コラム
column
公開日2021.05.31最終更新日2022.08.30豊胸Q&A
「成長再生豊胸」にデメリットはありますか?
ご相談者様
最近、「成長再生豊胸」という豊胸術に注目が集まっていますね。手術不要、効果は半永久的、ダウンタイムがほとんどないなどのメリットがあるので私も気になっていました。でも、デメリットも気になります。実際のところ、成長再生豊胸にもデメリットはあるのでしょうか?
おっしゃる通り、成長再生豊胸は体に負担がかからないうえ、効果が半永久的に維持できるメリットの多い豊胸術です。
しかし、やはりデメリットもあります。成長再生豊胸のデメリットは主に「①老化や出産などでの形の変化」「②薬液の吸収途中や、脂肪組織の形成過程で感じられる一時的なしこり」「③がん罹患者のがん成長」の3点が挙げられます。
まず、バストの形の変化について質問させてください。シリコンバッグなどの豊胸術で「バストが変形した」という失敗談も見かけますが、成長再生豊胸も形が変わってしまうのでしょうか。
シリコンバッグなどは、中に入れたバッグの破損や劣化、注入成分の粗悪さなどによってバストが変形してしまう可能性があります。
成長再生豊胸は、何か異物を入れたりするのではなく、自分の乳腺と皮下脂肪が成長して大きくなるので、そのような心配はありません。
ただし、生身の人間のバストは出産・授乳・加齢・老化・ダイエットなどによって変化をするので、人工物を使用していないが故にこのような老化や出産などでの自然の変化は発生します。
不自然な変形はないのですね。安心しました。成長再生豊胸で成長因子を注入して成長が止まらず、一生大きくなり続ける可能性がありますか?
注射した成長因子は、半年から1年ほどで局所からなくなりますので、成長因子を注入したことで大きくなり続けるということもありません。
注射する成長因子ですが、「成長因子の一つであるbFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)という成分が、脂肪組織だけでなく繊維芽細胞も増殖させてしまう作用があり、この働きがしこりの原因になると考えられる」というある記事を見かけました。成長再生豊胸はしこりの可能性はあるのでしょうか。
脂肪組織の中には、脂肪細胞やそれに類する細胞の他に、繊維芽細胞も存在します。そして、脂肪細胞がバラバラになって移動してしまわないように、細胞外マトリックスを作る役割を担っているのです。また、繊維芽細胞は、成長因子の存在下で脂肪細胞に変化していくという特徴もあります。
さらに、脂肪注入のように脂肪でバストを盛り上げるものではないため、脂肪隗の中心部壊死を伴うことによって発生するしこりにはなりようがありません。
但し、成長再生豊胸Fの場合には、注射本体の薬液が長く留まることから、それをしこりのように感じることがあります。薬液が全て体内に吸収された後はしこりのように感じることはありません。
なるほど。繊維芽細胞が原因でのしこりはないのですね。最後に「がんの成長」についてですが。成長因子は発がん性があるのでしょうか。
成長再生豊胸の主成分である成長因子には発がん性は全くありませんが、成長因子は、組織を増殖させる働きがあります。
そこで、既にがんに罹患している場合には、がんも成長させ、病状を進行させます。そのため、がん検診を受けてから、成長再生豊胸の施術を受けていただくことを強くおすすめします。
まとめ
・成長再生豊胸のデメリット「①老化や出産などでの形の変化」「②薬液の吸収途中や、脂肪組織の形成過程で感じられる一時的なしこり」「③がん罹患者のがん成長」の3点
・成長再生豊胸はシリコンバッグなどのように不自然な変形は起こらないが、老化や出産など自然な変化は起こる。
・成長因子でバストが一生大きくなり続けることはない。
・成長再生豊胸Fの場合のみ、一時的にしこりのように感じることはあるが薬液が吸収された後は感じなくなる。
・成長再生豊胸の主成分である成長因子には発がん性はないが、既にがんに罹患している場合はがんが成長する可能性があるため、乳がん検診を定期的に受けることが大切。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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