コラム
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公開日2022.12.16最終更新日2022.12.23豊胸基礎知識
生理食塩水の豊胸は危険?10年過ぎると破損するの?
シリコンバッグ挿入法は「豊胸の王道」として非常に高い知名度を誇りますが、このシリコンバッグが2000年代に入って再登場する前は、生理食塩水の入ったバッグ(生食バッグ)が主流でした。
現在でも随分前の生理食塩水バッグがバストに入っている方がいらっしゃいますが、果たしてこのままでいいのでしょうか。バッグの寿命も気になるところです。
目次
昔入れた生理食塩水バッグの破損・漏れが心配! 寿命は何年?
90年代に多くの美容外科クリニックで扱われていた生理食塩水バッグ。
中身が目や鼻の洗浄や点滴に使われる生理食塩水ということで、万が一バッグが破損して中身が漏れ出したとしても人体に悪影響を及ぼすことがなく、安全性の高い豊胸術だといわれています。
生理食塩水による豊胸の寿命は10年ほど
万が一、バッグが破損して漏れた場合でも中身が生理食塩水なので、体内に吸収されて最終的には尿として排出されますから、その点では安全性が高いと言えるでしょう。
しかし、生理食塩水を包んでいるバッグは人工物です。人工物である限り経年劣化は避けられず、長期間使用していると破損するリスクが上昇します。実質、生理食塩水バッグの寿命は平均10年ほどなのです。
したがって、今は何ら異常がない場合でも、10年を経過している場合は何らかのメンテナンスを検討した方がよいでしょう。
生理食塩水バッグは耐久性に乏しく構造上漏れやすい
また、生理食塩水バッグは一般的に耐久性がそれほど高くありません。また、生理食塩水バッグは、バッグに開いた小さな穴から生理食塩水を注入する構造になっていますが、この穴が漏れの原因になることがあります。車や自転車のタイヤの空気が次第に抜けていくような感じです。つまり、中身が漏れやすい構造のバッグであるという点でも、長期間の使用はおすすめできないのです。
バストが萎んだら破損の可能性あり! 早めに対処を
バッグが破損するとバストは萎みますから、その際はクリニックで診察を受けましょう。
生理食塩水自体は漏れたとしても有害なものではありませんが、それを包んでいたバッグは人工物であるため放置しておくと炎症を引き起こす原因になります。
バストが萎んだ後、腫れや痛みが出てきた場合は要注意です。
生理食塩水のバッグ除去後はどの豊胸術を選べばいい?
生理食塩水のバッグを除去した後、何もしなればバストは萎んだままです。また、今までのバッグでバストの皮膚も伸びているため、下垂も目立つようになりますから、ボリュームとハリのあるバストに戻すためには再度豊胸術でバストアップしなければなりません。
現在、生理食塩水バッグによる豊胸を行っている美容外科クリニックは少なく、新しい生理食塩水バッグに入れ替えたいと希望しても「もう扱っていない」と言われてしまう可能性もあるでしょう。そうなると、次は別の豊胸術を検討する必要が出てきます。
おすすめは脂肪注入法
脂肪注入法はお尻や太ももから脂肪を吸引してバストに注入する豊胸術です。
脂肪吸引の手術で体に負担がかかりますが、脂肪がバストにしっかり定着すれば、バストアップ効果は半永久的に保てます。
シリコンバッグ挿入法は約10年の寿命を認識しておくこと!
生理食塩水バッグを除去した後に、シリコンバッグでバストアップすることも可能です。仕上がりの自然さでは脂肪注入法の方が優れているものの、「バッグの方がしっくりくる」という方もいらっしゃいますので、その場合はシリコンバッグ挿入法でも構いません。
ただし、シリコンバッグは約10年が寿命です。次の10年後にも除去または入れ替えの手術が待っている点は覚悟しておきましょう。
ヒアルロン酸注入法は効果が長持ちしない点に注意
ヒアルロン酸注入法の効果は半年〜2年ほどで消滅します。その後はまた施術を受けなければならず、手間も費用もかさむのであまりおすすめはできません。
また、この豊胸術は繰り返すとしこりができやすくなる点にも注意が必要です。
生理食塩水バッグを除去した後は成長再生豊胸もおすすめ
バストは9割の脂肪と1割の乳腺で構成されているため、脂肪による豊胸が最も自然な仕上がりになります。
しかし、脂肪注入法は大掛かりな手術とダウンタイムの痛みに耐えなくてはなりません。
この点、成長因子を利用した新しい豊胸術である成長再生豊胸なら、手術不要でダウンタイムの痛みもごくわずかで済むにもかかわらず、脂肪によるとても自然なバストアップが可能になります。
成長再生豊胸のメカニズムとメリット
成長因子という薬剤をご存知でしょうか。これは細胞を増殖させるタンパク質で、再生医療にも使われるものです。成長再生豊胸は、この成長因子を配合した独自の注射液をバストに注入することで脂肪を増やして大きくします。
施術は注射のみなので脂肪注入法のように体に大きな負担をかけずに済みますし、術後に大幅な体重減少がなければバストアップ効果は半永久的に維持できます。
成長再生豊胸はバレにくい豊胸術
そして、成長再生豊胸は豊胸がバレにくいというメリットもあります。
成長因子でバストを育てていく豊胸術であり、他の豊胸術のように術後すぐにバストアップを実感できるものではありません。しかし、少しずつ大きくなっていくので豊胸がバレにくいのです。
希望の大きさになるまでには数ヶ月かかりますし、費用も高額ですが、トータルで見れば、コストパフォーマンスに大変優れています。
「生理食塩水バッグの後は何で豊胸しよう……」と迷っている方は、他の豊胸術と併せて成長再生豊胸もぜひご検討ください。
まとめ
・生理食塩水バッグは万が一、バッグが破損して中身が漏れ出したとしても人体に悪影響を及ぼすことがなく、安全性の高い豊胸術だとされている。
・しかし、生理食塩水バッグの寿命は10年ほどであり、これを過ぎると破損するリスクも上昇する。そのため、手術から10年を過ぎたらメンテナスが必要になることが多い。また、生理食塩水バッグは耐久性が乏しく、構造上中身が漏れやすい。
・生理食塩水バッグを除去した後の豊胸におすすめなのは脂肪注入法。しかし、大掛かりな手術で体に負担がかかる。
・シリコンバッグ挿入法は約10年の寿命があるため、その度にメンテナンスが必要になる。
・ヒアルロン酸注入法はバストアップ効果が長持ちしないのでコストパフォーマンスはがよくない。また、繰り返し施術を受けるとしこりができやすくなる。
・脂肪注入法の大掛かりな手術とダウンタイムの痛みを避けたい場合は、成長再生豊胸がおすすめ。
・成長再生豊胸は成長因子配合の注射液を注射してバストの脂肪を増やす豊胸術。手術不要なので体に大きな負担がかからず、ダウンタムの痛みも軽微。大幅な体重減少がなければ効果は半永久的に維持できる。
・成長再生豊胸は段階的に大きくしていくので即効性はないが、豊胸がバレにくい。高額だが、効果の持続性を考えればコストパフォーマンスはよい。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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- すぐに大きくしたい方にオススメ
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- 段階的に大きくしたい方はこちら
当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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- 豊胸と同時に痩身も可能