コラム
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公開日2023.02.20最終更新日2024.07.05豊胸基礎知識
産後・授乳後に胸が垂れる原因は?元通りになるの?
妊娠週数を重ねるにつれて大きくなる妊娠中の胸。小胸で悩んでいた方にとっては喜ばしい体の変化かもしれません。しかし、産後・授乳後はその胸も萎み、妊娠前と比べると垂れてしまうことが多い傾向にあります。果たして、一度垂れてしまった胸は元通りになるのでしょうか。
目次
妊娠中はパンパンに張っていたのに……産後・授乳後に胸が垂れるのはなぜ?
「つわりでつらいときがあったけど、バストが大きくなってうれしかった」との声を出産経験者の方から聞くことがあります。確かに妊娠すると徐々に胸が張るようになり、妊娠後期には妊娠前より2カップ以上大きくなっていることも。
しかし、産後しばらく経ち、授乳が終わるころにはバストが萎み、垂れてしまった方もいらっしゃるでしょう。
なぜ、このような状態になってしまうのでしょうか。
クーパー靭帯は一度伸びてしまうと元に戻らない!
妊娠すると将来の出産・授乳に向けて大量に女性ホルモンが分泌されるようになりますが、この結果、乳腺が発達して胸が大きくなります。すると、胸を吊り上げているクーパー靭帯という組織もサイズアップと比例して伸びていきますが。しかし、伸縮性乏しい、硬めの組織であるクーパー靭帯は一度伸びてしまうと元に戻りません。そして、伸びたクーパー靭帯はバストの緩みとなって、胸をしっかり上向きに吊り上げることができなくなります。
胸の皮膚の伸び・胸の急激な萎みが下垂に拍車をかける!
また、サイズアップしたことで胸の皮膚も一緒に伸びるうえ、胸が萎んでハリを失うことも下垂を加速させる一因に。皮膚は伸びるとそう簡単には元に戻りません。
胸を吊り上げる主力であるクーパー靭帯、胸を補助的に支えている皮膚、そして若々しさに欠かせない胸のハリ。産後・授乳後に胸が垂れるのはこの3点が衰えるからです。
産後・授乳後に垂れた胸は元通りになる?
クーパー靭帯は一度伸びると戻らない。そして、胸の皮膚も簡単には戻らない。
ここですでにお気付きの方がいらっしゃると思いますが、結局、産後・授乳後に垂れた胸は妊娠前と同じ状態に戻ることはありません。特にクーパー靭帯が伸びて緩むことの影響は非常に大きく、修復不可能な組織である以上、いくら筋トレやマッサージをしてもリフトアップにはつながりません。
垂れた胸を元通りにするならバストの整形が最も有効
しかし、胸を引き上げるリフトアップの手術であれば元通りにできる可能性が出てきます。なぜなら、この手術では伸びた皮膚、場合によっては乳腺や脂肪も切除し、バストを物理的に引き上げるからです。これは直接体に働きかける医学だからこそ実現できること。自宅ケアで対応できない場合は、医療の力を借りるのも手なのです。
体に負担をかけたくない場合は「手術しない豊胸術」も選択肢に!
また、リフトアップ手術のほか、上胸だけヒアルロン酸注入法や成長再生豊胸で豊胸して、垂れている印象を和らげることもできます。この方法は軽度の下垂でとどまっている方にのみおすすめできる方法ですが、どちらの方法も手術不要なので子育てで忙しく、「ダウンタイムにゆっくり休むなんてできない!」という場合にはおすすめです。
ヒアルロン酸注入法
保湿成分として有名なヒアルロン酸をバストアップしたい部分に注入する豊胸術であり、垂れた胸の場合は上胸を中心に注入することになります。
しかし、ヒアルロン酸注入法の効果持続期間は半年〜2年程度。いつかは消えるものだと理解したうえで施術を受けてください。
そして、本来、時間が経つにつれて体内に吸収されていくはずのヒアロルン酸が残ってしまった場合、体の異物反応により、そのヒアルロン酸の周りに被膜が形成されてしこりになってしまうことがあります。こうしたデメリットも留意しておきましょう。
成長再生豊胸
成長因子(細胞を増殖させるタンパク質)をバストアップしたい部分に注入する豊胸術です。成長因子で乳腺を発達させながら脂肪を増やして大きくする方法であり、術後急激な体重減少がなければ効果は半永久的に持続します。
さらに、体内にもともとある組織に働きかけるので、異物反応によるしこり発生のリスクが限りなく低い点もメリットです。
しかし、段階を踏みながら大きくしていくため即効性には欠けますし、複数回施術を受ける必要があるため、費用が高額になりがちである点はデメリットです。
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まとめ
・産後・授乳後に胸が垂れるのは、クーパー靭帯と胸の皮が伸び、胸自体も萎んでハリがなくなるから。
・クーパー靭帯は一度伸びてしまうと元には戻らない。胸の皮も元に戻りにくい。産後・授乳後垂れてしまった胸を妊娠前と同じ位置の戻すのであれば、体に直接働きかける美容整形がベスト。胸のリフトアップ手術では伸びた皮膚、乳腺や脂肪を切除して胸を物理的に吊り上げる。
・胸の下垂が軽度である場合は上胸だけふっくらさせて、垂れた印象を和らげる方法もある。ヒアルロン酸注入法と成長再生豊胸であれば手術不要なので体に過度な負担がかからない。なお、成長再生豊胸は成長因子で乳腺を発達させ、脂肪を増やす豊胸術であり、将来急激に痩せることがなければ効果は半永久的に持続する。
・ヒアルロン注入法は効果の持続期間が短く、場合によってはしこりができる可能性がある点に注意。成長再生豊胸は即効性がなく、複数回施術を受ける必要があるため費用が高額になりがちな点がデメリット。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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