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公開日2025.04.15最終更新日2025.03.25リスク
豊胸後、感染症が起こることはあるのでしょうか

「豊胸手術後に感染したらどうしよう…」
「感染症にならないための対策を知りたい!」
豊胸手術は理想のバストを叶える手段の一つですが、感染症のリスクが不安な方も多いのではないでしょうか。
本記事では、豊胸手術後の感染症で現れる症状や、豊胸別の感染症のリスクと対策まで、わかりやすくご紹介していきます。
感染症が不安で一歩踏み出せない方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
豊胸後に感染症が起こる可能性はある?
結論からいいますと、豊胸後に感染症(主に細菌感染)が起こる可能性はあります。豊胸術を含む手術では、メスや注射針で皮膚に穴を開けているため、そこから細菌が侵入するリスクがあるからです。
そのため、手術後は湯船に入らない、できるだけ安静に過ごすなど、必ず医師の指示に従って生活することが大切です。
豊胸後の感染症で現れる症状は?
豊胸後に感染症が起こると、下記のような症状が見られるようになります。
- 施術部分の痛み/腫れ/熱感
- 高熱
- 敗血症
これらの症状が感染症によるものなのか、ダウンタイムの症状なのかは判断しにくいと思いますが、まずは高熱が出ているかどうかを判断の目安にするとよいでしょう。
豊胸後の感染症の症状①:施術部分の痛み/腫れ/熱感
施術部分の痛み・腫れ・熱感は、術後に現れる代表的な初期症状です。患部が赤く腫れあがり、触ると熱を持ったように感じるのが特徴です。
初期の段階で治療することが大切なので、不安な場合はすぐにクリニックに相談することが大切です。
特に、痛みが強くなる場合や腫れが広がる場合は、我慢しないようにしましょう。また、左右のバストの両方に細菌感染が起こるのは非常に稀なことなので、明らかに片方だけにこのような症状が見られる場合は、一度クリニックを受診した方が良いでしょう。
豊胸後の感染症の症状②:高熱
豊胸直後〜3日後の発熱はダウンタイムによる反応性の発熱であることが大半です。しかし、豊胸の1週間以降の発熱は、感染症が広がっている可能性があるため注意が必要です。
豊胸後、しばらくして高熱が続く場合は、速やかにクリニックに相談しましょう。
豊胸後の感染症の症状③:敗血症
細菌感染が体中に広がってしまうと、敗血症へと進行する可能性があります。敗血症とは、全身の臓器に障害を起こしたり意識低下を起こしたりと、生命を脅かす生体反応です。
施術部位の痛みや高熱を放置すると、このような重篤な症状を引き起こす可能性があるため、できるだけ早めの対策が重要です。
豊胸別|感染症のリスクと対策
医療技術を使用する以上、どの豊胸手術にも感染症のリスクが伴いますが、傷口が大きいほど細菌が侵入しやすくなるのは事実です。
ここでは、豊胸別に感染症のリスクとその対策について解説していきます。
「シリコンバッグ豊胸」の感染症リスクと対策
シリコン挿入のために脇や胸の下を大きく切開するシリコンバッグ挿入法は、他の豊胸術に比べて感染症のリスクが高くなります。
ここではシリコンバッグ豊胸のリスクと感染症の対策について解説していきます。
感染症リスク
シリコンバッグ豊胸による感染症発生率は0.4%とされています。主な原因は下記などが挙げられます。
- 術中の滅菌不備(器具やシリコンバッグの汚染)
- 術部の縫合不全
- 術後の入浴や運動による細菌侵入
シリコンバッグ豊胸は注意していても感染症を引き起こす可能性がありますが、リスクを抑えるためには、適切な手術環境・医師の技術・術後の過ごし方が欠かせません。
感染症の対策
シリコンバッグ豊胸による感染症を予防する方法と、感染後の対応は下記などが挙げられます。
- 【予防】術後一週間の入浴禁止(シャワーのみ可)
- 【予防】術後の数日間は安静に過ごす
- 【予防】術後しばらくはノンワイヤーブラで過ごす
- 【予防】体温を測定する
- 【予防】定期検診を受ける
- 【感染後の対応】抗菌薬内服(飲み薬または点滴の2種類)
抗菌薬(飲み薬または点滴の2種類)治療を行うことで改善することがほとんどですが、状況によってはシリコン抜去が必要になるケースもあります。
「脂肪注入豊胸」の感染症リスクと対策
ここでは脂肪注入豊胸のリスクと感染症の対策について解説していきます。
感染症リスク
脂肪吸引によって空く穴はそこまで大きいものではないので、そこまで心配するものではありません。
しかし、脂肪を注入した際に感染症を引き起こす可能性があります。注入された脂肪は、その時点では毛細血管が通っておらず、栄養や酸素が供給されていないため、バストにはまだ定着していません。このような「生命力の低い脂肪」は細菌に対して非常に弱く、感染が起こると急速に広がる可能性があります。
また、クリニックの加工技術や注入方法によっては、脂肪にバイ菌やほこりが付着することがあります。そのまま注入されると、体内にそれらのバイ菌が入り込み、感染症を引き起こす恐れがあるのです。
感染症の対策
脂肪吸引によって空く穴に関しては、医師の指導通りに生活し処方された薬をしっかり服用していれば、それだけで十分予防できるでしょう。
脂肪注入後の感染症を回避するためには、脂肪の吸引・加工・注入のすべての工程において技術が高く、脂肪の定着率が高いクリニックを選ぶことが大切です。事前のカウンセリング時は、必ず下記について確認してください。
- 【吸引時】極細カニューレ(直径0.58mm〜2mmが理想)で採取しているか
- 【吸引時】2時間~3時間ほどかけてゆっくり吸引しているか
- 【加工時】どのような方法で加工するのか
- 【注入時】不純物を取り除いた良質な脂肪を少しずつ(0.1cc未満)注入するか
- 【注入時】一ヶ所ではなくばらばらに注入するか
同じ箇所に多くの脂肪を注入すると酸素と栄養が奥まで届きにくくなり、定着しない原因になるため、ばらばらに少しずつ注入することが大切です。
クリニックの技術が感染症の罹患に大きく影響することは見落とされがちな点なので、必ずチェックしましょう。
「ヒアルロン酸豊胸」の感染症リスクと対策
手軽なヒアルロン酸注入豊胸も、まれにアレルギー反応や感染症を引き起こす可能性があります。特にアレルギー体質の方は注意が必要です。
感染症が生じた場合は、抗生物質の内服によって治療するのが一般的ですが、症状によってはヒアルロン酸を溶解する注射を行うこともあります。
手軽な豊胸でも感染症のリスクが0というわけではないため、クリニック選びや術後の生活には十分な注意が必要です。
脂肪豊胸やシリコン豊胸後に感染症になって死亡した国内での事故はある?
脂肪豊胸やシリコン豊胸後に感染症が直接の原因で死亡した国内での事故は、公開されている医療裁判記録や研究論文では確認できませんでした。
しかし、海外では豊胸手術を受けた妊婦(妊娠16~17週)が術後10日目に容態が急変し、死亡した事故が報告されています。下記は、事件内容を一部抜粋したものです。
Tさんは同市口腔外科病院のH医師に連れられてバンハイン病院へ豊胸手術に訪れ、術後は鎮痛剤と抗生物質を処方され帰宅したことが分かっている。その10日後に傷口が開き術後感染症を発症したTさんは、呼吸困難になり、一旦自宅のあるホックモン郡内の総合病院へ搬送された後、4月24日に115人民病院へ再搬送された。 15人民病院に搬送された時には重度の呼吸困難と低血圧により呼吸器を使用し、血液透析が施された。しかし症状は次第に悪化し意識不明に陥ったとされている。医師が処置を試みたが回復がみられなかったため、5月4日に家族はTさんを自宅へ連れ帰り、その後息を引き取った。 |
この事故の原因は、妊娠も影響していると考えられますが、死亡の原因は傷口が開いたことで感染症を引き起こしたことが発端といえます。
また、京都地裁ではシリコンバッグ挿入時の消毒不足により右胸部膿瘍が発生し、患者は緊急手術でシリコンバッグ摘出を余儀なくされた事故が報告されています。この事例では死亡に至りませんでしたが、適切な滅菌処置を怠ったことが医師の過失と認定されました。
国内で死亡事例が公式に報告されていない背景には、感染症が早期に発見されていて、対処がなされていることが関係していると考えられます。ただし、死亡に至らなくても感染症による治療によって大きな傷跡を残したり後遺症を抱えてしまったりするリスクがあります。
そのため、豊胸を受ける際は感染症などあらゆるリスクを考慮した上で、治療法やクリニックを選ぶことが重要です。
豊胸後の感染症リスクを減らしつつ効果を得るなら「成長再生豊胸」がおすすめ
豊胸後のリスクを抑えつつ、効果もしっかり得たいという方は、南クリニックの「成長再生豊胸」がおすすめです。
成長再生豊胸とは、乳腺を発達させる成長因子を注入することで、バストの脂肪を増やす豊胸術です。
治療は注射のみで行うため、シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸に比べて感染症や傷跡のリスクも低くなります。翌日から入浴も可能で、ダウンタイムや痛みもほとんどないため、身体にあまり負担をかけずにバストアップが期待できるのです。
南クリニックでは2種類の治療方法をご案内しています。
成長再生豊胸W |
成長再生豊胸F |
|
特徴 |
・3~6カ月かけて成長させる |
・治療後すぐにバストアップが期待できる |
価格 |
一回:33万円 |
・3セット104.5万円 |
詳細 |
また、南クリニックでは約2,500件(2011年9月〜2021年12月)に及ぶ実績のうち、重篤な副作用や合併症の事例はありません。
南クリニックでは、成長再生豊胸が大幅な割引で受けられるモニターも募集しているので、この機会に一度検討してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
- 豊胸後に感染症(主に細菌感染)が起こる可能性はある。豊胸術を含む手術では、メスや注射針で皮膚に穴を開けているため、そこから細菌が侵入するリスクがあるから。
- 豊胸後に感染症が起こると「施術部分の痛み/腫れ/熱感」「高熱」「敗血症」が見られるようになる。ダウンタイムの症状なのか判断しにくいが、まずは高熱が出ているかどうかを判断の目安にする。
- 医療器具を使用する以上、どの豊胸手術にも感染症のリスクが伴うが、傷口が大きいほど細菌が侵入しやすくなるのは事実。
- シリコン挿入のために脇や胸の下を大きく切開するシリコンバッグ挿入法は、他の豊胸術に比べて感染症のリスクが高くなる。
- 豊胸後の感染症リスクを減らしつつ効果を得るなら、注射のみで行う「成長再生豊胸」がおすすめ。ダウンタイムや痛みもほとんどないため、身体にあまり負担をかけずにバストアップが期待できる。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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