男の豊胸は費用いくら？施術の種類別に相場を徹底解説

「男が豊胸する場合、費用は一体いくらかかるのか」
「女性の豊胸とは何が違うのだろう？」
といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、まず男性豊胸の基本的な特徴と女性との違いを解説。そのうえで、「成長再生豊胸」や「シリコンバッグ」といった代表的な豊胸の費用相場や特徴を明らかにしていきます。

さらに、手術を受ける際の注意点や、サプリメントや筋トレといったセルフケアの効果についても掘り下げていきます。豊胸を検討している男性の方はぜひ最後までチェックしてくださいね。

男性豊胸の特徴は？女性との違いについて

男性の豊胸の特徴は、女性とは異なる「骨格」に合わせて、より自然で理想的な仕上がりを目指すことです。

男性の身体は、女性に比べて胸郭（胸の骨格）が広く、大胸筋が発達しています。そのため、ただ単にバストにボリュームを出すだけでは不自然な印象になったり、かえってバランスが悪く見えたりすることがあります。

また、豊胸手術を希望する目的も、下記のように人によってさまざまです。

• ふっくらとした女性らしいバストラインを形成したい
• 自然に多少のボリューム感を増したい

満足できる結果を得るにめには、医師が男性の身体構造を熟知した上で、個々の希望に合わせた精密なデザイン力と高い技術力で施術を行う必要があります。

したがって、男性の豊胸は、より個人に合わせた施術計画が大切になるのです。

男性豊胸の施術方法と費用相場

男性の豊胸には主に下記の4つがあり、それぞれ費用相場と特徴が異なります。

※1：南クリニックの場合
※2：脂肪吸引代込み

自分の希望する仕上がりや、確保できるダウンタイム、そして予算に合わせて最適な方法を選ぶことが大切。

ここでは4つの施術方法の具体的な相場と治療方法について詳しく紹介します。

男性の成長再生豊胸

費用相場：1回：約33万円〜

※女性ホルモン補充料は含まれない
※南クリニックの場合

成長再生豊胸とは、成長因子をバストに注入することで、バストの組織の成長を促す方法です。男性は女性ホルモンを補充と併用することで、豊胸効果が期待できます。

成長再生豊胸の大きな特徴は、シリコンバッグなどの人工物を使わずに、自己組織の成長を促すため、自然な仕上がりを目指したバストを手に入れられる点です。

特に、女性らしい丸みを持ちつつも、不自然で過度なボリュームは望まないという方におすすめ。また、治療は注射のみで行うためダウンタイムも比較的短く、傷跡もほとんど目立ちません。他の部位と同様に加齢やライフスタイルに応じて自然と変化していくため、老後もバストだけが不自然に目立つこともほぼありません。

術後の過度なダイエットや栄養不足によっては小さくなる可能性があるため、大きさをキープするためには栄養バランスの取れた食生活を意識することが大切です。

＜南クリニックの成長再生豊胸＞

男性のヒアルロン酸注入（シンデレラ豊胸）

費用相場：1ccの相場：2,000〜8,000円

※片胸150cc〜200cc上限が大半

男性のヒアルロン酸注入による豊胸は、メスを使わずに手軽に胸のボリュームアップを試せる、即効性の高い施術です。成長再生豊胸同様に注射でヒアルロン酸製剤を注入するだけなのでダウンタイムもほとんどありません。また、ヒアルロン酸豊胸は持続期間は半年～2年程度のため、「まずは試してみたい」「イベントに合わせて一時的にボリュームが欲しい」といった方におすすめ。

費用相場は、注入するヒアルロン酸の量によって大きく変動しますが、自然なボリュームを出すためには両胸で60万円～100万円以上かかることもあります。

なお、女性の場合は乳腺の下にヒアルロン酸を注入しますが、乳腺が少ない男性は皮下組織にヒアルロン酸を注入する形となってしまいます。皮下組織は皮膚の表面に近いことから、硬いなどの違和感を覚える可能性があるため、自然な触り心地を重視する方には不向きかもしれません。

男性の脂肪注入豊胸

費用相場：150cc～300cc：約50万円〜150万円

※脂肪吸引代込み

男性の脂肪注入豊胸とは、自分の体（お腹や太ももなど）から吸引した脂肪を、胸に注入してボリュームアップを図る施術です。一度定着した脂肪は半永久的に自身の組織として残るため、長期的な効果が期待できます。また自然な仕上がりを目指した施術なので、女性らしいふんわりとしたバストを目指す方にもおすすめです。

費用相場は、脂肪吸引＋脂肪注入の2段階による治療のため、約50万円〜150万円以上かかることもあります。

しかし、採取できる脂肪が少ない男性は、満足できる効果が得られなかったり、治療が受けられなかったりする可能性があります。そこで南クリニックでは脂肪が少ない男性も受けられるよう「脂肪注入＋成長再生豊胸」を組み合わせた治療を用意しました。

＜南クリニックの脂肪注入豊胸＞

「痩せ型だけど、自然にボリュームアップしたい」という方は検討してみてください。

男性のシリコンバッグ豊胸

費用相場：約100万円〜130万円

シリコンバッグ豊胸は、シリコン製のバッグを胸に挿入することで、確実なボリュームアップを目指す施術です。希望するサイズや形を正確に実現しやすく、大幅なサイズアップを望む場合に最適な方法といえるでしょう。

シリコンバッグ豊胸は豊胸の中でも大掛かりな施術になるため、費用相場は約100万円〜130万円以上と、他の豊胸術よりも高くなる傾向があります。

なお、男性は女性よりも皮膚が硬いため、シリコンバックのラインが目立ってしまう可能性も少なくありません。そのため、シリコンバックを希望する方は皮膚を膨らませる装置があるクリニックを選ぶことをおすすめします。

男性は豊胸する前にサプリメントや筋トレを試すべき？

手術の前に、まずはサプリメントや筋トレで胸を大きくできないかと考える方もいるかもしれません。結論からいいますと、これらのセルフケアだけで、豊胸手術と同様の効果を得ることは非常に困難です。

むしろ、安易に試すことにはリスクも伴うことも。ここでは、男性の豊胸におけるサプリメントと筋トレについて解説します。

男性用豊胸サプリ（プエラリア）は注意が必要

男性が胸を大きくする目的で、女性ホルモン様作用を持つとされるサプリメント（特にプエラリア・ミリフィカなど）を使用することはおすすめできません。なぜなら、効果が不確かである上に、健康被害のリスクがあるからです。

プエラリア・ミリフィカには植物性エストロゲンが豊富に含まれているため、確かにある程度の効果は期待できるかもしれません。

実際にプエラリア・ミリフィカを摂取した男性は、下記のような効果を実感したという口コミも見られています。

• 体が丸みを帯びた：服用して3週間ほど
• 髪の毛がしなやかになった：服用して3週間ほど
• 胸がふっくらしたように感じる（自分が分かる程度の変化）：期間は不明

これらの効果は植物性エストロゲンの働きによるものだと考えられます。

しかし、日本ではプエラリア・ミリフィカを含む健康食品による健康被害（不正出血、月経不順など）が多数報告されており、日本医師会も注意喚起を行っています。得られる効果よりもリスクの方が高いといえるため、自己判断でサプリメントを使用するのは避けましょう。

筋トレでふっくら感を出すのは難しい

筋トレで得られるのはあくまで「筋肉による硬さと厚み」であり、女性らしい「脂肪によるふっくらとした柔らかさ」を出すことはできません。バストは主に脂肪組織と乳腺組織で成り立っていますが、筋トレによって脂肪や乳腺を増やすことはできません。これは男女関係なく、女性も同様です。

むしろ、ハードなトレーニングを行うと、脂肪が燃焼され胸についているわずかな脂肪も落ちてしまい、より硬く平坦な印象になることさえあります。そのため、丸みのある柔らかなバストラインを求めている場合には、筋トレは不向きといえるでしょう。

筋トレはあくまで土台作りと捉え、ボリュームアップには医療的なアプローチが必要となります。

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まとめ

• 男性の身体は、女性に比べて胸郭（胸の骨格）が広く、大胸筋が発達している。そのため、ただ単にバストにボリュームを出すだけでは不自然な印象になったり、かえってバランスが悪く見えたりすることがある。
• そのため、満足できる結果を得るためには、医師が男性の身体構造を熟知した上で、個々の希望に合わせた精密なデザイン力と高い技術力で施術を行うことが大切。
• 費用相場は、成長再生豊胸は1回約33万円〜（※女性ホルモン補充料は含まれない）、ヒアルロン酸注入豊胸は60万円～100万円以上、脂肪注入豊胸は約50万円〜150万円、シリコンバッグ豊胸は約100万円〜130万円。
• サプリメントや筋トレだけで、豊胸手術と同様の効果を得ることは非常に困難。特にサプリメントは得られる効果よりもリスクの方が高い可能性があるため、自己判断でサプリメントを使用するのは避ける。