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公開日2022.04.12最終更新日2022.05.25豊胸基礎知識
医師が教える!豊胸クリニック選びのポイント
豊胸手術は患者さん一人ひとりの要望に合わせて行われるオーダーメイドの医療です。したがって、自分に合ったクリニックを選ぶことが非常に重要です。
豊胸クリニック選びで気をつけるべきポイントを、受診前と受診時にわけて解説します。
目次
受診前にチェックするポイント
豊胸術の種類・特徴を調べ、イメージを具体化する
現在クリニックで行われている主な豊胸術は、シリコンバッグ挿入法・脂肪注入法・ヒアルロン酸注入法・成長再生豊胸の4つです。細かく見れば、豊胸術ごとに様々なやり方・メニューがあります。
クリニックごとに対応可能な豊胸術は異なり、クリニックが得意としている手法や特に力を入れている手法があります。あらゆる種類の豊胸術を扱っているようなクリニックでも、実際には得意・不得意があるものです。ホームページをよく見ると、どの豊胸術を強みとしているかがわかることがあります。
患者さんとしては、複数のクリニックのホームページをチェックし、書かれている内容や写真を参考にしながら、自分がなりたいバストと受けたい手術を具体的にイメージした上で、それに合ったクリニックを選ぶことが大切です。
患者さんに具体的なイメージがないと、受診したクリニックのカウンセラーや医師の言いなりになって豊胸術を選んでしまい、仕上がりに満足できず後悔することになりがちです。
ホームページの内容・質
美容外科の受診前にホームページをチェックするという患者さんは多く、今や美容外科クリニックにとってホームページは顔のようなものです。
提供している豊胸術について、ホームページで詳しく、具体的に、しかも患者さんの立場に立ってわかりやすく説明しているクリニックを探してください。豊胸でできること・できないこと、リスクや対処方法、術後の注意点やケア方法、料金なども明快に説明しているクリニックを選ぶことが重要です。
そういったクリニックであれば、自分の希望に合っているかどうか検討しやすいですし、実際の診療でも医師が患者さんにしっかり向きあってくれる可能性が高いでしょう。
反対に、都合のよい言葉だけを並べているサイトや、よそで見たことのあるような文章ばかり並んでいる(実際によそから持ってきた文章を切り貼りして作っている)サイトはよくありません。
一方的な文章や適当につくった文章が並んでいるようなクリニックは、実際の診療でも患者さんに対していい加減な態度をとる可能性が高いです。
症例写真
実際にそのクリニックで豊胸手術を受けた患者さんの症例写真が公開されていれば、必ずチェックしてください。仕上がりをイメージしやすくなりますし、クリニックは自信のある症例を公開するものなので、そのクリニックがどんな豊胸術を得意としているかもチェックできます。
症例写真に施術方法だけでなく料金や施術回数も記載されているか確認してください。そこまで公開するクリニックは良心的ですし、それだけ豊胸術に自信があることを意味します。
料金体系
豊胸手術の料金は高額になりがちなので、料金をあいまいにして集客しようとするクリニックも少なくありません。
高額な料金をホームページで明示しているところは、それだけ豊胸術に自信があり、患者さんも集まっているクリニックだと考えられます。
患者さんとしては、一回ごとの施術費用やオプション料金が明示されていて、何が基本メニューに含まれ何がオプションなのかもはっきり書かれているクリニックを選ぶようにしてください。
以下のようなケースは正直に料金を提示していない可能性が高いため、避けた方がよいでしょう。
- 「○○円~」と最低金額しか記されていない→実際には最低金額で行われることはほとんどない(とくに最低金額が格安な場合は注意)
- 定額料金で「何度でも手術が受けられる」ことになっている→実際には2回目以降の予約がなかなか取れなかったり、あれこれ理由を付けて断られたりする
受診時にチェックするポイント
カウンセリングを行うのが医師・専門家か
初診時のカウンセリングを医師が担当するクリニックと、医師ではないカウンセラーが担当するクリニックがあります。カウンセラーが医師ではないとしても、少なくともしっかりとした医療知識を持ち、豊胸術についてきちんと説明できる人でなければならないはずです。
ところが、豊胸クリニックには単なる受付や「販売員」のような人がカウンセリングを担当するところも少なくありません。
豊胸術の中身や手術のリスクなどについて気になっている点をつっこんで質問してみれば、カウンセラーが専門的な立場の人かそうでないかわかる場合が多いと思います。
医療の専門家でないカウンセラーが応対するようなクリニックはできれば避けた方がよいでしょう。
カウンセラー・医師の受け答え
カウンセラーや診察を担当する医師が、患者さんの要望や不安に耳を傾け、患者さんにとってベストな方法を一緒に探してくれるようなクリニックが望ましいです。
もともとの体型・体質や希望するバストによっては、どうしても合わない豊胸術というのがありますし、患者さんが受診時に持っているイメージを少し修正した方がかえってご自身の希望にかなうという場合もあります。
そうしたことを専門的に検討し、場合によっては患者さんの希望する施術を断り、別のよりよい方法を提案するのが良心的な専門家です。
反対に、一方的に施術方法などを押しつけてくるようなクリニックは避けましょう。患者さんの言うことを何でもそのまま受け入れるようなクリニックも、患者さんのためを思ってそうしているわけではないので、注意が必要です。
リスクについて具体的な説明があるか
豊胸手術には多かれ少なかれリスクが伴います。豊胸のメリットだけ並べて契約に誘導するようなクリニックではなく、リスクについて具体的に説明してくれるクリニックを選ぶようにしてください。
ホームページの内容と矛盾していないか
「ホームページに書いてあった施術を理由もなく断られる」「料金が変更になったと言われ高額な料金を提示される」「有名人気医師が対応と書いてあったのに不在だと言われる」など、ホームページの内容と明らかに矛盾する対応をしてくるクリニックは要注意です。
そういったクリニックは戸惑う患者さんに対してあれこれと提案し、自分たちに都合のよい契約に誘導しようとするでしょうが、話が違うと感じたら決定を保留し、別のクリニックを検討してみたほうがよいでしょう。
診察と手術の担当医師が同じか
診察した医師が執刀するものと思っていたら別の医師が担当すると言われた、というのは外科手術ではよくある話です。
疾患の手術であれば、体の機能を回復させることが目的ですので、別の医師でも問題ないことが多いかもしれませんが、美容外科手術ではそうはいきません。
美容外科手術は、患者さんの要望に基づいてオーダーメイドで人体をデザインする手術です。患者さんの希望するイメージと医師の頭にある仕上がりイメージがうまく合致していなければ成功することはありません。
カウンセリング・診察を通して患者さんと医師がイメージを共有し、同じ医師がそのイメージを手術で実現するというのが本来のあり方です。診察した医師から手術を担当する別の医師にイメージを伝えても、伝言ゲームのようになってしまい、最初のイメージからずれてしまう可能性が高いです。
診察した医師と施術を行う医師が同じかどうか、契約前に確認しておくことが重要です。
まとめ
- 希望するバスト・施術方法をイメージし、それに合ったクリニックを選ぶ。
- ホームページの傾向や症例写真、料金体系をチェックし、信頼できるクリニックを選ぶ。
- 医師・専門家がカウンセリングを行い、患者の身になって対応し、リスクもきちんと説明するクリニックを選ぶ。
- ホームページの内容と矛盾したことを言うクリニックは避ける。
- 診察と手術を同じ医師が担当するクリニックを選ぶ。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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