胸を大きくするサプリは安全？本当に効果ある？

バストアップ効果を標榜する食品やグッズがたくさん出回っています。

その中でもサプリメント（通称サプリ）は飲むタイプであるため、なんとなく「体の中から何かが変わるのかもれない」と大きな期待を寄せる方がいらっしゃることでしょう。果たして、食品の一つであるサプリメントを飲み続けていれば、本当にバストアップできるものなのでしょうか。

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 胸を大きくする「バストアップサプリ」は本当に効果があるのか？

バストサイズにお悩みの方にとって気になるサプリメント、それはバストアップサプリではないでしょうか。店頭やオンラインショップではバストアップ効果を謳うさまざまなサプリを見かけるため、「これだけ商品があるのは本当に効果があるからでは」と感じるのも無理はありません。

結論：バストアップサプリに胸を大きくする効果はない

しかし、結論から言うと、バストアップサプリに胸を大きくする効果はありません。

市販のバストアップサプリの多くは女性ホルモンの働きを活性化する成分や、肌に潤いやハリを持たせる栄養素を主成分としていますが、こうした成分を多く摂取するだけで胸は大きくならないからです。

胸を大きくするには、女性ホルモン・成長因子・成長ホルモンの3大要素がバランスよく分泌されていることが大前提。女性ホルモンだけを増やしても成長因子と成長ホルモンの量が少なければ胸は膨らみませんし、保湿成分はあくまで組織の潤いとハリの向上・維持の効果を持つに過ぎないからです。

「バストアップサプリで効果があった」の正体とは？

確かに、大豆イソフラボンやアグアヘ、ワイルドヤムは女性ホルモンと似た働きをしたり、女性ホルモンの働きを活性化させたりしますが、だからと言って胸が大きくなるわけではないことは上記の説明から明らかです。

ときどき「私はこのサプリで効果があった」との口コミを見かけますが、それはサプリの摂取によって「バストにややハリが出た・潤った」というのが実際のところ。要はバストが全体的に若々しくなることで、胸が大きくなったように感じるだけなのです。

逆に言えば、バストアップではなく、色艶・ハリがある若々しいバストを目指すのであれば、バストアップサプリには一定の効果があると言えるのではないでしょうか。もちろん、必ず効果が現れるとは断言できませんし、そもそも、食品に医薬品のような効果を期待するべきではありません。

気になるバストアップサプリの安全性 プエラリア・ミリフィカは要注意

ですから、バストアップサプリに過度な期待を持たず、あくまでも「美容のための食品」として捉えるのであれば否定はしませんが、一つ注意していただきたいサプリがあります。

それはプエラリア・ミリフィカというマメ科の植物を主成分としたものです。

非常に強いエストロゲン（女性ホルモンの一つ）活性成分であるため、これを多く含むサプリを飲むとホルモンバランスを崩し、発疹、嘔吐、下痢、不正出血、生理不順といった症状が現れることがあります。

女性らしいボディラインや滑らかな肌は、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンのバランスが整って初めて実現するものであり、どちらか一方が多過ぎたり少な過ぎたりすると、美しさどころか健康も維持できなくなってしまいます。

プエラリア・ミリフィカについては実際の摂取経験者による健康被害報告や日本医師会による注意喚起により、最近ではだいぶ周知されてきました。

すでにプエラリア・ミリフィカを主成分としたバストアップサプリを持っている方は規定の摂取量を必ず守り、体調に異変を感じ場合はすぐに摂取を中止してください。

成人してからバストアップする方法は2択 「太る」か「豊胸」のどちらか

バストアップサプリには効果がない……となると、他にどのような方法があるのでしょう。

結局、成人してからバストアップするには、太るか豊胸するかのどちらかしか方法はありません。つまり、バストアップするのは成長期のみなのです。

前述の通り、バストアップするには女性ホルモン・成長因子・成長ホルモンの3つの要素が必要ですが、成長因子は成人後に急激に減り、以降は増えることがありません。

また、成長ホルモンと女性ホルモンについても、人によってはだいぶ減っていることがあります。したがって、この3要素のバランスが崩れがちな成人後にバストアップするには、豊胸か太るかしかありません。

成長因子を活用した豊胸術「成長再生豊胸」とは

成長因子は細胞を増殖させるタンパク質のことをいいます。成長期は体全体を成長させる必要があるため、この成長因子が体づくりで大きな役割を果たしますが、それは成長期だけ。大役を果たした成長因子は徐々に消えていきますが……そんな成長因子に目をつけたのが、南クリニックの成長再生豊胸です。

成長再生豊胸は成長因子をバストに注入し、乳腺を発達させながら脂肪を増やしてバスト大きくする豊胸術であり、成長期のようなバストの成長をもう一度再現させるようなものです。

成長再生豊胸は手術不要、成長因子の注射のみ。しかも、バストアップ効果は術後急激に痩せない限り半永久的に維持できます。

医療行為である以上、「100％安全」「デメリットやリスクはなし」ではありませんが、これといった効果を感じられないままバストアップサプリを飲み続けるより、豊胸という医療行為を選んだ方が、結果が出やすいのは確かでしょう。

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まとめ

・女性ホルモンの働きを活性化する成分や、肌に潤いやハリを持たせる栄養素を主成分としたバストアップサプリにバストアップ効果はない。

・バストアップには、女性ホルモン・成長因子・成長ホルモンの3大要素がバランスよく分泌されている必要があり、バストアップサプリで女性ホルモンだけ増やしても効果は出ない。また、そもそもコラーゲンのような肌に潤いやハリを持たせる栄養素にバストアップ効果はない。

・プエラリア・ミリフィカというマメ科の植物を主成分としたバストアップサプリには注意が必要。女性ホルモンのバランスが崩れ、体調不良になるリスクが報告されているため、飲む際は規定の摂取量を必ず守り、体調に異変を感じ場合はすぐに摂取を中止すること。

・成人してからバストアップするには、太るか豊胸するかのどちらかしかない。つまり、バストアップするのは成長期のみ。

・南クリニックの成長再生豊胸は、成人後急激に減少する成長因子を活用した豊胸術。成長因子を外部からバストに注入し、乳腺を発達させながら脂肪を増やして大きくする。成長期のようなバストの成長をもう一度再現させる方法。

・成長再生豊胸の施術は成長因子の注射のみ。バストアップ効果は術後急激に痩せない限り半永久的に維持できる。デメリットやリスクがまったくないわけではないが、豊胸という医療行為なのでバストアプサプリよりはっきりとした効果が出やすいのは確か。