモンや性ホルモンと同じように、成長因子も年齢とともに少なくなっていきますが、これをバストに補充して成長させるというのが成長再生豊胸なのです。もちろん、この成長再生豊胸でもバストの左右差を改善することはできます。

 

成長再生豊胸には成長因子だけを注入する「成長再生豊胸W」と成長因子の薬液を改良することで即効性を高めた「成長再生豊胸F」があります。

 

左右差改善のために、大きくしたい右側のバストだけに成長因子を注入するとしましょう。この後、成長再生豊胸Fではホルモン注射をします。このホルモン注射は大きくしたい右側のバストだけではなく、全身に作用するため左側のバストも少し大きくなります。

 

もうひとつの成長再生豊胸Wでは、成長因子を右側のバストに注入するだけでホルモン注射は使用しません。この場合、豊胸効果は右側だけに現れることになります。 片方のバストだけを大きくしたい方には、成長再生豊胸Fよりも成長再生豊胸Wのほうが適しているといえます。

 

ただ、閉経後の方や更年期世代の方はもともと分泌されている女性ホルモンの量が減ってきているため、「成長再生豊胸W+ホルモン注射」という組み合わせを行うほうが、効果がでやすいこともあります。

治療を受けたあと、またバストの小さくなることはある?

成長再生豊胸では成長期と同じようにバストが自然に大きくなります。そのため術後、極端なダイエットをするなどして脂肪が落ちてしまえば、バストも小さくなってしまう可能性があります。このこともあって、成長再生豊胸の施術後3~6カ月程度はダイエットをせず体重をキープしてもらうようアドバイスしています。といっても太る努力は必要なく、体重を維持するよう心がければ十分です。

術後、手触りが悪くなったり見た目がボコボコになったりすることはある?

成長再生豊胸の場合、その心配はありません。成長再生豊胸とほかの豊胸術の最大の違いは異物を残さないという点にあります。ほかの方法はボリュームの足りないところに「何かを入れて」バストアップします。

 

しかし、成長再生豊胸はあくまでもバストの自然な成長を促す方法。注入した成長因子はもともと体にある成長因子と同じように時間の経過とともになくなっていきますから、バストのなかに残った異物がかたまりを形成するようなこともありません。

 

もちろん手触りもとても自然。傷跡も残らないので豊胸したことが周りにバレるのは困るという方にも最適な方法です。

 

成長再生豊胸で左右の大きさの違いを改善したいという方は、症例数の多いクリニックで相談してみましょう。バストの状態や年齢、体質などに合った最善の治療方法を提示してもらえます。

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成長再生豊胸には、
成長再生豊胸F成長再生豊胸W
2種類があります。

当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。

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