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公開日2022.06.15最終更新日2022.07.12豊胸基礎知識
胸が凹んでみえる「漏斗胸」の女性におすすめの豊胸術とは
漏斗胸は胸骨の一部が凹んでしまう疾患で、女性の場合にはこの凹みによりバストの形が崩れたり、左右で大きさに違いが生じたりすることがあります。
美容外科クリニックでは豊胸術で漏斗胸のバストの形・大きさをきれいに整えられるので、これから豊胸を検討されている方はご自身の状況に適した豊胸術を選ぶようにしましょう。
目次
漏斗胸の女性におすすめの豊胸術はどれ?
胸の骨の一部が凹んでしまう漏斗胸。発症の原因ははっきりわかっておらず、3歳くらいの幼児期から徐々に症状が現れ始めます。つまり、成長するにつれて凹みが目立つようになるため、周囲との違いに深いコンプレックスを抱くようになる方も少なくありません。
特に女性の場合、この凹みによってバストの形がいびつになってしまったり、左右で大きさに差が出てしまったりすることもあり、美容外科クリニックの豊胸術でバストの見た目を整えられないかと相談にいらっしゃる方が多いのです。
この点、多くの場合は豊胸でバストのデザインが可能であり、次に挙げるものは漏斗胸の女性におすすめできる豊胸術です。
脂肪注入法
ご自身の脂肪をバストに注入する脂肪注入法は見た目・触り心地が大変自然で、仕上がりは本物のバストとほぼ変わりません。施術の自由度が高いのでバストの形をデザインしやすいことも大きなメリットの一つ。
ただし、脂肪を吸引する工程で体に大きな負担がかかる点には注意が必要です。
また、十分な脂肪が確保できない痩せ型の方は手術を断られる場合があります。
成長再生豊胸
成長因子という細胞を増殖させるタンパク質をバストに注入し、バストの中の脂肪を増やす豊胸術です。
注射器による施術のみ、手術は不要なので体に過度な負担がかかりません。ベテランの医師が施術すればバストのデザインもある程度は可能です。
そのうえ、術後急激な体重減少がなければ、効果は半永久的に持続します。
しかし、希望するバストの大きさ・形によっては施術が複数回に及ぶため、費用が高額になる傾向があります。ダウンタイムの面では大変優れているので、予算内に収まりそうであれば積極的に検討してみる価値はあります。
ヒアルロン酸注入法
お顔のシワやたるみの治療でお馴染みの保湿成分、ヒアルロン酸をバストに注入法する豊胸術です。
成長再生豊胸と同じく手術不要で体への負担が少なく、バストのデザインにも適しています。
しかし、効果の持続期間は半年~2年と短く、施術を何度も繰り返すとしこりができやすくなるというデメリットがあります。
できたしこりはバストを変形させたり、感触に違和感を生じさせたりとトラブルの種となりますから、最近ではヒアルロン酸による豊胸を取り扱わない美容外科クリニックも増えています。
なお、シリコンバッグ挿入法でも対応可能ですが、こちらは細かいデザインには不向きですし、比較的大掛かりな手術になるため体に負担がかかる点は覚悟しなければなりません。
どの方法で豊胸するかはご本人の自由ですが、「手術が怖い」「すでに漏斗胸の手術を受けており、これ以上の手術は避けたい」と考えている方は、成長再生豊胸かヒアルロン酸注入法を中心に検討してみましょう。
凹みの程度によっては豊胸で対応できないこともある
以上のように、漏斗胸の影響を受けたバストでも豊胸できれいにバストメイクできますが、これは健康上の問題を生じていないことが前提です。
息苦しさや慢性的な倦怠感といった症状を自覚している方や不整脈などがある方は、バストの見た目を整えることより、胸骨の凹みを矯正する治療の方を優先しましょう。
美しさ以上に大切なのは健康と、その上に成り立つ日々の生活の質です。
胸骨の矯正と聞くと大掛かりな手術を想像して恐怖心を持ってしまうかもしれませんが、最近ではNuss(ナス)法と呼ばれる低侵襲の手術法があるので安心して治療に臨んでくださいね。
漏斗胸の治療に保険適用はある?
漏斗胸はれっきとした病気です。そうなると、「豊胸でバストの形・大きさを整える場合でも保険適用があるのでは?」と思われるかもしれませんね。
しかし、残念ながら美容外科で豊胸する場合は保険適用とはなりません。
基本的に、漏斗胸の治療で保険適用となるのは、漏斗胸特有の症状で日常生活に支障が出ており、治療が必要だと医師が判断したときに限ります。
ですから、漏斗胸の女性が美容外科クリニックで豊胸するときは、料金と予算が見合か必ず確認するようにしましょう。
まとめ
・漏斗胸は胸骨の一部が凹んでしまう疾患で、女性の場合はこれによりバストの形がいびつになったり、左右で大きさに差が生じたりすることがある。しかし、そのような場合でも、豊胸の施術・手術によってバストの見た目をきれいに整えられる。
・漏斗胸の女性におすすめの豊胸術は自身の脂肪をバストに注入する脂肪注入法、細胞を増殖させる成長因子をバストに注入する成長再生豊胸、ヒアルロン酸をバストに注入するヒアルロン酸注入法の3つ。それぞれにメリット・デメリットがあるが、手術で体に負担をかけたくない場合は成長再生豊胸かヒアルロン酸注入法がおすすめ。ただし、ヒアルロン酸注入法は効果の持続期間が短いうえ、しこりができやすいので注意が必要。
・シリコンバッグ挿入法でも可能だが、細かいデザインには不向き。そして何より、大掛かりな手術になるため体に負担がかかる。
・胸の凹みが原因で、息苦しさや慢性的な倦怠感の症状を自覚している場合はバストの見た目を整えることより、胸骨の凹みを矯正する治療の方を優先した方が良い。最近ではNuss(ナス)法と呼ばれる低侵襲の手術法もある。
・漏斗胸の女性が豊胸でバストを整える場合、料金は保険適用とはならないので注意。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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当院には、
成長再生豊胸の他に脂肪注入法
もあります。
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