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公開日2020.01.31最終更新日2020.07.16成長再生豊胸

成長期のようにバストが自然に育っていく!?手術不要でバストを育てる「成長再生豊胸」の新知識

「足りないところには、代わりに何かを入れて大きくし、形を整える」

これは、豊胸術に限らず、美容クリニックで行う施術の基本的な造形コンセプトです。鼻を高くしたければプロテーゼを入れる、涙袋が欲しければヒアルロン酸を注入するなどは、典型的な「プラスする」施術です。

プラスすれば大きくなるのは、当たり前のこと。でも、それはあくまでも「人工的な造形物」でしかありません。豊胸術で言えば、シリコンバッグ挿入法が「プラスする施術」の代表ですが、形状や触感が、本物のバストと多少なりとも違っているのは皆さんもご承知の通りです。施術を受けられる人たちも、「そういうもの」だと捉えていると思います。

ただ結果として、周囲の人に「豊胸してる」と思われたり、パートナーが触ったときに「うん?」という表情をされたりしたら……。覚悟はしていてもショックは隠しきれないはずです。

ところが、ここへ来て、豊胸の世界は大きな変革の時を迎えています。

バスト内に入れるものは人工物から自然な物へと変わり、最新技術では、余分なものを入れるのではなく、バストそのものが成長するように促すところまで進歩しています。

今回は、最新の豊胸術である「成長再生豊胸」について、詳しく解説していきましょう。

これまでの豊胸手術とは一線を画す新しい施術

シリコンバッグ挿入法は、あくまでも人工的な技術

豊胸術がスタートしたのは1960年代。シリコン製のバッグをバスト内に挿入し物理的に大きくする「挿入法」が欧米で開発され、それ以来、長らく豊胸術といえば、シリコンバッグ挿入法がスタンダードでした。

必要な分だけ大きくできる点や、施術したその日からバストアップできる点などはメリットでありますが、一方で、人工的な形、不自然な動き、触り心地の違和感など、ナチュラルなバストとの差が指摘されてきたのも事実です。

もちろん、長い年月の中で、シリコンバッグの改良はたびたび行われ、より自然なバストに近い仕上がりが叶うようにはなってきましたが、やはり持って生まれたバストとは違います。

初期の脂肪注入法の問題点とは

そうした違和感を解消するために誕生したのが、移植術の一つである「脂肪注入法」です。患者さん自身の余分な脂肪を採取しバストへ注入する方法で、シリコンバッグ挿入法に比べると、ナチュラルさは断然アップしました。バストの容量をかさ増しているのは、患者さん本人の脂肪なので、触り心地やバストの動きが、本来のバストに近いのは当然と言えば当然です。

ところが、初期の脂肪注入法には弱点がありました。注入した脂肪がバスト内で死滅してしまい、バストの大きさを維持できなかったのです。脂肪の生着率は30%を超えることがなく、しかも死滅した脂肪がしこりの原因となり、バストを変形させてしまう症例も出てきました。

脂肪注入の技術と幹細胞に生着率はアップしたものの……

生着率アップのために、まず、脂肪の注入手技が改良されました。できるだけ脂肪のかたまりを小さくし、少しずつ注入することで、脂肪の死滅を防ぐようにしたのです。これによって大きなしこりの形成は軽減されましたが、生きた脂肪の生着率を上げるには至りませんでした。

その後、脂肪吸引によってより多くの脂肪を採取し、幹細胞を取り出して使用する脂肪注入法が誕生しました。それでも多くのクリニックでは、脂肪生着率が6割程度にとどまり、理想の豊胸効果を得るところまではたどり着いていません。

患者さんファーストの豊胸術が誕生した

ここまで説明したように、異物を入れるシリコンバッグ挿入法から、移植による脂肪注入法へと豊胸術の流れは変化してきました。とくに「豊胸したことがバレたくない」という思いの強い日本では脂肪注入法が注目され、豊胸のオーダーの多くを占める施術となっています。

私たち南クリニックでも、ここ十年ほどは脂肪注入法の技術アップに邁進してきました。患者さんの血液から採取した「自己多血小板血漿(じこたけつけっしょうばんけっしょう)」を利用し、注入した脂肪の活性化を促す方法や、幹細胞の抽出に手間をかけ、状態の良い幹細胞をバストに注入するなど、最先端の移植技術の導入がそれにあたります。

結果、生着率は9割近くまで上がり、脂肪注入後にバストがしぼんでしまったり、しこりで悩んだりする患者さんはほとんどいらっしゃいません。

しかし、そこで私たちは満足したわけではありません。

「患者さんの負担を徹底的に軽減し、さらにナチュラルな豊胸術を目指す」という思いで、あらゆる方法を検討した結果、異物挿入や脂肪注入とは一線を画した「バストを成長させる」というまったく新しいコンセプトの豊胸術を誕生させたのです。

人工的な豊胸との最大の違いは、成長期のようにバストが育つこと

太ればバストも大きくなる!?

これまでの豊胸術は、別の場所から持ってきた「何か」をバストに加えて、サイズアップ目指すものでした。

しかし、成長再生豊胸では「何か」をプラスして大きくさせることはありません。基本コンセプトは「自分のバストを成長させる」ことにあります。

「それって、全身を太らせるってこと?」

そんな質問を受けることがあります。確かに、バストの内容物は9割が脂肪です。全身の体脂肪率が上がれば、バスト内の脂肪量も増えて、バストが大きくなる可能性がないわけではありません。

しかし、実際には肥満体型でもバストの小さな人はいます。その理由は、「乳腺」の発達に関係があります。乳腺はバストの内部にある長い袋状の組織で、母乳を分泌する際に重要や役割をします。乳腺が発達を始めるのは思春期の頃。ホルモンの働きによって乳腺が発達することで、その周囲を埋めるように脂肪がついてくるのです。

つまり、思春期に乳腺がしっかり発達した人はバストが大きくなるわけです。遺伝的要素が強いのは確かですが、成長期に過度な運動や睡眠不足、自律神経のバランスを崩すなど、乳腺の発達を阻害するような生活を続けると、バストが大きくなりにくいとも言われています。

ですから、単純に体脂肪率とバストの大きさが比例するわけではないのです。

思春期以外の時期にバストの成長はあり得ないはず…

思春期を過ぎると、女性ホルモンの分泌が安定し、バストの成長も止まります。その後は、生理のサイクルや妊娠、授乳によって乳腺の発達が見られますが、あくまでも一時的なもの。授乳中にバストが大きくなっても、断乳後に元のサイズに戻ってしまうのは、乳腺が通常の状態に戻るからです。つまり、根本からバストサイズがアップしているわけではないのです。そして更年期を迎えると、女性ホルモンの分泌低下にともなって乳腺が退縮し、バストサイズがダウンしていきます。

女性の一生を見ても、バストの大きさが事実上、成長するのは思春期だけということがわかります。それにも関わらず、成長再生豊胸では再びバストが成長する……。不思議に感じるのは当然でしょう。

バストに対して、女性ホルモンが作用しやすい環境を整える

では、成長再生豊胸には、どのような仕組みなのでしょうか。

その答えは、「思春期の頃のバストの成長過程を、もう一度再現させる」ことにあります。

思春期にバストが成長するときの女性の体について、もう少し詳しく解説すると、卵巣から分泌されたわずかな女性ホルモンが血液中に入り、全身に届けられます。ホルモンは体のさまざまな場所に影響を与え、女性ならではの変化を生みます。初潮を迎える、体つきがソフトになる、女性ならではの感情が生まれるなど、心身ともに女性らしさが備わってきます。

ただし、こうした変化は女性ホルモンの力だけでは十分に引き起こすことができません。ホルモンの影響を受ける側の準備も大切な要因となります。

バストで言えば、バストを支える靭帯や筋肉、皮膚の成長、脂肪や乳腺の細胞の成長などが伴わなければ、どれだけ女性ホルモンが補充されても、豊かなバストに育っては行きません。そうした、成長の要となるのが「成長因子」と呼ばれるものです。

成長因子は、細胞の分化や増殖を促すたんぱく質の一種で、たくさんの種類の存在が明らかになっています。成長因子がたっぷりあれば、ホルモンの刺激によってバストはぐんぐん成長していきます。思春期のバストには成長因子が十分に用意されていて、そこに女性ホルモンが働くためにバストが大きくなっていくのです。

ただ、残念なことに成長因子は年齢とともに減少していきます。成長期を過ぎると、古くなった細胞と新しい細胞を交換するために使う成長因子しか残っておらず、成長を遂げるほどの成長因子は残っていないのです。

バストを再び成長させるために注射するものとは?

年齢を重ね、枯渇してしまった成長因子を増やすのが、成長再生豊胸の施術です。成長因子を補充することで、血液中の女性ホルモンが効率よくバストの成長に作用するようになります。

補充の仕方は注射のみ。注射液の中身は、「乳腺を増殖させる成長因子」と「脂肪細胞を増殖させる因子」を配合したものです。バストの成長に適した配合を行い、十分な濃度のままバスト内に注入できるように工夫されています。

将来の授乳にも影響のない部位へ注射する

成長因子を注射する場所は、皮下脂肪の層です。バスト内には乳腺が張り巡らされ、その隙間を埋めるように脂肪があるのですが、この部位に注射することで、脂肪細胞が刺激を受け、皮下脂肪層を拡がっていきます。脂肪細胞が乳腺に触れることで、乳腺にも成長因子が到達し、その力が発揮されます。

ですから、脂肪細胞が増加するのと同時に、乳腺にも成長因子が作用し、成長期と同様にバストが育っていくのです。太って脂肪が増えたのとは、まったく違うプロセスだというのがおわかりいただけると思います。

また、乳腺には一切、注射をすることはありません。ですから、将来の授乳にも影響しません。実際に、成長再生豊胸の施術を受けたあと、妊娠や出産をされた患者さんもたくさんいらっしゃいますが、まったく問題なく授乳され、健康状態も良好です。

自然にバレずに、いつのまにかバストアップできる

3~6ヵ月かけて理想の大きさに成長していく

成長因子を使った成長再生豊胸は、バストが大きくなっていく過程も、これまでの豊胸術とはまったく異なります。

シリコンバッグ挿入法でも脂肪注入法でも、施術した直後にバストは最大値になります。大きくしたい分だけ、外から異物を入れているのですから当然のこと。シリコンバッグ挿入法であれば、バッグが破損しない限り、そのままの大きさを保つことができますし、脂肪注入法は、脂肪の生着率次第ではありますが、施術直後の状態から徐々にバストは小さくなり、6~9割程度の大きさで定着することになります。

対して成長再生豊胸は、施術後、徐々にバストが大きくなっていく「成長を楽しめる」豊胸術です。

施術直後は注射の影響で、少しバストが張っていますが、1週間ほどで落ち着き、バストサイズは施術前よりやや大きい程度です。そこから、日にちをかけてバストが成長していきます。

注入された成長因子が脂肪細胞や乳腺に働きかけ、細胞の分化と増殖が続きます。もともとのバストサイズにもよりますが、数回に分けて注射を行うことで、思い通りのバストサイズに整えていくことができます。

体への負担は最小限

いっきに大きくするシリコンバッグ挿入法や脂肪注入法では、もともとのバストサイズが小さい人の場合、いきなり大量の異物を挿入すると、皮膚や筋肉が引っ張られ、痛みや腫れの原因になることがあります。

しかし、成長再生豊胸は突然、バストが大きくなるわけではありません。見えないバストの内部で「成長」が始まり、3~6ヵ月かけてゆっくり育っていきます。私たちの体には順応性がありますから。バストの成長に合わせて周囲の皮膚や筋肉も適合してくれますから、体にも無理がありません。

周囲にもパートナーにも気づかれにくい

何より成長再生豊胸の素晴らしいところはバレにくい点です。ある日、突然バストが大きくなる施術ではないので、毎日会っている人にも気づかれにくいのです。実際、成長再生豊胸の経験者の人の中には、「あれ? 最近、バストが大きくなっているけれど、新しいエクササイズをしているの?」とか、「下着を変えた?」と友人に聞かれたという人もいます。

触った感触も、自分のバストそのものですから、パートナーにさえ気づかれていないとおっしゃる患者さんが大変多いのも特徴の一つです。

より即効性を求めるなら成長再生豊胸F

異物で膨らませるのではない点は良いけれど、もう少し早く成長させたいという人には、成長再生豊胸Fをおすすめします。

成長因子と同時に、患者さん自身の血液成分と薬剤を混合して、通常の状態で細胞の外にある成分を造って、それをプラスして注射することで、成長因子が吸収されるスピードを緩やかにします。そのため、成長因子が長くバスト内にとどまることと、細胞の外にある成分によって、より早くサイズアップすることができます。

まったく新しいコンセプトから誕生した「バストを成長させる」豊胸術、成長再生豊胸。自身のバストが自然に大きくなっていく感激を、たくさんの女性に味わってもらいたいと願っています。

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成長再生豊胸には、
成長再生豊胸F成長再生豊胸W
2種類があります。

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