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公開日2023.12.25最終更新日2024.01.26シリコンシリコン

豊胸手術で使うシリコンバッグの種類とおすすめバッグを徹底解説!

豊胸手術で使うシリコンバッグは種類が豊富すぎて、どれを選んだらよいか分からないという方が多いのではないでしょうか。

このコラムでは、シリコンバッグ豊胸を検討している方に向けてシリコンバッグの種類をくわしく解説し、「モティバ」などの代表的な製品を比較しながら紹介します。

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目次

豊胸で使うシリコンバッグの種類とは

豊胸で使うシリコンバッグにはさまざまな種類・製品があり、「中身」「形」「表面の性状」で分類されます。

  • 中身:コヒーシブシリコン、ハイドロジェル、生理食塩水など
  • 形:ラウンド型、アナトミカル型など
  • 表面の性状:テクスチャードタイプ、スムースタイプなど

豊胸でシリコンバッグを選ぶメリット

シリコンバッグ豊胸には下記のようなメリットがあります。

①種類が豊富なため自分の理想に合ったバストを手に入れられる
②他の手術では難しい1度の手術で大幅なサイズアップができる
③1度シリコンバッグを挿入すれば破損などトラブルがない限り長期的な効果が得られる
④体形に左右されず痩せ型の人でもバストアップが可能
⑤乳房吊り下げ術や、脂肪注入豊胸、ヒアルロン酸注入との併用が可能
⑥バストの垂れ下がりなどの加齢変化を防げる

シリコンバッグは数ある豊胸術の中でも自由が利き、脂肪注入豊胸だとしこりのリスクや定着率の低下から1度に大量のサイズアップができませんが、豊胸シリコンパックなら大幅にサイズアップができ、それでいてトラブルがなければ10~20年効果が続きます。

痩せ型の人にも問題なく施術できるというのも大きな魅力。脂肪注入豊胸ではバストに注入する脂肪量の3倍程度をお腹や太ももから採取する必要がありますが、豊胸シリコンバッグなら脂肪を採取する必要がなく、どのような体型でも理想のバストを実現できます。

豊胸シリコンの種類が多いのはデメリット克服のため

シリコンバッグ豊胸のメリットは、一気に2カップを超えるような大幅なバストアップが可能なことです。これができる豊胸術は今のところシリコンバッグ豊胸だけです。

その代わり、シリコンバッグ豊胸には以下のような多数のデメリットがあります。

①手触りが不自然
②姿勢・動きに応じて形が変わらないので不自然(とくに仰向けになったときにバッグが浮き出てバレやすい)
③バッグが硬くなる「カプセル拘縮」などのトラブルが起こることが少なくない
④術後の痛みが強く、ダウンタイムが長い
⑤数センチ程度の傷跡が残る
⑥バッグは時間とともに劣化し、10年に1回は入れ替えが必要

現在までにたくさんの種類のシリコンバッグが開発されてきたのは、こうしたデメリットを少しでも軽くするためです。バッグの改良により、①や②のデメリットは多少改善されてきています。

カプセル拘縮はシリコンバック豊胸で起こりうる合併症の1つで、挿入したバッグの周りの組織に炎症が生じ被膜が形成され、被膜が過剰に厚くなって縮んでしまうために硬くなったり変形したりするようになります。頻度としては1年で2%程度といわれています。

豊胸シリコンバッグの中身の種類

現在の主流は「コヒーシブシリコンジェル」です。他の種類はあまり使われませんが、比較のために解説しておきます。

バッグが破損しても安全な「(ソフト)コヒーシブシリコンジェル」

シリコンジェルは柔らかく、比較的自然な感触のバッグを作れるため、昔から豊胸手術に使われてきました。

かつては液体のように流動的なシリコンジェルが主流でしたが、これだとバッグの破損などで漏れ出したときに周囲の組織に散らばってしまうため、炎症などの症状を引き起こしやすく、ジェルを完全に取り除くことも困難です。

そこで、粘り気が強くて散らばりにくい「コヒーシブシリコンジェル」が開発されました。

初期のコヒーシブシリコンジェルは硬めで、感触が今ひとつでしたが、柔らかめの「ソフトコヒーシブシリコンジェル」が開発され、現在の主流となりました。

ソフトコヒーシブシリコンジェルの表面はなだらかで特殊な形状をしていて体への負担が少なく、胸の中で自然に動くようになっています。耐久性も十分に検証されています。

かつて使われた「生理食塩水」「ハイドロジェル」

シリコンジェルを詰めたバッグが一般的になる前は、生理食塩水(人の体液に近い食塩水)を詰めるのが主流でした。

生理食塩水バッグは中身が漏れても安全という利点がありますが、乳房らしい形をキープするため伸縮性の低いバッグで包む必要があり、感触は硬めです。中身が漏れやすく、耐久性も低いのも難点です。その分、比較的安い傾向にあります。

ハイドロジェルは生理食塩水にムコ多糖類を混ぜたジェル状の物質で、生理食塩水よりも自然な形・感触の仕上がりが期待できるため、一時期よく用いられました。しかし、中身が流出すると人体に悪影響があるかもとされため、使われなくなりました。

豊胸シリコンバッグの形の種類

基本形は「ラウンド型」と「アナトミカル型」の2種類で、体勢によって形が変わる「ハイブリッド型」もあります。

バスト全体にボリュームを出しやすい「ラウンド型(お椀型)」

ラウンド型は、浅いお椀を伏せたような丸い形をしています。

ラウンド型のシリコンバッグは、バスト上部を中心に全体的にボリュームを出しやすい形状をしていますが、その反面、バッグの大きさや体の姿勢によってはバスト上部にバッグの輪郭が浮き出てしまいやすいのが難点です。

立位での形が自然な「アナトミカル型(しずく型)」

アナトミカル型は上部が薄く、下部のほうが膨らんでいて、しずくのような形をしています。そのため、立った姿勢ではラウンド型よりも乳房になじみやすく、形が自然に見えやすいです。

しかし、バストが垂れている人に用いると、垂れが強調されてしまう恐れがあります。

シリコンバッグ豊胸でもバレるリスクが低い「ハイブリッド型」

最近の製品では、立った状態ではアナトミカル型で、横になるとラウンド型になるタイプ(ハイブリッド型)もあります。

姿勢に応じて形が変わるので、比較的自然に見えます。ただし、バッグの大きさにもよりますが、仰向けの状態ではバッグの形が浮き出てしまうことがあります。

豊胸シリコンバッグの表面の種類

表面がつるつるの「スムースタイプ」と、ザラザラの加工を施した「テクスチャードタイプ」があります

触り心地が自然な「スムースタイプ」

スムースタイプのシリコンバッグは触り心地が比較的良好ですが、カプセル拘縮が起こりやすく、予防のために定期的なマッサージが必要です。

最近の製品だと、スムースタイプでも表面に特殊な加工を施してカプセル拘縮を起こりにくくしているものがあります。

豊胸手術後のメンテナンスが楽な「テクスチャードタイプ」

テクスチャードタイプのシリコンバッグは触り心地ではスムースタイプにやや劣りますが、カプセル拘縮が起こりにくく、術後のマッサージが不要です。

ザラザラの凹凸が深いテクスチャードタイプ(マクロテクスチャードタイプ)はリンパ腫(がんの一種)を発症するリスクが高いことがわかったため、それを採用していた製品は出荷停止になりました。

現在では凹凸が浅くてリンパ腫のリスクが低い「マイクロテクスチャードタイプ」が開発され、最新型の製品で用いられています。このタイプは手触りも多少改善されています。

豊胸シリコンバッグ製品のおすすめは?安いのはある?

シリコンバッグ製品にはたくさんのブランドがあり、ブランドごとに何種類かの製品があります。

日本の美容外科クリニックで現在よく用いられているのは「モティバ」「ベラジェル」「メスモ」の製品です。

それぞれの特徴を表にまとめました。

 

モティバMotiva

ベラジェル BellaGel

メスモMesmo

製品ラインナップ・手術料金相場

ラウンドプラス Round Plus:60万~100万円

エルゴノミックス Ergonomix:70万~120万円

エルゴノミックス2 Ergonomix2:100~130万円

スムースファインSmoothfine:100~130万円

Meme、Repliconなど:100~130万円

中身

ソフトコヒーシブシリコン

ソフトコヒーシブシリコン

ソフトコヒーシブシリコン

ラウンド型(ラウンドプラス)

ハイブリッド型(エルゴノミックス/エルゴノミックス2)

ハイブリッド型

ラウンド型(Meme)/アナトミカル型(Replicon)

表面

スムースタイプ(「スムースシルク」加工)

スムースタイプ

マイクロテクスチャードタイプ

特徴

・ハイブリッド型はバストの自然な動きを再現

・表面の「スムースシルク」加工で、炎症やカプセル拘縮のリスクを軽減

・タイプ・大きさ・高さ・カーブ・重さが異なる数百種類の製品から選べる

・韓国で高いシェアを持つ製品で、アジア人のバストに合わせて開発

・自然な柔らかさと動きを再現

・100種類以上の組み合わせから選択可

・形のキープ力に優れたジェルを使用

・表面はソフトなマイクロテクスチャードタイプで、手触りのよさとカプセル拘縮予防効果を両立

・複数の層からなるバッグで破損・流出を防止

最新型の製品は手術料金相場が同じで、特徴には一長一短があります。

モティバとベラジェルはバストの形・動き・手触りが自然

モティバの「エルゴノミックス2」とベラジェルの「スムースファイン」はどちらも「ハイブリッド型・スムースタイプ」で、形・動き・手触りの自然さが売りです。強いて言えば、モティバは安全性(炎症やカプセル拘縮の予防)を重視し、ベラジェルは柔らかさを重視しています。

メスモは少しだけバストアップしたい人に向いている

メスモはマイクロテクスチャードタイプで、安全性と手触りのよさを両立しています。姿勢で形が変わらないタイプなので、小さめのバッグを希望する方に向いていると言えます(大きいとバッグの輪郭が表面に出やすい)。

シリコンバッグ豊胸の費用を抑えるならモディバかラウンドプラスがおすすめ

費用を少し抑えたい方は、モティバの「エルゴノミックス」や「ラウンドプラス」などがよいでしょう。

もっと安い料金(50万~60万円程度)が設定されている場合、バッグの型が古い可能性が高いです。どんなバッグを使用するのかカウンセリングの際に確かめ、納得できるのであれば、契約するのもありでしょう。

高いと感じる場合にはシリコンバッグ豊胸モニターの検討を

できる限り安い料金でシリコンバッグ豊胸を受けたいという方は、生理食塩水による豊胸か、モニターへの応募を検討してください。

モニターだと、生理食塩水による豊胸手術は30万~40万程度で受けることができます。ただし、提供しているクリニックは少数です。

モニター募集に応募して採用されれば、術前・術後の写真などを提供する代わりに無料または割引料金で手術を受けられます。

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シリコンバッグ豊胸を行った後のバストの見た目や触り心地は?

美容医療の発達によって大きく改善されていますが、シリコンバッグは異物であり、本物のバストではないためどうしても違和感が出てしまうものです。

たとえば、「触り心地にやや違和感がある」、「仰向けで寝ている時にバストが不自然な形にある」、「胸を寄せた時に谷間がY字になる」、「バストをLEDライトで照らすと光ることがある」などです。

また、バストにシリコンを挿入する際、多くの場合脇のシワに沿って数㎝切開し、そこからシリコンを挿入するため、バスト自体には傷がつくことは基本的にありませんが、脇の傷は見えにくいものの、傷跡が残ってしまいます。バスト下などから切開して行う場合には脇よりも傷跡が目立ってしまう場合がある点には注意が必要です。

乳がん検診や、胸部X線検査(レントゲン検査)などでバスト内のシリコンの存在がバレてしまうこともあるほか、見えにくさが生じて病気の診断に影響が出ることもあります。胸を押し潰して行う乳がん検査の1つであるマンモグラフィーは受けられなくなるため、この点も考慮して豊胸術を選択するのがよいでしょう。

シリコンバッグ豊胸が向いている人

さまざまな豊胸手術がある中、どのような人にシリコンバッグ豊胸が向いているのでしょうか。以下にシリコンバッグ豊胸がおすすめの人をご紹介します。

  • 1度の手術で理想に近い大きさのバストを手に入れたい人
  • 1度の手術で2カップ以上の大幅なバストアップがしたい人
  • 痩せ型の人
  • 加齢によるバストの萎みや垂れに悩んでいる人
  • 確実にバストアップしたい男性

痩せ型の人にはヒアルロン酸豊胸も1つの選択肢に挙げられますが、手軽な反面、費用対効果が低く、キープする場合には半年から1年ごとに注入する必要があるため、安く長期的な効果を得たいならシリコンバッグ豊胸の方がよいでしょう。

また、バストは年齢とともに萎んで小さくなったり、クーパー靭帯(バストを支える靭帯)が伸びて垂れさがったりしてしまうものです。しかし、シリコンバッグ豊胸なら長期的にハリのある美しいバストを維持できるため、バストの萎みや垂れに悩んでいる人にもおすすめです。

男性の場合、脂肪注入豊胸などでは谷間を作るほどの豊胸は難しいため、確実にバストアップしたいならシリコンバッグ豊胸が適しています。もちろん男性でも1度に大幅なバストが可能です。

豊胸シリコンバッグの施術の流れと経過

部分的に切開をするため麻酔を行います。次にシリコンバッグを挿入する部分を約4~5cm切開し、そのスペースからバストにシリコンを挿入し、切開部分を丁寧に縫合します。

患者さんによって異なりますが、施術時間は40~60分程度であることがほとんどです。通常、術後に入院する必要はなく、日帰りで受けていただけます。

シリコンバッグ豊胸のアプローチ(切開・挿入部位)

シリコンバッグ豊胸では、主に「腋窩(えきか:脇の下のくぼみ)」か「バストの下(アンダーバスト)」をメスで切開します。

切開部位としては脇の下がもっとも目立ちにくいですが、大きなサイズのシリコンバッグや、バストが垂れている場合などには脇の下からバッグを挿入することが難しいことがあります。そういった場合に、バストの下を切開してシリコンバッグを挿入します。

シリコンバッグを挿入する位置として、「乳腺の下(乳腺下法)」「大胸筋膜の下(大胸筋膜下法)」「大胸筋の下(大胸筋下法)」があり、この順に挿入位置が深くなります。各特徴を以下にまとめました。

 

乳腺下法

大胸筋膜下法

大胸筋下法

挿入位置

乳腺の下、大胸筋膜の上にあたる位置。3つの中ではもっとも皮膚表面に近い

大胸筋と筋膜の間

大胸筋の下

メリット

・術後の痛みが少ない

・触った時の感触やバストの動きが自然

・筋肉を動かしても型崩れしにくい

・シリコンバッグの違和感が目立ちにくく、自然な仕上がりになる

デメリット

・皮下脂肪が少ない人だとシリコンバッグ周囲に段差ができる場合や、バストの皮膚にシワが寄る場合がある

・術後の痛みがやや強く、回復までの期間も少し長め

・体の姿動きに合わせてシリコンバッグが動かず、不自然に見えることがある

・術後の痛みが強く、回復までの期間も長い

・シリコンバッグが大胸筋に抑えられるため触り心地が硬くなりやすく、谷間も作りにくい

向いている人

バストが大きめの人

バストが小さめ~平均的な人

バストが小さい人

このように、シリコンバッグ豊胸のアプローチにはさまざまな方法があるため、医師とよく相談して自分に合った方法を選択することが大切です。

シリコンバッグ豊胸のダウンタイムはどのくらい?

シリコンバッグ豊胸のダウンタイムは、施術内容や個人差によって変わってきますが、術後の主な症状として痛みや腫れ、内出血などがみられます。

平均的に痛みのピークは術後2~3日で2週間程度は痛みが残るかもしれません。特にバストに物が当たった際には強い痛みを感じます。したがって、事前に長期休暇をとるなどの対策を考えておいた方がよいでしょう。

腫れは1~2週間程度で落ち着き、1か月くらいで改善します。内出血に関しては2週間程度でほぼ目立たなくなります。バストが完全に落ち着くまでに3か月くらいかかるので、術後3か月程度は特に注意して過ごすことが大切です。

シリコンバッグ豊胸のダウンタイム中に注意すべきこと

ダウンタイム中は痛みなどの症状に悩まされます。痛み止めの薬などで症状をコントロールしますが、それでも生活に支障をきたします。

特に術後1週間程度は症状が強いため、無理をせず安静にしてゆったりと生活を送るようにしてください。

性行為に関してもバストが大きく揺れたり強く掴まれたりすると強く痛みますし、術後1か月くらいはバストや切開部位に強い力が加わることで傷が治りにくくなったり、シリコンバッグの位置ずれが発生する恐れがあるため、術後1か月は控えた方がよいでしょう。

とにかく術前と変わらない状態になるまでは、バストに刺激を与えることは避け、安静にして過ごしましょう。

術後、経過観察のために定期受診が必要

術後の症状や、挿入したシリコンバッグの状態を確認するために、一般的には1~複数回の通院が必要となります。クリニックによって異なりますが、多くの場合、1回目の通院は手術の1週間後くらいになるでしょう。

アフターケアを提供しているクリニックでは、手術に伴う何らかのトラブルが発生した場合に対応してくれます。

シリコンバッグの寿命は10~20年

シリコンバッグにはさまざまな種類のものがありますが、総じて時間とともに劣化していき10~20年で寿命を迎えます。

耐久性は向上しているものの、破れたり中身が滲み出したりする場合もあるため、目安として10年くらいで入れ替えの必要が出てくると考えておいた方がよいでしょう。

シリコンバッグ豊胸術の失敗?起こりうる合併症・リスク

どのようなものでも手術である以上、100%安全ということはありません。シリコンバッグ豊胸も手術ですから、まれではありますが、細菌感染やカプセル拘縮が生じる可能性があります。

細菌感染

細菌感染は手術中に起こる場合と、術後に傷跡から細菌が入って感染する場合があります。したがって、傷跡に関しては常に清潔にするなどの対応が必要になります。

細菌感染した場合には、「胸が赤く腫れる」「胸が熱感を持ち痛みが出る」「熱が出る」などの症状がみられます。早期に抗生剤によって治療を行えば通常は治癒します。

しかし、シリコンバッグは人体にとって異物であり、異物に付着した細菌は抗生剤で治りにくいという特徴があります。そのため、シリコンバッグが感染し、長期化・重症化した場合にはシリコンバッグを取り除いて治療を行わなければならないことがあります。

拘縮

シリコンバッグは人体にとって異物であることから、体内で異物反応が起こり、バッグの周辺組織に炎症が生じてバッグの周りを被膜という線維でできた膜が包み込みます。

徐々に被膜は厚く硬くなっていき、それに伴ってバッグが変形し、最終的にはボール状の塊のようなバストになってしまうのです。原因としては手術中や術後に出血が多かった、細菌感染が起きた場合などが多いと考えられます。

こうなるとシリコンバッグを取り除き、同時にカプセル拘縮を除去する必要があります。

まとめ

  • 豊胸のシリコンバッグは中身・形・表面で分類される。
  • 見た目や触り心地は他の豊胸術にやや劣ってしまうが、自分の理想のサイズに合ったバストを手に入れられ、1度に大幅なサイズアップができる。
  • トラブルがない限り10~20年効果が維持され、加齢変化によるバストの萎みや垂れ下がりに強い。
  • シリコンバッグ豊胸にはたくさんのデメリットがあり、それを軽減するために様々なバッグの種類が生まれた。
  • 現在のシリコンバッグは中身にソフトコヒーシブシリコンを使っている。
  • シリコンバッグの形はラウンド型とアナトミカル型が基本で、最近の製品には姿勢によって形が変わるタイプもある。
  • シリコンバッグの表面は、手触りのよいスムースタイプとカプセル拘縮の起こりにくいテクスチャードタイプが基本で、最近の製品にはそれぞれのよさを兼ね備えたタイプもある。
  • シリコンバッグ豊胸のアプローチにはさまざまな方法があるため、医師とよく話し合ったうえで自分に合った方法を選択することが大切。
  • ダウンタイムは比較的長く、ダウンタイム中はバストが安定するまで安静にする必要がある。
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