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公開日2022.07.07最終更新日2022.08.01豊胸基礎知識
断乳・卒乳後の縮んだおっぱいの豊胸はいつから可能?
断乳・卒乳後には、妊娠中に大きくなったバストが縮みます。妊娠前よりサイズダウンしてしまう方も少なくなく、バストの張りがなくなり、垂れてしまうこともよくあります。
そのため、断乳・卒乳後に豊胸手術を検討する女性は多く、当院でもそうした相談がよく寄せられます。その際の質問でよくあるのが、「断乳・卒乳後どれくらいしたら豊胸手術を受けられるのか」というものです。
このコラムでは、断乳・卒乳後の豊胸のタイミングや豊胸手術を受ける際の注意点について、わかりやすく解説します。
目次
断乳・卒乳後に豊胸する場合のタイミングの決め方
断乳・卒乳後すぐであっても母乳の分泌がなければ、豊胸手術を受けることは可能ですが、次の2つの点を考慮してタイミングを選ぶのが望ましいと言えます。
- バストが縮みきっているか
- 育児に障はないか
バストが縮みきっているか
妊娠するとプロラクチンというホルモンが増加し、出産後の授乳に向けて乳腺を発達させます。脂肪もついて、バストサイズは2カップ程度(人によってはそれ以上)アップします。
出産後にはプロラクチンが自然に減少していきますが、赤ちゃんがおっぱいを吸うとその刺激に反応してプロラクチンが分泌されるため、バストサイズは概ね維持されます。
断乳・卒乳後には赤ちゃんによる刺激がなくなり、プロラクチンが減少して乳腺が縮小し、バストが縮みます。直接授乳でない場合、もっと早くから乳腺が縮小します。
どの程度縮むかは個人差があり、なかには妊娠前より大きいサイズにとどまる方もいますが、大抵は妊娠前と同じ程度か、やや小さくなって落ち着きます。
この際、バストの下垂も生じがちです。バストの形はクーパー靱帯によって支えられていますが、一度大きくなったバストが縮むとクーパー靱帯にたるみができてしまい、胸が垂れやすくなります。
断乳・卒乳後というのは、妊娠で起こる一連の変化が終わりを迎え、体が通常の状態に落ち着こうとしている時期です。
この時期が完了する前に豊胸手術を受けても、体の自然な働きでまたバストが縮んでしまい、豊胸したバストの形が崩れたりする恐れがあります。
したがって、断乳・卒乳後の豊胸手術は、バストの変化がすっかり収まってから(バストが縮みきってから)にするのが得策です。具体的なおおよその目安は断乳・卒乳後6ヶ月を経過していることです。
育児に支障はないか
豊胸術の中には、比較的大がかりな外科手術を必要とし、通常の生活に戻れるまでに時間がかかる(=ダウンタイムが長い)ものがあります。
断乳・卒乳の直後というのはまだまだお子さんの世話が大変な時期ですので、豊胸と育児の兼ね合いを考える必要があります。
パートナーや親族に豊胸手術を受けることを伝え、理解・協力を得られるのであれば、支障はないでしょう。
協力が得られない場合や、豊胸することを隠しておきたいという場合、断乳・卒乳直後に豊胸手術を受けると、自分の体やお子さんに負担がかかる恐れがあります。
しばらく待って、お子さんの成長の様子を見ながら受ける時期を決めるか、体へのダメージが少ない豊胸術を選ぶのがよいでしょう。
豊胸術別、断乳・卒乳後に受ける際の注意点
現在クリニックで行われている主な豊胸術は、シリコンバッグ挿入法・脂肪注入法・ヒアルロン酸注入法・成長再生豊胸の4つです。
それぞれの豊胸術について、断乳・卒乳後に手術を受ける際の注意点をまとめます。
シリコンバッグ挿入法
シリコンバッグ挿入法では、脇の下などを切開して、シリコンジェルをつめたバッグを体内に挿入します。乳房の形・感触・動きはやや不自然な仕上がりとなりますが、2カップを超える大幅なバストアップを希望する場合にはシリコンバッグ挿入法が適しています。
シリコンバッグ挿入法は体へのダメージが最も大きく、ダウンタイムが最も長い豊胸術です。手術後2~3日程度は体を動かすのがつらいほどの痛みが生じるため、家族の協力がないと育児などが難しいでしょう。
術後1週間は入浴・シャワーが制限され、1ヶ月ほどは胸部への圧迫を避ける必要があります。この時期にもある程度周囲の協力が必要になる場面があるかもしれません。
脂肪注入法
脂肪注入法では、余分な脂肪のある部位から脂肪を吸引し、バストに注入(移植)します。シリコンバッグ挿入法ほどではありませんが、主に脂肪を吸引した部位のダメージが大きく、ダウンタイムが長めです。
術後1~3日は強い痛みがあり、術後1週間は入浴・シャワーが制限されます。痛みが激しい場合などには、周囲の理解・協力がないとつらい場面があるかもしれません。
ヒアルロン酸注入法
ヒアルロン酸注入法ではヒアルロン酸を直接バストに注射します。術後に強い痛みが出ることはありませんが、1週間程度はヒアルロン酸が安定せず、ずれてしまうことがあるため、胸に強い力が加わらないようにしなければなりません。
この点によく注意すれば、普通に育児が可能と思われます。ただし、ヒアルロン酸注入法は効果が長続きせず、早ければ半年後くらいには再注入が必要になるということを念頭に置く必要があります。
成長再生豊胸
成長再生豊胸は、成長因子という物質を胸に注射し、乳房の自然な発育を促す豊胸術です。
術後の痛みや生活上の制限はとくにないため、育児への影響などを気にする必要はありません。周囲に隠しておくことも容易です。
成長再生豊胸はバストが完全に縮みきらないうちに受けても、よい効果が期待できます。
この時期にはバストが自然に縮小していきますので、成長再生豊胸の効果も小さくなる恐れがありますが、逆に言えば、成長再生豊胸によりバストの縮小をある程度押しとどめることが可能です。
また、他の豊胸術のように胸に物を詰めるわけではないので、バストが縮んでしまっても形が崩れる心配はありません。
育児への影響がなく、受けるタイミングを比較的自由に選べるという点で、成長再生豊胸は断乳・卒乳後の豊胸に最も適した方法と言えるでしょう。
まとめ
- 断乳・卒乳直後でも豊胸手術を受けることは可能だが、乳房が縮みきらないうちだと希望通りのバストにできない恐れがある。
- 育児との兼ね合いや周囲の理解・協力が得られるかどうかも重要。
- 育児への影響がなく、受けるタイミングを自由に選べる成長再生豊胸が最もおすすめ。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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