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公開日2023.10.15最終更新日2023.11.15豊胸基礎知識

豊胸の種類を徹底比較!後悔しないための基礎知識を美容外科医が解説

豊胸手術を検討している方に向けて、豊胸の種類を比較しながら紹介します。手術方法や効果・メリットだけでなく、費用やデメリット、よくある後悔のパターンまで、美容外科医の視点で徹底解説していますので、豊胸術選びにぜひ活用してください。

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豊胸の種類とは

現在クリニックで行われている豊胸術は大きく分けて4種類あります。

シリコンバッグ豊胸

脇の下や乳房の直下をメスで切開して、シリコンジェルなどを詰めたシリコン製バッグを挿入

ヒアルロン酸豊胸

ヒアルロン酸をカニューレ(手術用の太めの注射針)で直接胸に注入

脂肪注入豊胸

自分の体から皮下脂肪を採取し、加工した上で、バストに注入(移植)

成長再生豊胸

成長因子という物質をカニューレで直接注入し、バストを思春期の頃のような状態にして、乳腺や脂肪を自然に成長させる

同じ豊胸術でも、胸に入れる物や手術方法にいくつかの種類があります。

シリコンバッグ豊胸の種類

シリコンバッグ豊胸に使うシリコンバッグはたくさんの種類があり、シリコンバッグの入れ方(切開・挿入部位)にもいくつか種類があります。

豊胸に使うシリコンバッグの種類(モティバなど)

シリコンバッグには色々な製品があり、「中身」「形」「表面の性質」で分類されます。

最近の製品は中身にソフトコヒーシブシリコンを使っているものがほとんどです。少数ですが、昔主流だった生理食塩水バッグを用いたメニューを提供しているクリニックもあります。生理食塩水入りバッグは耐久性などに問題がありますが、比較的安価です。

形状は「ラウンド型(浅いお椀の形)」と「アナトミカル型(しずくのように上部が薄くて下部が膨れている形)」が基本です。ラウンド型はバスト上部のボリュームを出しやすく、アナトミカル型は立った姿勢での形が自然なのがメリットです。

最新型の製品だと、立った姿勢ではアナトミカル型、横になるとラウンド型になるタイプもあります(モティバの「エルゴノミックス/エルゴノミックス2」やベラジェルの「スムースファイン」)。姿勢に応じて形が変化するので、比較的自然に見えると言われています。

表面は、「スムースタイプ(つるつる)」と「テクスチャードタイプ(ザラザラ)」が基本です。スムースタイプは手触りがよい反面、カプセル拘縮が起こりやすく、マッサージによるメンテナンスが必須です。テクスチャードタイプはカプセル拘縮が起こりにくいですが、表面がゴワゴワした感じで、手触りは今ひとつです。

最近のモティバの製品はスムースタイプでも加工によりカプセル拘縮を起こりにくくしています。テクスチャードタイプでもザラザラを細かくして手触りをよくした製品(メスモなど)もあります。

シリコンバッグの入れ方の種類

シリコンバッグ豊胸では、脇の下か乳房のすぐ下(バストの膨らみで隠れる部分)を数センチ切開してバッグを挿入します。脇の下のほうが傷跡は目立ちにくいですが、大きなサイズのバッグを入れる場合や、バストが垂れている方の場合には、脇の下からでは難しいことがあります。

シリコンバッグを挿入する位置は、「①乳腺下(乳房の中の深いところ)」「②大胸筋膜下(乳房と大胸筋の間にある筋膜の下)」「③大胸筋下(大胸筋と小胸筋の間)」があります。

①→③の順に挿入位置が深くなり、術後の痛みが増しますが、バッグの輪郭が表面に出にくくなります。

①だとバッグが多少揺れますが、②③だと揺れないので、不自然さが増します。③に大きなバッグを入れると、大胸筋が盛り上がって乳房の感触が硬くなることがあります。

もともとのバストが小さい方は、①だとバッグの形・感触が表面に出やすいので、②か③を選んだほうがよいでしょう。もともと大きい方は、①のほうが自然な感じになりやすいです。

ヒアルロン酸豊胸の種類

注入されたヒアルロン酸は少しずつ分解されて体内に吸収されていきます。通常は半年~2年ほどでヒアルロン酸がすべて吸収されます。十分なバストアップ効果が実感できるのは長くても1年ほどでしょう。

吸収されにくいヒアルロン酸を用いたメニューを用意しているクリニックもあります。料金は高くなりますが、すべて吸収されるまでの期間が3~4年程度に延びます(バストアップ効果を実感できる期間はそれより短いです)。

脂肪注入豊胸の種類

脂肪注入豊胸では、注入した脂肪の細胞のうち何割かは死んでしまい、定着しません。周囲から十分な栄養を補給して生き残り、新しく血管を作ることができた脂肪細胞だけが定着し、バストアップ効果を発揮します。

脂肪注入豊胸は「脂肪の採取→加工→注入」という流れで行われますが、脂肪の加工方法を工夫することで、定着率を高めるこができます。

加工方法にはいくつかの種類があり、脂肪注入豊胸は加工方法によって別々の名称で呼ばれることがあります。クリニックが独自に加工法を開発して名前をつけたり、ネーミングだけ独自で作ったりすることもあります。

一方で、採取や加工の方法に独自の工夫を加えていても特別な名前を付けずに「脂肪注入豊胸」とだけ呼んでいるクリニックもあります。

以下のような名称は、多くのクリニックで共通して用いられています。①→④の順に定着率が高く、費用も高額です。

①ピュアグラフト豊胸(最も普通の脂肪注入豊胸)

採取した脂肪をフィルターに通し、不純物を除去

②コンデンスリッチ豊胸

遠心分離機にかけて不純物を除去し、質のよい脂肪を濃縮

③セリューション豊胸(脂肪幹細胞注入豊胸)

採取した脂肪を2つに分け、一方からは脂肪幹細胞だけを抽出して活性化し、もう一方は不純物を除去して濃縮してから、2つを混ぜ合わせる(脂肪肝細胞は細胞のダメージを回復したり、血管を作る働きを高めたりして、脂肪の定着率を向上させる)

④脂肪幹細胞培養豊胸(セルチャー豊胸)

採取した脂肪から抽出した幹細胞を培養して増やし、別に採取して純化・濃縮した脂肪と混ぜ合わせる(③とは「幹細胞を培養して増やす」という点が違う)

成長再生豊胸の種類

成長再生豊胸では、成長因子を注入してバストが自然に成長するのを待つのが基本的な方法で、バストアップ効果が出るまである程度時間がかかりますが、成長因子と一緒に別の物質を注入することで、即効性を持たせることも可能です。

南クリニックでは通常の方法を「成長再生豊胸W」、即効性を持たせた方法を「成長再生豊胸F」と呼んでいます。

①成長再生豊胸W

成長再生豊胸Wでは、バストの乳腺や皮下脂肪の細胞を増殖させる働きを持つ多種類の成長因子を注射します。成長因子の効果は注射から3ヶ月~6ヶ月かけて徐々に現れます。

1セットの処置で平均25〜30cc程度の豊胸効果があり、2セット目、3セット目と回数を重ねるほど、1セット分の効果が増していく傾向があります。処置と処置の間は最低2週間空ける必要があります。

②成長再生豊胸F

成長再生豊胸Fでは、成長因子と一緒に細胞外マトリックスの成分を注射します。細胞外マトリックスの成分が乳房にボリュームを与えるので、手術後すぐにバストアップ効果を実感できます。1セットの処置の効果は25〜30ccほどです。

その後、徐々に成長因子の効果が現れて乳房が大きくなっていき、細胞外マトリックスの成分は逆にだんだんと体内に吸収されていきます。最終的には本物の乳腺・脂肪と細胞外マトリックスが入れ替わります。

豊胸のメリット・デメリットと向き・不向きを種類別に比較

それぞれの豊胸術のメリット・デメリットとよくある後悔のパターンを表にまとめました。総合的に見てその豊胸術がどんな人に向いているかも解説しています。

シリコンバッグ豊胸のメリット・デメリット

メリット

1度に2カップを超えるようなバストアップが可能

デメリット

・感触が不自然で、姿勢によって形が変わらない(とくに仰向けになったときにシリコンバッグが目立つ)
・術後の痛みが強く、ダウンタイムが長い
・数センチ程度の傷跡が残る
・バッグが硬い膜に包まれる「カプセル拘縮」や、バッグがねじれてバスト表面に波打ち・デコボコができる「リップリング」などのトラブルが起こることがある
・バッグは劣化するので、10年に1回は入れ替えが必要な場合が多い

シリコンバッグ豊胸はデメリットが多い方法ですが、1度で2カップを超えるようなバストアップが可能なのはこれ以外にありません。

巨乳に憧れがあって、とにかくバストを大きくしたいという方にはシリコンバッグ豊胸が向いていると言えます。最新型のシリコンバッグ製品を選べば、デメリットを多少軽くできます。

ヒアルロン酸豊胸のメリット・デメリット

メリット

・カニューレ(注射針)で注入するだけの手術で、手軽
・ダウンタイムがほとんどなく、目立つ傷も残らない

デメリット

・注入したヒアルロン酸は半年~2年ですべて消える(バストアップ効果が実感できるのはせいぜい1年程度)
・感触は硬め
・ヒアルロン酸を1度に大量に注入するとしこりができやすく、そのため、せいぜい1~1.5カップ程度しか大きくできない

ヒアルロン酸豊胸は非常にコスパの悪い豊胸術です。持続期間が多少長いタイプもありますが、コスパはさほど変わりません。

「披露宴で胸の開いたドレスを着るため、そのときだけバストアップしていればいい」「本格的な豊胸はまだ気が引けるので、ためしに少しだけ大きくしてみたい」といった限定的な理由であればヒアルロン酸豊胸でもよいでしょうが、バストアップした状態を維持したい方は別の豊胸術を選んだほうがよいでしょう。

脂肪注入豊胸のメリット・デメリット

メリット

・天然の脂肪なので、感触が柔らかくて自然
・効果は半永久的(ただし、大幅なダイエットで脂肪が小さくなったたり、加齢でバストのハリ・ボリュームが失われたりすることはある)
・脂肪吸引部の痩身効果もある

デメリット

・無駄になる脂肪(加工で失われる脂肪や定着せずに死んでしまう脂肪)がある
・たくさんの脂肪が死ぬと、しこりになることがある(しこりが石のように硬くなる「石灰化」が起こることもある)
・脂肪吸引した部のダメージ・痛みが大きく、ダウンタイムが長い
・手術方法やアフターケアに問題があると、脂肪吸引した部の皮膚にたるみ・引きつれ・デコボコなどの後遺症が生じる
・痩せ型の人は採取できる脂肪が少なく、十分にバストアップできないことが多い

脂肪注入豊胸は、体型がある程度ふくよかで、仕上がりの自然さを重視する方に向いています。予算が許す限り、できるだけ定着率が高いタイプを選ぶのがよいでしょう。

成長再生豊胸のメリット・デメリット

メリット

・本物のバストが育つので、形・感触などは自然そのもの
・効果は半永久的(ただし、大幅なダイエットで脂肪が小さくなったたり、加齢でバストのハリ・ボリュームが失われたりすることはある)
・ゆっくり大きくなるのでバレにくい
・ダウンタイムがほとんどなく、目立つ傷も残らない

デメリット

・通常の方法だと、すぐには大きくできない
・バストの成長スピードには個人差がある

成長再生豊胸は自然さをとくに重視する人、ゆっくり時間をかけられる人、周囲にバレたくない人に向いています。すぐにバストアップを実感したいのであれば、南クリニックの成長再生豊胸Fを検討してください。

豊胸した胸の特徴(見た目)を状況別・種類別に比較

ここでは豊胸した胸の外見的特徴を状況別・豊胸術別に比較してみます。

服で胸が覆われている場合|豊胸していてもわかりにくい

ブラと服を着けた状態では、どの豊胸術でも自然に見せることができます。豊胸した胸とそうでない胸を見分けることはほとんど不可能でしょう(胸を揉んで感触を比べたら話は別ですが)。

たとえ胸の形や位置が不自然な感じがしても、豊胸のせいなのかブラのせいなのかはわからないでしょう。

ノーブラで服を着た状態だと、シリコンバッグを入れた胸は形の変化や揺れ方の不自然さが多少わかってしまうかもしれません。

谷間が見えている場合|谷間の形で豊胸がわかることも

胸が大きく開いたドレス姿やビキニ姿、ブラジャー姿で谷間が見ている状態ではどうでしょうか。

自然な胸に普通のブラを着けた場合、どんなに大きな胸でも、谷間はアルファベットの「I」の形(I字)になります。谷間が「Y」の形(Y字)になっていたら、矯正力の高いブラで極端に「寄せて上げて」いるか、シリコンバッグ豊胸で大きくしているかのどちらかです。

普通のブラで下や横から乳房を支えると、大きい胸の場合は左右の乳房がくっついて、I字の谷間ができます。普通のブラで下や横から支えるだけでは、胸の上の方にある脂肪や乳腺はあまり持ち上げられないないので、胸の上部にははっきりした輪郭ができず、Y字の谷間になりません。

シリコンバッグを入れていると、普通のブラで下や横から支えただけでシリコンバッグが持ち上げられ、胸の上部にくっきりした丸い膨らみができることがあります(他の豊胸術ではそのような膨らみはできません)。

すると、左右の胸の間にできる「I」の字と胸の上部にできる膨らみの輪郭がつながって、くっきりした「Y」の字の谷間になります。

矯正ブラで極端に寄せて上げた場合も、脂肪や乳腺が無理やり持ち上げられて、胸の上部に丸い輪郭ができ、Y字の谷間になることがあります。ただし、ブラだけではそれほどくっきりした輪郭のY字にはならないでしょう。

「Y字=豊胸やブラで作った谷間」と知っている人にとっては、Y字の谷間ができている胸は「豊胸した疑いがある胸」ということになります。豊胸したことをなるべく隠したいなら、谷間は出さないようにした方がよいでしょう。

裸の場合|シリコンバッグ豊胸はバレやすいことも

まっすぐ立った姿勢では、豊胸した胸と豊胸していない胸を見分けることは難しいでしょう。

ただし、もともとの胸のサイズに比べて大きすぎるシリコンバッグを入れた場合、バッグの輪郭が浮き出たり、胸の皮膚がパンパンに張って丸いボールのような形になったりして、不自然に見えます。

また、リップリングや重度のカプセル拘縮が起こると、乳房の形が異常になるので、わかってしまいます。

立った姿勢では自然でも、仰向けになったり横向きで寝そべったりすると、シリコンバッグの形が浮き出て、異物を入れていることがわかりやすくなってしまいます。

見た目でわかる豊胸術、わからない豊胸術

まとめると、シリコンバッグ豊胸は見た目でわかってしまうことがあり、他の豊胸術は見た目ではわかりにくい、ということになります。

ただし、これは豊胸後の乳房だけ見て判断する場合です。豊胸前の乳房を知っている人に見られた場合、サイズの変化だけで豊胸したことがわかってしまう恐れがあります。

とくに、急激に大幅なバストアップを行うと、服の上からみたボリュームの変化だけでわかってしまう恐れがあり、彼氏や夫だけでなく周囲のどんな人にもバレる可能性があります。

成長再生豊胸でバストを育てたり、脂肪注入豊胸を何回かに分けて行ったりすれば、比較的バレにくいと言えます。

豊胸した胸の感触・手触りを種類別に比較

豊胸手術は「バストの自然な柔らかさ」を目指して行われますが、仕上がりの感触は豊胸術によってかなり違います。表で比較してみましょう。

 

感触・手触りの特徴

感触でのバレやすさ

シリコンバッグ豊胸

硬め

冬場にはバストが冷たくなることも

シリコンバッグの不自然な感触がしてバレやすい

 

ヒアルロン酸豊胸

やや硬め

量によっては硬い感じがしてバレやすい

脂肪注入豊胸

自然な柔らかさ

脂肪の割合が増えるので、柔らかめのバストになる

バレにくい

成長再生豊胸

自然そのもの

脂肪だけでなく乳腺・クーパー靱帯も育つので、もとのバストよりハリのあるバストになることも

バレにくい

感触でバレるのを避けたい人は、脂肪注入豊胸か成長再生豊胸を選ぶとよいでしょう。

豊胸手術の傷跡を種類別に比較

豊胸手術では切開したりカニューレを刺したりするので、大なり小なり傷跡が残ります。傷跡の大きさや目立ちやすさを表で比較してみましょう。

 

傷跡の場所・大きさ

傷跡の目立ちやすさ

シリコンバッグ豊胸

切開したところに3~5cm程度の傷跡

ダウンタイムの間は、胸の広い範囲に内出血や腫れ

豊胸術の中で最も目立ちやすい

脇の下を切開する方法と胸下(アンダーバスト)を切開する方法があり、胸下切開だとより目立ちやすい

ヒアルロン酸豊胸

2~3mm程度

目立ちにくい(時間とともに薄くなり、半年~1年で気にならない程になる)

脂肪注入豊胸

数mm程度

ダウンタイムの間は、胸・脂肪吸引部位の広い範囲に内出血や腫れ

目立ちにくい(時間とともに薄くなり、半年~1年で気にならない程になる)

ダウンタイムの間は、内出血や腫れなどが目立ちやすい

脂肪吸引部位に後遺症(皮膚のたるみなど)が残ると、目立ちやすい

成長再生豊胸

2~3mm程度

目立ちにくい(時間とともに薄くなり、半年~1年で気にならない程になる)

傷跡の目立ちにくさで選ぶなら、ヒアルロン酸豊胸か成長再生豊胸がよいでしょう。

豊胸はやめた方がいい?後悔しやすさを種類別に比較

「豊胸は後悔するから止めた方がいい」という人もいます。実際のところどうなのか、豊胸術別に考えてみます。

シリコンバッグ豊胸の後悔しやすさ

シリコンバッグ豊胸の後悔・失敗例

  • 感触や形の不自然さ、術後の痛み・ダウンタイム、傷跡などのせいで、周囲にバレてしまった
  • もともとのバストに対して大きすぎるバッグを入れて、乳房がパンパンに張った不自然なバストになった
  • 年齢とともにバストが垂れるにつれて、バッグの形が浮き出るようになった
  • シリコンバッグのトラブル(カプセル拘縮・リップリング・破損など)が起き、バストの見た目・感触が損なわれたり、除去手術が必要になったりした

シリコンバッグ豊胸では、仕上がり(見た目や感触)の悪さや、バレてしまうことが主な後悔の原因です。

仕上がりの不自然さやバレやすさはシリコンバッグ豊胸の基本的な性質からくるデメリットですので、それ自体を避けることはできません。こうしたデメリットと「一気に2カップを超えるような大幅なバストアップが可能」というメリットを天秤にかけ、どちらを重視するかという問題になります。

シリコンバッグ豊胸は、「不自然でもバレやすくてもいい、とにかく巨乳にしたい」という強い思いがある人でなければ、後悔することになる可能性が高いと言えます。

ヒアルロン酸豊胸の後悔しやすさ

ヒアルロン酸豊胸の後悔・失敗例

  • 思ったより効果が続かなくて、お金を無駄にした
  • 感触が硬いせいでバレた
  • しこりができて、除去手術が必要になった

シリコンバッグ豊胸ほどではありませんが、ヒアルロン酸豊胸も感触でバレることがありますし、コスパの悪さやしこりなどの問題もあります。

特定の目的のために一時的にバストアップする、という明確な意図を持って、しこりができにくいような小幅なバストアップを行うのであれば、後悔しにくいでしょう。それ以外の場合は、後悔しやすい豊胸術と言えます。

脂肪注入豊胸の後悔しやすさ

脂肪注入豊胸の後悔・失敗例

  • 全身から脂肪をかきあつめて胸に注入したものの、痩せ型であったり、定着率が悪かったりしたせいで、期待したほどバストアップできなかった
  • 無理に大きくしようとして脂肪を採取し過ぎて、皮膚に後遺症が生じた
  • しこり・石灰化が生じて、除去手術が必要になった

「期待したほどバストアップできなかった」という後悔は、クリニックの説明不足や患者さんの理解不足が原因の場合が多いです。

採取できる皮下脂肪の量や脂肪の定着率などについてクリニックがきちんと説明し、患者さんがそれを理解した上で手術を受けるのであれば、そうした後悔は生じにくいです。

脂肪を取り過ぎて後遺症が生じるのも、大量注入でしこりができるのも、似たような事情があります。患者さんが希望するままに、リスクの説明もせずに大量の採取・注入を行うクリニックでは、そうした後悔が発生しがちです。

逆に言えば、きちんとしたクリニックを選び、十分に理解した上で手術を受けるのであれば、脂肪注入豊胸は比較的後悔しにくい豊胸術と言えます。

きちんとしたクリニックというのは、単に技術力があるだけでなく、豊胸術のいい点も悪い点(デメリット・リスク)もきちんと説明してくれて、患者さんの要望に無理がある場合にははっきりそう伝え、別の選択肢を一緒に考えてくれるようなクリニックです。

成長再生豊胸の後悔しやすさ

成長再生豊胸の後悔・失敗例

  • 十分にバストアップするまでにかなりの時間・回数がかかり、費用が高額になった
  • バストの成長が思ったよりゆっくりで、途中であきらめてしまった

通常の成長再生豊胸はバストアップに時間がかかるので、他の豊胸術のようにすぐに大きくなることを期待して受けると、後悔します。すぐにバストアップしたければ、南クリニックの成長再生豊胸Fを受けてください。1回で行える最大セット数(5セット)の施術を行えば、すぐに1.5~2カップ弱のバストアップが可能です。

また、成長スピードにはある程度個人差があり、「○回受ければ○カップ大きくなる」「○か月後・○年後までに○カップ大きくなる」とはっきり予測できないので、それが後悔の原因になることがあります。

他の豊胸術のように見た目・感触の悪さや後遺症で後悔することはないので、成長スピードにはある程度幅があることをわかった上で、時間をかけてバストを大きくしていこうと考えるのであれば、成長再生豊胸は後悔しにくい豊胸術です。

まとめ

  • 豊胸術はシリコンバッグ豊胸、ヒアルロン酸豊胸、脂肪注入豊胸、成長再生豊胸の4種類。
  • シリコンバッグ豊胸に使うバッグには色々な製品があり、最近の製品は形や表面の性質などを工夫して自然さや安全性を向上している。切開部位は2種類、バッグを入れる位置は3種類。
  • ヒアルロン酸豊胸には通常タイプと多少持続期間を長くしたタイプがある。
  • 脂肪注入豊胸は脂肪の加工方法にいくつか種類がある。
  • 成長再生豊胸はバストアップに時間がかかるのが普通だが、即効性を持たせたタイプもある。
  • シリコンバッグ豊胸はとにかく大きくしたい人、ヒアルロン酸豊胸は一時的に大きくしたいだけという人、脂肪注入豊胸は自然さを重視する人で痩せ型ではない人、成長再生豊胸は自然さをとくに重視し、バレるのを避けたい人に向いている。
  • 見た目でバレやすいのは、シリコンバッグ豊胸。
  • 感触でバレやすいのは、シリコンバッグ豊胸とヒアルロン酸豊胸。
  • バストが急激に大きくなれば、豊胸前のバストを知っている人にはバレるリスクがある。ゆっくり大きくする方法(成長再生豊胸など)ならバレにくい。
  • 傷跡でバレやすいのは、シリコンバッグ豊胸。脂肪注入豊胸も、ダウンタイムのダメージや脂肪吸引部位の後遺症でバレやすい。

各豊胸術には向き・不向きがあり、自分の要望に合わない豊胸術を選ぶと後悔しやすい。

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成長再生豊胸には、
成長再生豊胸F成長再生豊胸W
2種類があります。

当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。

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