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公開日2020.09.30最終更新日2020.10.12お悩み

トランスジェンダーの男性「成長再生豊胸」で手に入れた理想のバスト…本来の人生をリスタート

セクシャルマイノリティを表す「LGBT」は、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字から成り立っています。

トランスジェンダーの方は心の性と体の性が一致しておらず、自分の体に違和感を覚えます。幼いころから服装や遊びかたが同性の友だちとは合わないと感じたり、思春期の体の変化を疎ましく思う人もいます。

そのため、メスを入れる手術をしてでも、自分の心の性と体の性を一致しさせたいと願う人は少なくありません。

10年ほど前までは、日本ではトランスジェンダーの手術を積極的に行う美容外科医は希少でした。しかし、近年は積極的に手術を行うクリニックも増えており、LGBTの人たちの救いとなっているようです。

南クリニックにも「男性の体になりたい」「女性の体を手に入れたい」と相談に来られる人が増えてきています。特に「生まれた体は男性。心は女性」の人たちのあいだで、バストに関して信用できるクリニックとして知られているようで、毎日のように問い合わせがあるほどです。

その中の一人戸田さんが、南クリニックで豊胸術を受け、女性の体に近づくための最初の一歩を踏み出した経緯をお伝えしていきましょう。

トランスジェンダーでずっと悩みを抱えてきた男性

幼稚園児の頃から、自分の性に違和感があった

戸田さんは幼稚園に通っている頃から、自分が「男の子」として扱われることを不思議に思っていました。髪の毛を伸ばしてリボンをつけたいのに、床屋さんで短く切られてしまうし、スカートをはきたいのに、親が買ってくる服はズボンばかり。制服も半ズボン。「これじゃないほうがいいのに」と思い続けていたそうです。

好きなテレビ番組は女の子が主役のアニメ。男の子たちが夢中になっていた戦隊ものやヒーロー系にはまったく興味を示しませんでした。

初恋はスポーツマンタイプのクラスメート

中学生になると、体育の着替えが恥ずかしくて苦痛でした。自分自身を女性と認識している人が、男性に囲まれて上半身裸になるわけですから、想像するだけでも気の毒になります。

戸田さんの恋愛対象は男性で、中学2年生のときに初恋を体験しました。相手は同じクラスのスポーツマン。男同士として話しかけらているのはわかっていても、彼が近づいてくるだけで耳まで赤くなっているのが自分でもわかったそうですが、周囲に戸田さんの気持ちがバレている様子はなかったそうです。

学ランを着るのが嫌で不登校に

高校生になると、明確に自分がトランスジェンダーであることを認識しました。友人にも親にも打ち合えることができず悶々とする日々。制服が学ランだったこともあり、徐々に学校へ行くことにも耐えられなくなっていきました。

高校2年の夏休み明けからは、ほとんど高校には行かなくなり、家で漫画を読んだり、インターネットをして過ごしていました 。もちろんネットの中では女の子として、SNSなどもやっていました。 親に理由を聞かれても「何となく行きたくない」としか言えず、心配をかけたと今では少し後悔をしているそうです。

親にもらった体には傷をつけたくない…性転換手術には消極的

家を出て一人暮らしをしよう!

そのまま高校を中退した戸田さんは、アルバイトを始めました。いろいろなアルバイトを経験しましたが、できるだけ女性と一緒に働ける場を選ぶようにしていました。そのほうがリラックスして働けるからです。

朝から夜中まで毎日働き、ある程度のお金が貯まったところで、戸田さんは実家を出ることを決めました。親には「自分でチャレンジしてみたいことがある。好きにさせて欲しい」と頼みました。

しかし親は高校中退では人に信用されない。大検を受けて、大学受験をするように勧めてきます。しびれをきらした戸田さんは、このときついに家族に対してカミングアウトすることになったのです。

家族へのカミングアウト。味方になってくれたのは姉だった

父親は苦虫を噛みつぶしたような表情で黙ったまま。母親は涙を流して「嘘よね?」を繰り返していました。

そのとき、救いの手を差し伸べてくれたのは3歳年上の姉でした。「ずっとつらい思いしてたんだね。あんたのせいじゃないし、お父さんやお母さんにも責任はない。どう生きるかはあんた次第だけど、私は全力で応援するよ」と、言ってくれたのです。

両親が理解をしてくれたとは思えませんでしたが、とりあえず一人暮らしは許してもらえました。両親が一人暮らしを許した理由は、ちょっと厄介払いといった面もあったようです。

姉の応援を受け「自分らしく歩く人生」をスタートさせたのです。

痛くて怖い…性転換手術には消極的

先輩たちから貴重な情報を集めた

一人暮らしを始めた戸田さんは、アルバイトを続けながら、LGBTの人たちが集まるお店に顔を出すようになりました。

20歳前だったので、お酒を提供するお店で働くことはできませんが、そこにいる人たちに悩みを打ち明け、これから先の生き方のアドバイスをもらうなど貴重な体験ができたそうです。

性転換手術には恐怖がつきものなのか⁉

先輩たちの話を聞いていると、体を女性に変えたいと願う人のほとんどがホルモン療法を受けていることがわかりました。

ひげや喉ぼとけを目立たなくさせ、バストを成長させたいという思いで女性ホルモンを注射するそうですが、実際には、ホルモン療法だけでは大きな変化は得られません。また、ホルモン療法は副作用を感じる人もいると教えてもらいました。

MtoF(男性から女性の体へ)の性転換のためには、バストをつくる手術と、下半身の不要なものを取り、そこに女性と同じ形状のものをつくる手術が必要になりますが、下半身は日本では手術に応じるクリニックが少なく、ほとんどの人が海外で手術を受けていることを知りました。

一方、バストの手術は日本でも十分対応が可能で、技術の優れたクリニックにMtoFを望む人が集中しているという話も聞きました。

とはいえ、いずれにしても「手術は怖い」というのが戸田さんの感想でした。親からもらった体に傷をつけたくないという思いと、失敗したら、美しくなれなかったら……と考えると勇気が持てなかったのです。

実際、バストの手術で失敗した人とも出会いました。大きなシリコンバッグを入れたせいで、歪んだ形になってしまった人や、つぶれたような形になっている人もいました。

また、シリコンバッグ挿入法の術後、強烈な痛みに苦しんだと話す人もいて、戸田さんの恐怖感は高くなっていったのです。

痛みがなく、手術不要の豊胸術があった!

自然なバストの持ち主に出会い、豊胸術のイメージが刷新

20歳になった戸田さんはお酒を提供するお店で働き始めました。そこで知り合った人は、男性の体とは思えないほど美しいバストの持ち主でした。触らせてもらうと、自然な弾力、形にも不自然さがなく、最初から体に備わっていたバストとしか思えません。

戸田さんはバストアップにはシリコンバッグを入れる以外方法がないと思っていましたが、その人のバストに異物は入っていないと聞き驚いたそうです。

その方法は「成長再生豊胸」と呼ばれ、施術はバストに注射をするだけ。あとは自然に膨らんでいくのを待つというのです。それまで持っていた豊胸術のイメージが、ことごとく崩されていきました。

これなら、体に傷をつけずに、バストが手に入る

ホルモン療法を受けているほうが効果が現れやすい

さまざまな豊胸術について改めて調べてみると、体に傷を残したくない戸田さんにとって、成長再生豊胸はもっとも適した方法だとわかりました。

すでに成長再生豊胸を受けた人の話では、ホルモン療法を継続しているほうがバストの成長が早くなるということでした。そこで、戸田さんはまず、ホルモン療法をスタートさせました。

そうして、ホルモン療法に体が慣れてきたところで、いよいよ南クリニックに来院となったのです。

男性の成長再生豊胸でBカップまでバストは成長した

南クリニックの担当医が、施術について細かい説明をしていくと、戸田さんの目には涙がうっすらと浮かんできました。

「これまで、男性的なこの体が憎くて仕方なかった。バストが大きくなったら、その気持ちに絶対変化が生まれると思います」と施術前に話してくれました。

成長再生豊胸を受け、3カ月後にはAカップのバストが形成され、その後、プラス2回の成長再生豊胸によって、現在はBカップまでバストは成長しています。

とりあえずバストだけの変化ですが、それでも十分に女性らしさを実感できているそうです。今後、下半身をどう変化させていくかはまだ決断できていないそうですが、ホルモン療法の効果もあり、顔つきが柔らかくなっているように見えました。

戸田さんの女性としての人生が豊かで、幸せに満ちたものになるよう、スタッフ一同、心より祈っています。

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成長再生豊胸には、
成長再生豊胸F成長再生豊胸W
2種類があります。

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