豊胸で谷間を作るには？豊胸手術の種類と仕上がりの違いを徹底比較

豊胸手術は理想のバストを手に入れるための有効な選択肢の一つです。しかし、「豊胸して不自然な谷間ができたらどうしよう…」と、一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

確かに、ただバストを大きくするだけでは、理想とする自然で美しい谷間は叶わないかもしれません。

そこでこの記事では、さまざまな豊胸手術の種類・仕上がりの違いについて、分かりやすくご紹介します。

豊胸で谷間は作れる？

豊胸手術で美しい谷間を作ることは十分に可能です。

しかし、誰もが必ず理想通りの谷間を手に入れられるわけではありません。魅力的な谷間が形成されるかどうかは、元々のバストの位置、肋骨の形といった骨格、さらには皮膚の柔らかさなど、多くの要因に左右されるからです。

例えば、「離れ乳」の方が単純にバストを大きくした場合、バストはそれぞれ外側に向かって大きくなるだけで、中央に深い谷間ができにくいことがあります。

また、豊胸術によってはくっきりとした不自然な谷間になることもあるでしょう。

したがって、理想の谷間を実現するためには、バストの形や希望の仕上がりについて綿密な検査・カウンセリングを行い、それに適した術式やデザインを選択することが重要になります。

豊胸した胸の見分け方は？IとYの違い

豊胸手術を受けた胸を見分けるポイントとして、谷間の形が「I字」か「Y字」かという点が、しばしば話題に上がります。

結論として、自然なバストに近いのは「I字谷間」であり、不自然に見えやすいのが「Y字谷間」とされています。

それぞれの特徴は下記の通りです。

• I字：デコルテから谷間にかけて、アルファベットの「I」のように、すっきりとした直線的なラインを描く。
• Y字：バストの上部（デコルテ付近）が不自然に盛り上がり、下着などで寄せた際に谷間が「Y」の字のように見える

特にシリコンバッグ豊胸において、骨格に合わない大きさのバッグを入れたり、挿入位置が適切でなかったりした場合はY字になる傾向があります。

しかし、近年では本物のような自然な仕上がりが期待できる豊胸術も登場しています。

そのため「I字かY字か」というのはあくまで一つの目安であり、それだけで豊胸の有無は断定できないことを理解しておきましょう。

豊胸別｜谷間の仕上がりの違い

理想の谷間を手に入れるためには、豊胸術ごとの特徴を理解することが大切です。一口に豊胸と言っても、豊胸術によって谷間の作り方や仕上がりの自然さ、そして持続性などが大きく異なるからです。

主な豊胸には「成長再生豊胸」「ヒアルロン酸豊胸」「脂肪注入豊胸」「シリコンバッグ豊胸」があり、それぞれの特徴は下記の通りです。

※1：南クリニックの場合
※2：脂肪吸引代込み

それぞれ詳しく解説していきます。

「成長再生豊胸」は自然な仕上がりになりやすい

成長再生豊胸では、I字の谷間はもちろん、全体的に本物と同じような自然な仕上がりが期待できます。

成長再生豊胸は、異物を挿入して大きくするのではなく、胸に成長因子を注入してバストを育てる方法だからです。

さらに、一度大きくなったバストの効果は個人差はありますが、長期間持続する可能性があるので定期的に治療を受け続ける必要はありません。

南クリニックでは、徐々に大きくする「成長再生豊胸W」と即効性のある「成長再生豊胸F」をご用意しています。

＜南クリニックの成長再生豊胸＞

治療は注射のみなので、傷跡が残る心配やダウンタイムもほとんどありません。

成長再生豊胸が気になる方は、ぜひ一度無料カウンセリングにいらしてくださいね。

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「脂肪注入豊胸」は自然な仕上がりになりやすい

脂肪注入豊胸は、自然で美しい「I字谷間」を形成しやすい豊胸の一つです。

脂肪注入豊胸とは、自分自身の脂肪を採取し、それをバストに注入して大きくする方法です。そのため、アレルギーや拒絶反応のリスクが低く、バストの組織と馴染みやすいという特徴があります。

その結果、見た目はもちろん、感触も非常に柔らかく、横になった際にも自然に流れます。

経験豊富な医師であれば、バストの内側に理想的な丸みと高さを作り出すことで、デコルテから続くナチュラルな谷間をデザインできるでしょう。

ただし、注入した脂肪が100%定着するわけではなく、一部は体に吸収されてしまうことを理解しておく必要があります。

「ヒアルロン酸豊胸」はやや不自然な仕上がりになりやすい

ヒアルロン酸豊胸では、バストの内側や上部にヒアルロン酸を注入することで谷間を作れます。しかし、ある程度硬さのあるヒアルロン酸を注入するため、成長再生豊胸や脂肪注入豊胸に比べてやや不自然になる傾向があります。

また、バストの内側に集中的に注入したとしても、重力や体の動きによって徐々に外側や下方に流れてしまい、谷間の形が崩れてしまうことも。また、注入したヒアルロン酸は半年〜2年程度で吸収されてしまうため、バストアップ効果そのものが長続きしません。

無理に谷間を作ろうとして過剰な量を注入すると、しこりや不自然な形状の原因にもなりかねないため、注意が必要です。

ヒアルロン酸豊胸は、谷間形成よりも一時的に効果を得たい方や、左右差を微調整したい方に向いている豊胸といえるでしょう。

「シリコンバッグ豊胸」はくっきりした谷間になりやすい

シリコンバッグ豊胸では、華やかで深いくっきりとした谷間が作れます。特に、バストの内側（谷間側）にしっかりとボリュームをもたせられるため、離れ乳の方でも谷間を強調した仕上がりが期待できるでしょう。

この術式の強みは、一度に大幅なボリュームアップが期待できる点です。また、さまざまな形状（丸型、涙型など）やサイズから、患者様の骨格や希望するバストのイメージに合わせて最適なバッグを選択できるのも魅力です。

また、近年のシリコンバッグは、ジェルが柔らかく、自然な形のものが開発されるなど、かつての不自然さは改善されている傾向があります。

しかし、自分の骨格に対して大きすぎるバッグを選んだり、医師の技術力が不足していたりすると、不自然なY字谷間になるリスクも依然として存在します。

確実なボリュームアップと美しい谷間を両立させるためには、経験豊富な専門医による診断と、その人に合った適切な手術計画が重要です。

豊胸してる人って多いの？割合はどのくらい？

結論として、日本国内で豊胸手術を受けた人の正確な割合を示す公的な統計データはありません。しかし、最近は豊胸手術は特別なものではなく、比較的ポピュラーな美容医療の一つとして社会に浸透しているといえます。

国際美容外科学会（ISAPS）が発表した2022年調査によると、実施された数ある美容外科手術の中で豊胸術はTOP5にランクインしていることがわかっています。この世界的なトレンドは日本も例外ではないといえるでしょう。

正確な割合は不明ながらも、豊胸はコンプレックスを解消し、自信を持って生きるための有効な手段として、広く受け入れられているのが現状です。

まとめ

• 豊胸手術で美しい谷間を作ることは可能。しかし、魅力的な谷間が形成されるかどうかは、元々のバストの位置、肋骨の形といった骨格、さらには皮膚の柔らかさなど、多くの要因に左右される。
• 結論として、自然なバストに近いのは「I字谷間」であり、不自然に見えやすいのが「Y字谷間」とされている。しかし、近年では本物のような自然な仕上がりが期待できる豊胸術も登場しているため、それだけで豊胸の有無は断定できない。
• 豊胸術によって谷間の作り方や仕上がりの自然さ、そして持続性などが大きく異なる。成長再生豊胸や脂肪注入豊胸は自然になりやすく、シリコンバッグ豊胸はくっきりとした谷間になりやすい。ヒアルロン酸豊胸でも谷間は作れるが、長持ちしないため注意が必要。
• 国内で豊胸手術を受けた人の正確な割合を示す公的な統計データはない。しかし、最近は豊胸手術は特別なものではなく、ポピュラーな美容医療の一つとして社会に浸透しているといえる。