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公開日2022.12.18最終更新日2022.12.23豊胸基礎知識
痩せ型さん必見!私の体型にはどの豊胸が向いているの?【Youtube】
豊胸術にはいくつかの種類があり、患者さんから「自分の体型にはどの豊胸術が向いているか」という質問をよく受けます。
とくに痩せ型の人の場合、適した豊胸術が限られます。
このコラムでは、体型別にどの豊胸術が向いているのかを解説します。
目次
皮下脂肪が多い人に向いている豊胸術
実は、皮下脂肪が多い人(全体的に太めの人や下半身だけ太めの人など)のほうが豊胸には有利です。どの豊胸術でも、皮下脂肪が少ない人よりもよい効果が期待できます。
シリコンバッグ挿入豊胸の場合、バストの皮下脂肪が多い(もともとある程度バストサイズが大きい)と、胸に入れたシリコンバッグが厚い脂肪の層でおおわれるため、脂肪が少ない人よりも見た目やさわり心地が比較的自然になりやすいです。
ヒアルロン酸注入豊胸ではヒアルロン酸の感触の硬さがネックとなりますが、皮下脂肪が多ければ比較的硬さが目立ちにくくなります。
皮下脂肪が多い人にとくにおすすめなのは、脂肪注入豊胸です。
脂肪注入豊胸では、お腹周りやお尻、太ももなどの余分な脂肪がついたところから脂肪を吸引して、それをバストに注入(移植)します。バストアップ効果と痩身効果が同時に得られ、バストの見た目・感触もかなり自然です。
成長再生豊胸もおすすめです。成長再生豊胸は、成長因子をバストに注入してバストの細胞の成長(増殖)を促進し、自然にバストを大きくするという豊胸術です。
もともとバストに脂肪がたくさんあったほうが成長因子の働きが増大するので、バストの皮下脂肪が多い方は成長再生豊胸で比較的大きなバストアップ効果が望めます。
脂肪注入豊胸と成長再生豊胸を併用すればさらに効果を高めることができます。
痩せ型で全体的に皮下脂肪が少ない人に向いている豊胸術
痩せ型で、皮下脂肪が少ないと、豊胸では不利な場合が多いです。
しかし、痩せ型だとバストも小さい傾向があり、豊胸を希望される方が多いので、最近ではそうした方に向いた豊胸術も開発されています。
痩せ型の人にはシリコンバッグ挿入や脂肪注入(単独)は向かない
シリコンバッグ挿入豊胸は手っ取り早くバストを大きくできるのが利点ですが、バストの脂肪が少ないと、シリコンバッグの形や感触が外に出やすく、脂肪が多い人に比べて不自然になりがちです。
リップリングが起こりやすいというデメリットもあります。リップリングというのは、胸の中でシリコンバッグの表面がよじれて、バストの表面にバッグのシワが浮き出てしまう現象です。
不自然さをなるべく避けるため、痩せ型の人の場合は大胸筋の下にバッグを挿入しますが、それでもバストの外側の下の方はどうしてもシリコンバッグがバスト表面に近くなるので、不自然さやリップリングなどの不具合が目立ちます。
痩せ型の人はヒアルロン酸の硬さも比較的目立ちやすいです。
脂肪注入豊胸では吸引できる脂肪の量によってバストアップ可能なサイズが制限されます。
吸引できるのは皮下脂肪だけ(内臓脂肪は無理)で、吸引した脂肪をすべて胸の脂肪に変えられるわけではないため、脂肪注入豊胸では患者さんが思うほどバストアップできないことが少なくありません。
痩せ型で全体的に皮下脂肪が少ない方の場合、吸引できる脂肪の量が少ないため、バストを目に見えて大きくすることは難しいのが実情です。
痩せ型の人には少量の脂肪注入+成長再生豊胸がおすすめ
痩せ型の人でも、皮下脂肪がある箇所から少しずつ脂肪を吸引して集めれば、多少はバストの脂肪を増やすことができます。
しかし、それだけでは十分にバストアップできません。そこで、さらに成長再生豊胸で成長因子を注入し、バストの脂肪を増やしてバストアップを図るのがおすすめです。
成長因子というのは人間の体のなかにある自然な物質で、細胞の増殖を促進する働きを持ちます。
思春期には、女性のバストのなかに豊富な成長因子が存在し、女性ホルモンと成長因子の働きが組み合わさることでバストの乳腺や脂肪が盛んに成長します。
しかし、思春期を過ぎるとバストの成長因子が激減するため、大人の女性の場合は(妊娠期を除き)バストが自然に大きくなることはあまりありません。
成長再生豊胸によって成長因子を注入することにより、思春期の頃のような状態を作り出し、バストアップを図ることが可能になります。
成長再生豊胸ではバスト自身が成長して大きくなるので、他の豊胸術と違い、見た目や感触は自然そのものです。
バストにもとからある乳腺・脂肪が多いほど、成長再生豊胸の効果は高まります。
したがって、脂肪注入で脂肪細胞を少しでも増やしておけば、成長再生豊胸でより大きくバストを育てることができます。
脂肪注入なしで、成長再生豊胸をするだけでもバストアップは可能です。ただし、痩せ型の人は十分にバストアップするまでにかなり時間・回数がかかる傾向があります。
成長再生豊胸は「F」より「W」がおすすめ
南クリニックの成長再生豊胸には「W」と「F」の2種類があります。
成長再生豊胸Wは通常の成長再生豊胸で、複数の成長因子を配合したものをバストに注射します。
成長再生豊胸Fでは、成長因子に加えて細胞外マトリックスという成分を注射します。細胞外マトリックスはヒアルロン酸を含み、バストを大きくする効果があるので、すぐにバストアップが実感できます。
時間が経つにつれて細胞外マトリックスは体の中に吸収されていき、成長因子の働きで乳腺や脂肪の細胞が増えていきます。簡単に言えば、細胞外マトリックスが乳腺・脂肪に置き換わるということです。最終的には成長再生豊胸Wと同じ自然なバストができあがります。
痩せ型の人の場合、細胞外マトリックスを注入するスペースが少なく、狭いところに注射液を入れることになるので、皮膚やクーパー靱帯が引っ張られて、痛みを感じることがあります。
そのため、痩せ型の人は「F」ではななく「W」を受けて、時間をかけてバストを大きくしていくのがおすすめです。
妊娠時には急激なバストの成長で皮膚やクーパー靱帯が伸び、痛みを感じることがよくあります。妊娠を経験してそうした痛みに慣れている人であれば、「F」を選択するのもありかと思います。
まとめ
- 皮下脂肪が多いと豊胸には有利。
- 皮下脂肪が多い方(太めの方)は、脂肪注入豊胸で痩身とバストアップの両方を実現するのがとくにおすすめ。
- 痩せ型の人の場合、バストの脂肪層が薄いため、シリコンバッグ挿入やヒアルロン酸注入は向かない。
- 採取できる皮下脂肪が少ないため、脂肪注入豊胸も単独では不適。
- 痩せ型の人には少量の脂肪注入と成長再生豊胸の組み合わせ(または成長再生豊胸単独)がおすすめ。
- 痩せ型の人が成長再生豊胸を受けるなら「F」よりも「W」がよい。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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- すぐに大きくしたい方にオススメ
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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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- 豊胸と同時に痩身も可能