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公開日2024.12.10最終更新日2025.01.27豊胸基礎知識
食べたら胸が大きくなる?食べ物の都市伝説に美容外科医が真相解説【YouTube】
世間では「○○を食べればバストアップが期待できる!」「○○という栄養素が含まれているとバストアップに効果的!」といった話が広まることがよくあります。
特定の食べ物や栄養素によって本当に胸が大きくなるものなのでしょうか。
今回は、そうした話のなかで都市伝説や通説として広まっているものをいくつか紹介し、真偽を検証します。
目次
欧米発祥の都市伝説「ブロイラーを食べると胸が大きくなる!?」
ブロイラーを食べると胸が大きくなるのは本当なのでしょうか。
この都市伝説について詳しく解説していきます。
ブロイラーとは
ブロイラーというのはニワトリの一種で、食肉用として短期間に大量に飼育するために生み出された品種です。
このブロイラーの肉を食べると胸が大きくなる、という説があります。
ブロイラーは日本も含め世界中で飼育されていますが、この説の出所は、欧米(ヨーロッパやアメリカ)です。
男性でも女性のような乳房ができる「女性化乳房」という症状がありますが、これの発症率が欧米では高い傾向があったため原因を調査しました。
その結果、どうやらブロイラーが原因らしいということがわかりました。
その話が置き換わり「ブロイラーを食べると胸が大きくなる」という説に至ったようです。
ブロイラーを食べると女性ホルモンが増える?
米の養鶏場ではブロイラーを大きくかつ柔らかく作るために、かつて大量の女性ホルモンを仕込んだ餌を与えていました。女性ホルモンを摂取すると、鶏が太って肉質が柔らかくなるからです。
その結果、ブロイラーをたくさん食べた男性の体内で女性ホルモンが増加し、ホルモンバランスが異常をきたして、女性のような乳房(女性化乳房)を引き起こしたのです。
欧米ではもともとアジアに比べて鶏肉の消費量がかなり多く、そこに女性ホルモンを投与したブロイラーが出回ってしまいました。その結果、女性化乳房を発症する男性が増えてしまったのです。
現在では家畜に投与できる女性ホルモンの量が基準により制限されているため、ブロイラーだけ過剰に食べまくるようなことをしなければ、女性化乳房のような問題は起こりません。
今も人気の話題「ザクロや豆類を食べると胸が大きくなる!?」
ザクロや豆類は女性ホルモンと同じような働きをする物質(エストロンやイソフラボン)を含んでいるので、たくさん食べれば胸を大きくできる、と言われます。
実際には、ザクロや豆類などをたくさん食べたからといって目に見えてバストが大きくなるということはありません。効果があったとしても誤差程度でしょう。
仮に食べ物で女性ホルモンが本当に増えたとしても、大人の女性のバストには成長因子がほとんどないので、乳腺が成長することはありません。
思春期の女性であればバストに成長因子が豊富に存在しますが、よほどの偏食や栄養不足でもないかぎり、女性ホルモンが不足することはありません。そのため、ザクロや豆類をせっせと摂取する必要もないでしょう。
「バストアップに効く」と言われる食べ物はザクロや豆類以外にもたくさんありますが、どれもバストアップ効果は期待できません。
そうした食べ物は「不足しがちな栄養素を豊富に含んでいる食べ物」くらいにとらえておくのが適切です。
バブル時代の都市伝説「ハーゲンダッツを食べると胸が大きくなる!?」
かつてバブル時代の日本で広まっていた都市伝説があります。それは、「ハーゲンダッツのアイスクリームを食べると胸が大きくなる」というものです。
当時は、ハーゲンダッツやホブソンズ、サーティワンなど、欧米から入ってきたアイスクリームのブランドが大流行していました。そうしたなかで、なぜか特にハーゲンダッツが取り上げられて、豊胸効果があるとささやかれていたのです。
アイスクリームは乳脂肪分が多く、カロリーが高いので、非常に太りやすい食べ物です。
ハーゲンダッツに限らず、アイスクリームをたくさん食べると太るので、確かに胸も大きくなります。
とはいえ、胸だけを大きくできるわけではありません。食べて太れば胸の脂肪も増えて胸が大きくなり、痩せれば胸の脂肪も減って胸が小さくなります。
夢のない話ですが、バストと食べ物の関係性はそういうことでしかないのです。
他にバストアップに効果的とされる食べ物の効果は?
これまで紹介した食べ物の他に、下記などのバストアップに効果的として知られている食べ物や飲み物が存在します。
食べ物 |
バストに関する働き |
キャベツ |
ボロンの働きにより更年期・閉経後の女性のエストロゲンの血中濃度を高める |
ナッツ類 |
ボロンの働きにより更年期・閉経後の女性のエストロゲンの血中濃度を高める |
バナナ |
トリプトファンの働きによりバストアップに必要な上質な睡眠をサポートする |
前述したように、上記の食べ物を食べただけでバストアップすることはなく、不足しがちな栄養素を摂るのに最適だと言える程度のお話です。
この事実を前提に、バストアップに効果的とされる理由について解説していきます。
キャベツ
キャベツにはボロン(ホウ素)と呼ばれるミネラルが1玉あたり約3mgと、豊富に含まれています。
アメリカ農務省によると、ボロンには更年期・閉経後の女性のエストロゲンの血中濃度を高める効果があることがわかっています。そのため、バストに効果的と考えられているようです。
ボロンは、脳の神経伝達を活発にしたり、更年期症状を和らげたりする効果も期待できるほど優秀な栄養素です。
直接的なバストアップ効果は期待できませんが、健康維持が目的であれば積極的に食べることをおすすめします。
ナッツ類
ナッツ類にもキャベツ同様にボロン(ホウ素)が豊富に含まれていることから、バストアップに効果的だと考えられているようです。
ナッツ類は抗酸化作用のあるビタミンEも豊富なので、肌のシワやたるみを防ぐなど美容におすすめの食べ物とされています。
しかし、ナッツは脂質が高く食べ過ぎると肌荒れや肥満の原因になりやすいため、一日数粒程度の摂取を意識しましょう。
バナナ
バナナには必須アミノ酸の一つであるトリプトファンが豊富に含まれています。
トリプトファンは良質な睡眠を促すメラトニンの生成をサポートする栄養素と言われています。
バストアップに必要な成長ホルモンを活性化させるには良質な睡眠が欠かせません。
そのため、睡眠をサポートするトリプトファンを豊富に含むバナナがバストアップに効果的だと考えられたようです。
良質な睡眠はバストの肌やハリにも影響を与えるため、美しい見た目をキープしたい方はバナナを取り入れてみるとよいでしょう。
結論:バストが膨らむ食べ物は存在しない!
特定の食べ物を食べただけで、バストが膨らむということはありません。
バストアップとは、乳腺の発達と脂肪の増加です。
この乳腺の発達と脂肪の増加には、エストロゲンやプロゲステロンのような女性ホルモンだけでなく、成長因子や成長ホルモンの働きが欠かせません。
摂取したものによって成長因子の分泌が活性化されることはないため、バストが膨らむ食べ物やサプリは存在しないというのが結論です。
また、バストアップにかかわらず、何らか効果を求めて特定の食べ物に頼るのは賢明ではありません。
健康的に美しく生きるにはさまざまな栄養が必要になるため、バランスを重視した食生活を意識しましょう。
バストアップに関するよくある質問4つ
バストアップに関するよくある質問について回答していきます。
胸が大きくなる原因は何ですか?
繰り返しになりますが、バストを大きくするには、女性ホルモン・成長因子・成長ホルモンの3大要素がバランスよく分泌されている必要があります。
そのため、女性ホルモンを活性化させる食べ物やサプリを摂取したり、クリームを塗布したりしてもバストが大きくなることはありません。
むしろ特定のホルモンを増やしすぎると、ホルモンバランスが崩れて体調を崩す可能性があるため、バストアップサプリの摂取には注意が必要です。
胸が大きくなるのは何歳までですか?
バストが大きくなるのは10歳〜20歳くらいまでです。
女性は10歳前後で女性ホルモンが分泌されはじめ、20歳ごろにピークを迎えるからです。
それ以降は出産・妊娠以外の時期は女性ホルモンの分泌が納まるため、バストの成長も止まってしまうのです。
ヨーグルトで胸が大きくなるのも嘘ですか?
結論、ヨーグルトによってバストが大きくなることはありません。
ヨーグルトには乳腺や大胸筋を発達させるタンパク質が豊富に含まれている乳製品なので、バストアップ効果が謳われているのでしょう。
タンパク質は三大栄養素の一つで生きていくのに欠かせないエネルギーですが、バストを大きくする効果はありません。
なお、タンパク質が豊富なプロテインや牛乳にも同様のこと言えます。
成人後にバストを大きくするにはどうしたらいいですか?
成人後にバストを大きくするには、太るか豊胸術しかありません。
しかし、自分の力だけでバストのみを太らせたり、バストを残して痩せたりするのは難しいので、美しくバストアップしたいなら豊胸する必要があります。
豊胸術に関してはこのあと詳しく解説していきます。
胸を確実に大きくするなら豊胸術が必要
美容外科の豊胸術には主に成長再生豊胸、ヒアルロン酸豊胸、脂肪注入豊胸、シリコンバッグ豊胸の4つがあります。
各豊胸の治療方法やダウンタイムは下記の通りです。
成長再生豊胸 |
ヒアルロン酸豊胸 |
脂肪注入豊胸 |
シリコンバッグ豊胸 |
|
治療方法 |
乳腺を発達させる成長因子をバストに注入する |
専用のヒアルロン酸をバストに注入 |
自分の脂肪を採取し、それを加工してバストに注入 |
専用のシリコンを手術してバストに挿入 |
持続期間 |
半永久 |
約半年~2年程度 |
半年~定着すれば半永久 |
約10年 ※種類によっては半永久とうたわれている |
ダウンタイム |
少しの腫れ/内出血/違和感などがが約1週間 |
腫れ/内出血/軽い痛みが約1週間 |
吸引部位とバストに痛み/腫れ/内出血/浮腫み/拘縮(吸引部位のみ)が約2週間~4週間 |
切開部分に強い痛み・腫れ・内出血が最低1ヵ月 |
傷跡やしこりのリスク |
基本的になし |
しこりのリスクあり |
吸引部分の傷跡やしこりのリスクあり |
傷跡が残るリスクあり |
価格相場 |
1回:約33万円~38万円※1 |
1ccの相場:2,000円~8,000円 ※片胸1カップ大きくするには約70cc~100cc必要 |
150~300cc:約50万円~150万円※2 |
新型:約100万円~130万円 旧型:約50万円~100万円 |
※1:南クリニックの場合
※2:脂肪吸引代込み
成長再生豊胸とヒアルロン酸豊胸は注射のみで行うため、ダウンタイムが比較的短めです。
脂肪注入豊胸では脂肪吸引時にカニューレを挿入したり、シリコンバッグ豊胸では切開手術をしたりと体への負担が大きい豊胸術です。
それぞれメリットやデメリットがありますが、成長因子を注入する成長再生豊胸が一番おすすめといえます。
成長再生豊胸は身体への負担が少ないうえに、バストアップ効果は半永久的に持続するからです。
南クリニックの成長再生豊胸
成長再生豊胸は、従来のように胸に何かを入れてバストの体積を大きくするのではなく、バストそのものを育てる豊胸術です。
南クリニックの成長再生豊胸は下記の3種類から選べます。
治療方法 |
特徴 |
成長再生豊胸W |
3~6ヶ月かけて成長させるため、周りにバレにくい。経過を見ながらバストアップが可能。 【料金】33万円 |
成長再生豊胸F |
治療後すぐに効果が期待できるため即効性がある。通院も減らせる。 【料金】38.5万円 ※2回目以降は1回33万円(同時に5回まで可能) |
脂肪注入法+成長再生豊胸 |
吸引した脂肪を成長因子を混合させて注射液を胸に注入することで、より自然なボリュームアップが期待できる。 【料金】成長再生豊胸の費用(33万円~38.5万円)+ 脂肪吸引費用55万円+吸引部位1箇所あたり33万円 |
周りに知られたくない方は成長再生豊胸W、すぐに効果を得たい方は成長再生豊胸Fがおすすめです。
脂肪注入法+成長再生豊胸は吸引を伴うため体への負担は大きくなりますが、体型・性別問わずふんわりとした仕上がりが期待できます。
南クリニックでは成長再生豊胸がお得に受けられるモニターを募集しています。
人数に限りがありますので、興味がある方は一度無料カウンセリングにお越しくださいね。
まとめ
- 「ブロイラーを食べると胸が大きくなる!?」
→かつて欧米では大量の女性ホルモンをブロイラーに与えていたので男性が女性化乳房を発症することがあった。現在は女性ホルモンの基準値があるのでそうしたことは起こらない。 - 「ザクロや豆類を食べると胸が大きくなる!?」
→特定の栄養素を大量に摂取したからといって胸だけが大きくなるということはない。栄養バランスを整える上ではそうした食べ物は有用。 - 「ハーゲンダッツを食べると胸が大きくなる!?」
→アイスクリームは乳脂肪分が多く太りやすいので、たくさん食べれば太って胸も大きくなる。胸だけが大きくなるわけではない。 - 他にもバストに効果的とされている食べ物があるが、特定の食べ物を食べただけでバストが膨らむということはない。バストを大きくするには、女性ホルモン・成長因子・成長ホルモンの3大要素が必要だから。
- 成人後に胸だけを大きくしたければ豊胸手術が必要で、特におすすめなのは「成長再生豊胸」。成長再生豊胸は身体への負担が少ないうえに、バストアップ効果は半永久的に持続する。
動画はこちら
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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- すぐに大きくしたい方にオススメ
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- 段階的に大きくしたい方はこちら
当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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- 豊胸と同時に痩身も可能