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公開日2023.01.19最終更新日2023.02.10豊胸基礎知識
脂肪吸引の豊胸で死亡事故?脂肪注入法のデメリットとは
豊胸のための脂肪吸引について調べていると「死亡事故」という言葉を目にしてドキッとしたことはないでしょうか。
脂肪吸引を伴う脂肪注入法による豊胸は、実は豊胸術の中でも大掛かりな手術であり、デメリット・リスクは当然存在します。しかし、注意点を認識していれば、それほど心配する必要はありません。
目次
脂肪注入法の5つのデメリットとは?
美容外科クリニックでカウンセリングを受けた際、「一番自然な仕上がりになるのは脂肪注入法です」と言われたことはないでしょうか。
確かに、脂肪注入法で豊胸したバストは他の豊胸術と比べて最も自然であり、本物のバストとほぼ変わらない仕上がりになります。
そのため、見た目や形、触り心地すべてにこだわる方には脂肪注入法をおすすめする美容外科クリニックが多いのです。
しかし、デメリットもあります。すでにクリニックから次のようなデメリットを説明された方もいらっしゃるでしょう。
脂肪注入法のデメリット①:ダウンタイムの痛みが強い
バストより脂肪吸引部分の痛みの方が強く、吸引した脂肪の量や吸引範囲によっては「とてもじゃないけど仕事には行けない「痛くでトイレに行くにもやっと」というほど強い痛みに耐えなければならない場合があります。
脂肪注入法のデメリット②:元通りになってしまう可能性がある
注入した脂肪がバストに定着しなかった場合、その脂肪は体内に吸収されて元通りになってしまうことがあります。
他の部位から採取した脂肪をまた他の部位に移して定着させることはそう簡単なことではなく、結局は大部分が吸収されてしまいます。そのため、脂肪注入法では目的とする量よりも多くの脂肪を注入する必要があるため、脂肪吸引で採取する脂肪の量もかなり多めになるのです。
脂肪注入法のデメリット③:しこりができる場合がある
注入した脂肪がその後、定着せず壊死してバスト内に残った場合、その脂肪の周りに被膜が形成されてしこりになってしまうことがあります。
脂肪を定着させることは、しこりの発生を防止するためにも非常に重要なのです。
脂肪注入法のデメリット④:痩せ型の場合は手術を受けられない
脂肪注入法で2カップサイズアップするには両胸で400cc必要ですが、注入後に多くの脂肪が吸収されてしまうことを考慮すると、実際には1000ccほど必要です。
そうなると、皮下脂肪の少ない痩せ型体型の方には難しく、希望しても手術を受けられないことがあります。
脂肪注入法のデメリット⑤:吸引部分が凸凹になる可能性がある
脂肪吸引後にできた空洞は術後しっかり閉じておく必要があり、アフターケアで吸引部分を圧迫するのはこのためです。しかし、このアフターケアがうまくいかないと、肌表面に凸凹ができてしまう可能性があります。
脂肪吸引で死亡事故が起こるリスクはあるの?
上記は比較的よく知られている脂肪注入法のデメリットですが、実はこれらのほかに、あまり知られていない大きなリスクがあります。
それは合併症による死亡事故です。
事故発生頻度はごく稀ですが、実際に起きていることは確かであり、原因には次のようなものが挙げられます。
麻酔に関連するトラブル
「麻酔が深すぎる」「麻酔によるアナフィラキシーショックや中毒」「麻酔中のバイタルサインの管理ミス」といった麻酔に関連するトラブルで意識喪失や呼吸困難、けいれんなどの重篤な状態になり、死亡事故につながることがあります。
カニューレによる臓器の損傷
カニューレを動かした際に臓器を損傷してしまい、大量出血や腹膜炎を起こして重篤な状態になることがあります。
医師の技術不足や薄い皮下脂肪層への無理な脂肪吸引などが原因です。
脂肪塞栓
脂肪の中を通っている静脈に脂肪が入り込み、脂肪が脳や肺に流れて血流が滞ることを脂肪塞栓といいますが、これが起こると命にかかわる呼吸困難や脳梗塞を引き起こすことがあります。
脂肪吸引による豊胸で注意するべきポイント
脂肪吸引は、カニューレを皮下脂肪層の中で何度も動かす侵襲の大きな手術であるため、それなりのデメリットやリスクがあることをしっかり認識したうえで手術を決断する必要があります。
「やって後悔」「最悪の事態」を防止するためにも、脂肪注入法で豊胸する方は次の点に注意しましょう。
脂肪注入法で実績のあるクリニックを選ぶ
脂肪注入法は非常に高い技術が要求される豊胸術であり、技術・知識不足の医師が担当すると重大な事故につながりかねません。必ず脂肪吸引・注入で実績のあるクリニックを選ぶようにしましょう。
カウンセリングの際は脂肪の定着率はもちろん、脂肪の加工方法や注入の仕方、採取する脂肪の量なども確認したいところです。
脂肪の定着率の点からは「酸素と血液不足にならないように脂肪を細かくして、少しずつ丁寧に注入するか」「純度の高い脂肪にする技術があるか」、安全面からは「やたら多く脂肪吸引して、それを全部注入しようとしていないか」「麻酔時のバイタルサインの管理体制は万全か」という点をチェックしていくとよいでしょう。
痩せ型体型の場合は無理をしない
痩せ型体型の方は、無理をして大量の脂肪吸引をオーダーすることはやめましょう。薄い皮下脂肪層から脂肪を採取すると体に大きな負担がかかります。また、一度に広範囲にわたって吸引するとその分、ダウンタイムの痛みも激しいものになります。
前述の通り、脂肪吸引での死亡事故はごく稀です。
今回ご紹介した注意点をしっかり守っていればそれほど怖いものではありませんので、まずはデメリットやリスクから少しずつ学んでいきましょう。
まとめ
・脂肪注入法は本物のバストとほぼ変わらないほど自然な仕上がりになる優れた豊胸術だが、「ダウンタイムの痛みが強い」「しこりができる場合がある」「痩せ型体型の場合は手術を受けられない」「吸引部分が凸凹になる可能性がある」といったデメリットがある。
・また、「麻酔に関連するトラブル」「カニューレによる臓器の損傷」「脂肪塞栓」などが原因で死亡事故が起きることが稀にある。
・脂肪注入法で豊胸する場合は「脂肪注入法で実績のあるクリニックを選ぶ」「痩せ型の場合は無理をしない」という点に注意することが大切。
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