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公開日2022.03.29最終更新日2024.07.05豊胸基礎知識
医師が教える!卒乳後のバストケア
妊娠中・授乳中はハリのあるふくよかなバストだったのに、卒乳後にしぼんでしまったと悩む女性は少なくありません。
卒乳後のバストのボリュームダウンは、女性ホルモンの変化や姿勢などさまざまな原因によって生じます。
しかし、正しいケアを行えば、きれいなバストを取り戻せる可能性があります。
今回は、卒乳後に胸の形が崩れる原因と、効果的なバストケアについてまとめました。
目次
卒乳後にバストがしぼむ・小さくなる原因は?
卒乳後のバストの変化で多く見られるのが、サイズダウンと胸のしぼみ・垂れです。まずは、バストの形が崩れる主な原因を確認していきましょう。
女性ホルモンの減少
妊娠中から卒乳までの期間は、女性ホルモンの分泌が盛んになり乳腺が刺激されるため、胸の張りを実感する人が多いです。とくに授乳期は、母乳が蓄えられることで、ボリュームのあるバストへと変化します。
しかし、授乳を終えると女性ホルモンの分泌量は減少し、乳腺機能も衰えていきます。その結果、バストまわりの脂肪がなくなり、元の大きさに戻ってしまうのです。人によっては、妊娠前よりも小さくなったり、しぼんだ印象に見えたりする場合もあるでしょう。
クーパー靭帯の損傷
きれいな丸い形のバストをキープするには、クーパー靭帯の働きが欠かせません。クーパー靭帯はコラーゲンを主成分とした結合組織で、バスト全体を支える役割を持っています。
しかし、妊娠や授乳によって胸が大きくなると、クーパー靭帯は結合をゆるめ、伸びたり切れたりしてしまいます。そして、一度損傷したクーパー靭帯は、元の状態に戻ることはありません。バストはうまく支えられなくなり、重力に逆らえずに垂れ下がってしまいます。
卒乳後に効果的なバストケア方法
では、卒乳後に小さくしぼんでしまったバストをもとに戻すにはどうしたらよいのでしょうか。自宅でできる4つのケア方法を紹介します。
1.バストマッサージを行う
バストのまわりをやさしくマッサージしましょう。脇や背中の脂肪を胸に集めるイメージで行うのがコツです。血行が促進され、バストアップにつながります。
また、マッサージはリラックス効果も高いです。育児中のストレスや睡眠不足が改善すれば、バストの成長にもよい影響があるでしょう。
ただし、マッサージを長時間やり過ぎたり、強い刺激を与えたりすると、クーパー靭帯を傷つけてしまうおそれがあるため注意してください。
2.筋トレ・エクササイズを行う
バストの土台である「大胸筋」を鍛えるトレーニングを適度に行うことも効果的です。バスト全体が持ち上がり、垂れを改善できます。また、姿勢が良くなるため、血行が促進されてバストアップにつながります。 腕立て伏せやダンベルを使用したトレーニングであれば、自宅でも取り入れやすいでしょう。
3.サイズ・形の合うブラジャーを着用する
卒乳後のバストはサイズダウンしやすいだけでなく、肉質もやわらかく変化します。あらためてサイズ・形を計測し、自分に合うブラジャーを着用しましょう。しっかりとバストを支えてくれる安定感のあるブラジャーがおすすめですが、育児で大変な時期は着け心地のよさも大切です。締め付け感がなく、やわらかな肌触りのものを選びましょう。
また就寝時にブラジャーを着けないと、バストが流れ、形が崩れてしまうおそれがあります。ナイトブラを取り入れて、きれいなバストを保ちましょう。
4.栄養バランスの取れた食事をとる
ハリのあるバストを取り戻すには、食生活の改善も欠かせません。バストアップに効果的と言われているのが以下の栄養素です。
・タンパク質
・ビタミンE
・葉酸
・ポリフェノール
・イソフラボン
・アミノ酸
これらの栄養素の摂取を意識しつつ、バランスのよい食事を心がけてください。
豊胸術できれいなバストをキープしよう
これまでご紹介したセルフケアは、きれいなバストを取り戻すために有効ではありますが、目に見えてバストサイズが上がったり、形が良くなったりすることはあまり期待できません。より確実に魅力的なバストを手に入れるには、美容クリニックでの豊胸術がおすすめです。
豊胸術には主に以下の4種類があります。
・シリコンバッグ挿入法
・脂肪注入法
・ヒアルロン酸注入法
・成長再生豊胸
シリコンバッグ挿入法は、脇の下などを3〜4cmほど切開してバッグを挿入する豊胸術です。脂肪注入法では、体の余分な脂肪を吸引してバストに注入してボリュームアップさせます。どちらも即効性にすぐれている点が魅力ですが、全身麻酔を使用する比較的大掛かりな手術であり、術後も通院が必要です。そのため、子育て中でなかなか時間を割けない方にとっては、ハードルが高いと言えるでしょう。
ヒアルロン酸注入法は、手術を必要とせず、注射のみでバストアップできる手軽さがメリットです。しかし、効果の持続期間は半年〜2年程度しかありません。また、繰り返し施術を受けたり、医師の技術が不十分だったりすると、しこりや変形などのトラブルが起こるおそれがあります。
より安全かつ自然な仕上がりを目指すのであれば、成長再生豊胸がおすすめです。成長再生豊胸とは、成長因子をバストに注入することで、乳腺や皮下脂肪に働きかけ、自分のバスト自体を成長させる豊胸術です。負担の大きい手術や異物挿入を伴わないため、体への負担が少なく、副作用の心配もほとんどありません。
バストのボリュームアップはもちろん、卒乳後のバストの再生にも効果的で、垂れや形の変化をナチュラルに修正できます。また、急激な体重減少がない限りは、効果が半永久的に持続する点も大きなメリットです。
まとめ
・卒乳後にバストがしぼんだり小さくなったりするのは「女性ホルモンの減少」と「クーパー靭帯の損傷」が主な原因。
・マッサージや筋トレ、正しいブラジャーの着用、食生活の改善などによってきれいなバストを取り戻せる可能性がある。
・より高いバストアップ効果を得たいなら豊胸術が必要。
・成長再生豊胸はダウンタイムがなく自然なバストアップが叶うため、子育て中でも安心して受けられる。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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