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公開日2022.11.13最終更新日2022.12.09豊胸基礎知識
自然な豊胸を求めるならどの豊胸術がいい?見た目、触り心地、動きの違い
豊胸手術を受ける患者さんの多くは、「どれだけ大きくできるか」だけでなく「どれだけ自然な仕上がりになるか」を気にされます。
なかには「とにかく大きくできればいい」という方もいますが、いくら大きくできても不自然だったらどうしようもないと考える方のほうが多いのではないでしょうか。
このコラムでは、豊胸手術の仕上がりの自然さについて徹底解説します。
目次
豊胸の自然さを見極めるポイント
バストの自然さには複数の要素があります。豊胸の自然さを見極めるためのポイントを簡単にまとめておきます。
自然な豊胸ポイント①:上体を起こした状態でのバストの形
上半身をまっすぐ起こした状態(立ったり、背中を伸ばして座ったりした状態)での形の自然さは、豊胸を受ける方が最初に気にするポイントです。クリニックの症例写真も、普通はこの状態のバストを写しています。
豊胸術は少なくともこの状態でバストの形が自然に見えるように開発されています。
一度にあまりにも大きくしすぎると不自然なバストになってしまうこともありますが、自分の体に合ったサイズのバストにする限り、どの豊胸術であっても(少なくともぱっと見では)上体を起こした状態のバストをかなり自然な形にすることができます。
したがって、あまり優劣がつかないポイントと言えるかもしれません。
自然な豊胸ポイント②:体を横にしたり激しく動かしたりしたときのバストの形・動き方
仰向けになったり、体を傾けたり、激しく動かしたりすると、立った状態では自然だったバストが一気に不自然に見えることがあります。
仰向けになると、本物のバストであれば多少横に広がって、なだらかな形状になります。豊胸術によっては、詰め物で大きくした部分がなだらかにならず、盛り上がったままであるため、非常に不自然に見えます。
体を傾けたり、体を激しく動かしたりしたときにも、乳房の形の変化や揺れ方がいかにも作り物っぽく、不自然に見えることがあります。
自然な豊胸ポイント③:触ったときの感触
見た目は自然でも、触ると硬くて不自然という場合があります。バストに入れる詰め物が本物のバストの中身(脂肪や乳腺)よりも硬いために起こります。
とくに、もともと乳房の脂肪が少ない方が豊胸すると、詰め物の硬い感触が手に直接伝わって、わかってしまいやすくなります。
自然な豊胸ポイント④:手術によるダメージや副作用の有無
豊胸手術で切開したところに傷跡が残り、不自然に見えることがあります。
また、バストに入れた物が硬くこわばったり、変形したり、豊胸後しばらくしてしこりができたり、しこりが石灰化して硬い殻に覆われたりして、感触や見た目が大きく損なわれることがあります。
各豊胸術の自然さ・不自然さ
シリコンバッグ挿入豊胸
バストのデザインや大きさ、バッグの挿入位置を慎重に決めれば、上半身を起こした状態でのバストの形はある程度自然にすることができます。
しかし、仰向けになってもシリコンバッグの形があまり変化せず、盛り上がったままなので、非常に不自然に見えます。バストの揺れ方なども、よく見れば不自然さがわかります。
また、よほど脂肪の層が厚い方でないと、揉んだときにバッグの硬い感触が手に伝わってしまいます。
シリコンバッグを挿入するために脇の下やアンダーバスト(乳房の下縁)を切開するので、数センチ程度の傷跡が残ります。
アンダーバストを切開した場合、バストを持ち上げたときに傷跡が見えてしまい、美しくないだけでなく、いかにもバストに何か手を加えた感じに見えることがあります。
バッグが波打ってバストにシワができる「リップリング」、バッグが硬く強ばる「カプセル拘縮」など、見た目・感触に大きく影響するトラブルが生じることもあります。
ヒアルロン酸注入豊胸
見た目はかなり自然に作れます。しかし、豊胸ではバストの形を保つためにかなり硬めのヒアルロン酸を使う必要があるため、感触が本物よりどうしても硬くなってしまいます。
また、しこりも比較的できやすく、石灰化が起こることもあります。
脂肪注入豊胸
脂肪注入豊胸では自分の脂肪組織をお腹や太ももなどから採取して、バストに注入(移植)します。注入した脂肪組織はすべてが定着するわけではなく、一部は死んでしまいます。
定着した脂肪組織は、バストにもとからある脂肪と変わらず、自然な感触です。注入箇所が変に偏ったりしなければ、形もかなり自然になります。
ただし、死んでしまう脂肪組織が多いと、しこりや石灰化が生じやすくなります。不純物が多く混じった脂肪を注入したり、一箇所に大量の脂肪を注入したりすると、死んでしまう脂肪組織が多くなり、しこり・石灰化のリスクが高くなります。
成長再生豊胸
成長再生豊胸はバストに成長因子を注射して乳腺や脂肪の成長を促す豊胸術です。
成長再生豊胸で育った乳腺・脂肪は紛れもない本物ですので、形や感触、動きは自然そのものです。手術によるダメージもとくにありません。
自然さを重視するなら成長再生豊胸がおすすめ
シリコンバッグ挿入豊胸は自然さという点では最もおすすめできない豊胸術です。ヒアルロン酸注入豊胸も、感触の硬さがネックとなります。
脂肪注入豊胸は自然さという点でかなりおすすめできる豊胸術ですが、しこり・石灰化の問題などがあります。
これらの豊胸術はバストに物を詰めてかさ上げするという方法です。そのため、どこかしら不自然になったり、副作用で見た目や感触が損なわれたりします。
成長再生豊胸はこれらとは違い、バストの自然な発育を促す豊胸術です。
思春期には、成長因子と女性ホルモンの働きで乳腺や脂肪が発達しますが、大人になるとバストの成長因子が少なくなって、ホルモンが働かなくなってしまいます。
そこで、成長再生豊胸で成長因子を補い、思春期の頃のような状態にするわけです。
成長因子を補ってあげれば、あとは体の自然な働きでバストが発育します。したがって、当然ながら仕上がりは自然そのものです。
成長再生豊胸はバストの発育を待つ必要があるので、他の豊胸術と違ってバストアップを実感するまでに時間がかかります。希望のサイズにバストアップするまでに数回の施術が必要になることもあります。
こうしたデメリットはありますが、自然さという点では成長再生豊胸が最もおすすめできる豊胸術です。
まとめ
- 豊胸の自然さは、立った状態での形、仰向けになったり動いたりしたときの形、触った感触、ダメージ・副作用の有無で決まる。
- シリコンバッグ挿入豊胸は、感触や仰向けになったときの形などが不自然で、ダメージ・副作用のリスクも高い。
- ヒアルロン酸注入豊胸は感触が硬くて不自然で、しこりや石灰化が生じることもある。
- 脂肪注入豊胸は形・感触は自然だが、しこりや石灰化が生じる恐れがある。
- 成長再生豊胸は仕上がりが自然そのもので、自然さを求めるなら最もおすすめ。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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