コラム
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公開日2021.08.06最終更新日2021.09.01豊胸Q&A
豊胸すると体重が増えるのでしょうか?
ご相談者様
豊胸すると体重が増えるのでしょうか? 豊胸の体験がつづられたブログや書籍には「術後に体重計に乗ったら増えていた」という話が多いので気になります。
豊胸とは、何らかの方法でバストの体積を増やすことなのでその分、体重に反映されてしまうのは仕方がないことでしょう。といっても、シリコンバッグの場合は数百グラム~1キロ未満で微々たるものです。ヒアルロン酸の場合はもっと少ないかもしれませんね。
どちらにしても、豊胸後の体重増加はあくまでバストに入れた素材の重さのせいであり、食べすぎてお肉と脂肪がついてしまった結果と同じではないので安心してください。
ただ……、脂肪注入法の場合は数キロ単位で増えてしまうこともあります。
え! 脂肪注入法は、お腹や太ももから脂肪を採取してバストに注入する豊胸術ですよね? つまり、「他の部分にある脂肪をバストに移す」のですから、プラスマイナスゼロで体重は変わらないのではないかと考えていたので、脂肪注入法の場合には体重は増えないのだろうと思っていました。
確かにそうなのですが、脂肪注入法の場合は脂肪吸引部分に体液がたまったり、施術の際に使用した麻酔液が残っていたりするので体がむくみ、体重が数キロ単位で増えてしまうことがあるのです。
実際どれくらいの体重が増えるかはそのときの状態によりますが、2キロ~4キロくらい増える可能性もあると考えておいた方が良いでしょう。
もちろん、増えた体重は術後1週間ほどで元に戻ります。
太ってしまうのは、水分によるむくみが原因ということですね。もし、私がこのことを知らずに脂肪注入法を受けて体重が増えていれば、術後に慌ててダイエットを始めていたかもしれません。
体内にたまった水分はいずれ排出されて体重も戻りますし、万が一、しばらく経って体重が元に戻らなかった場合でも、豊胸後すぐにはダイエットしないようにしてください。
脂肪注入法の場合は注入した脂肪が定着していない時期にダイエットするとバストに十分な栄養が送られず、元に戻ってしまう可能性があります。脂肪の定着には最低3ヵ月はかかるので、ダイエットは術後4ヵ月以降、できれば術後半年あたりからスタートしましょう。
また、シリコンバッグ挿入法やヒアルロン酸注入法についても術後すぐのダイエットはおすすめできません。
どちらの豊胸術も施術を受けたときの体型やバストの大きさ・形に合わせて施術しているため、術後に痩せてしまうと微妙に不自然なバストになってしまうことがあるからです。
これまでのお話からすると、現在の体重が気になる場合、豊胸する際は施術前に体重を落とした方が良いのでしょうか?
そうですね。特にBMI(肥満指数)が肥満領域にある場合は施術前に体重を落とした方が良いでしょう。その方が、術後に体型が気になって無理にダイエットすることもないでしょうし。
術後のダイエットについては、最近話題になっている成長再生豊胸についても同じでしょうか? 成長再生豊胸は成長因子でバスト内の脂肪を増やす豊胸術と聞いたので、こちらも術後にダイエットすると脂肪が落ちてバストが小さくなってしまうのではないかと……。
おっしゃる通りです。ですので、南クリニックでは施術を受けた患者さんに、術後半年間は体重を落とさないようお願いしています。
まとめ
・豊胸後はバストに入った素材の重さで体重が増えることがあるが、基本的には微々たる増加に終わる。
・しかし、脂肪注入法については術後数キロ増加することもある。これは脂肪吸引部分にたまった体液や体内に残った麻酔液などによるむくみが原因で、1週間ほどで元に戻る。
・どのような豊胸術を受けたとしても術後は体重の増加が見られるが、すぐにダイエットするとバストが小さくなったり、不自然な仕上がりになってしまったりするため、術後しばらく経ってからダイエットした方が良い。
・BMI(肥満指数)で肥満に該当する場合は、豊胸する前に体重を落としておいた方が良い。
・南クリニックの成長再生豊胸についても、術後すぐのダイエットはバストアップ効果持続の妨げになるので、半年は間を空けるように指導している。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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