コラム
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公開日2021.09.20最終更新日2022.08.30豊胸Q&A
豊胸後、感染症が起こることはあるのでしょうか
ご相談者様
以前病気で手術をした際、担当の医師から「術後は感染症に気をつけてください」と強く言われたことがあります。豊胸後も感染症が起こることはあるのでしょうか?
はい、あります。この場合の感染症とは主に細菌感染のことを指しますが、通常の手術にしても豊胸術にしても、メスや注射針で大なり小なり皮膚に穴を開けているため、そこから細菌が侵入する可能性があります。
豊胸後は湯船に入らないように言われるのはそれも理由の一つでしょうか?
その通りです。多くの美容外科クリニックでは、どのような豊胸術であっても術後1週間はお湯に浸からないよう指導していると思います。患部が露出し、水に浸かった状態では細菌が非常に侵入しやすくなりますからね。
ですので、術後は感染症対策の抗生物質を処方してくれるクリニックも多いです。
豊胸後、もし感染症が起こった場合はどのような症状が現れるのでしょうか?
施術部分の痛みや腫れ、発熱などです。これらの症状が感染症によるものなのか、それともダウンタイムでありがちな症状なのかは判断がつきにくいと思いますが、まずは高熱が出ているかどうかを判断の目安にすると良いでしょう。
細菌感染が体中に広がってしまうと臓器障害や意識障害といった重篤な症状が現れる敗血症へと進行する可能性もありますので、術後は医師の指導をしっかり守って感染症を防ぐように心がけてください。
絶対に甘く考えてはいけないですね……。
では、豊胸の方法によって感染症のリスクに違いはありますか?
医療器具で皮膚を傷つける以上、基本的にはどの豊胸術でも感染症のリスクはありますが、やはり傷口が大きいとそれだけ細菌が侵入しやすくなるのは確かです。たとえば、人工物の挿入のために脇の下や胸の下を大きめに切るシリコンバッグ挿入法はその一例です。
脂肪注入法はどうでしょうか? 脂肪吸引部分にダメージを受けると聞いたので、ここから細菌感染する可能性も気になります。
もちろん、穴が空いている以上、感染の可能性はあります。ただ、脂肪吸引で空く穴はそこまで大きいものではないので、あまり心配しないでください。術後は医師の指導通りに生活し、処方されたお薬をきちんと服用していれば、それだけで十分予防できます。
それより、脂肪を注入したバストの方が心配です
どうなってしまうのでしょうか?
注入した脂肪は、その時点では当然ながら脂肪に栄養や酸素を運ぶ毛細血管が通っておらず、定着していません。このようないわゆる「生命力の弱い状態の脂肪」は細菌に非常に弱く、万が一感染すると一気に広がってしまいます。
また、脂肪が定着せず壊死した場合も細菌感染しやすくなるので注意が必要です。このような事態を回避するためにも、脂肪注入法で豊胸する場合は脂肪の吸引・加工・注入のすべての工程において技術が高く、脂肪の定着率が高いクリニックを選ぶことが大切です。
具体的にはどのような点をチェックすれば良いでしょうか?
不純物を取り除いた良質な脂肪を使うことはもちろん、バストに注入するときの量や入れ方も確認してください。脂肪を同じ箇所に多く注入すると酸素と栄養が奥まで届きにくくなり、定着しない原因になります。「良い脂肪を少しずつ、ばらばらに注入する」。ここがポイントです。
クリニックの技術が感染症の罹患に大きく影響することは見落とされがちな点なので、この機会のぜひ覚えてくださいね。
まとめ
・どのような豊胸術であっても医療器具で肌を傷つける以上、感染症(細菌感染)を起こすリスクはある。
・感染症予防のため、多くの美容外科クリニックでは術後1週間は湯船に浸からないよう指導し、抗生物質を処方する。
・感染症を起こした場合は痛みや腫れ、発熱などの症状が現れるが、ダウンタイムの症状と似ているため区別しにくい。もし高熱が出た場合は感染症を起こした可能性が高い。
・感染症は進行すると重篤な症状が現れる敗血症を引き起こす可能性があるため注意が必要。
・どの豊胸術でも感染症を起こすリスクはあるが、傷口が大きくなる豊胸術は細菌感染するリスクが上がる傾向にあり、シリコンバッグ挿入法はその一例。
・脂肪注入法の場合、バストに注入した脂肪が定着する前や脂肪が壊死した場合は感染症を起こしやすくなるので注意が必要。
・感染症を予防するためにも、良質な脂肪を使い、注入後も壊死せずしっかりバストに定着させる高い技術を持ったクリニックを選ぶことが大切。
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