コラム
column
公開日2022.07.29最終更新日2024.02.28貧乳
胸が小さいのは睡眠の質が悪いせい?バストと睡眠の関係性
豊胸手術以外でバストアップを図る方法と言えば、筋トレやマッサージ、栄養素の摂取、睡眠の質の改善などがよく挙げられます。
実際のところ、睡眠改善でバストアップは可能なのでしょうか。今回はバストと睡眠の関係性について解説します。
目次
バストの発達と睡眠の関係
女性は思春期になると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が増加し、これがきっかけとなって体が女性化します(男性の場合は男性ホルモンにより男性化します)。
乳房の中身は主に乳腺(母乳を生む器官)と脂肪からなります。思春期の女性の胸では乳腺が盛んに成長して広がり、脂肪も乳腺を取り囲むようにして発達して、丸く膨らんだバストが作られます。
バストの発達には女性ホルモン以外のホルモンや成長因子の働きも欠かせません。成長因子というのは細胞の増殖を促す物資で、思春期の女性の胸では乳腺や皮下脂肪を増殖させる成長因子が盛んに働いています。
思春期の終盤にかけて成長因子は急激に減少し、思春期以降は(妊娠期を除き)乳腺の発達はほとんど起こらなくなります。
バストの発育にはもちろん栄養も欠かせません。ホルモンや栄養は血流に乗ってバストに運ばれるため、血液の流れが正常であることも重要です。
分泌される女性ホルモンが少なかったり、栄養が大幅に不足したり、血行が悪かったりするとバストの発育が阻害され、結果的に小さなバストになってしまう恐れがあります。
過大なストレス、生活の乱れ、栄養の不足・偏り、そして睡眠不足は、女性ホルモンの分泌や血液循環に悪影響を与え、バストの発育を妨げる要因となります。
睡眠の質を改善すればバストは大きくなる?
思春期の女性の場合、睡眠の質を改善すればバストの発育を促進する効果が期待できます。
ただし、睡眠の質をよくしたからといってそれだけでバストが目に見えて大きくなるわけではありません。ストレスのない規則正しい生活やバランスのよい食事も心がける必要がありますし、バストの発育度合いには個人差もあります。
また、寝不足を感じない程度の普通の睡眠をとれば十分であり、特別な睡眠方法を工夫する必要はありません。
大人の女性の場合、そもそも乳腺の成長因子がほとんど働かないため、睡眠を改善したからといって乳腺を増やすことはできません。
ただし、乳房の皮下脂肪が増えることはあるので、栄養と睡眠をたくさんとって太れば、バストサイズがアップします。
寝る姿勢やナイトブラでバストサイズは変わる?
寝る姿勢とバストサイズは関係がないと言っていいでしょう。うつ伏せや横向きで寝たからといって思春期のバストの発育が阻害されることは考えにくいです。
大人の女性の場合も、寝る姿勢のせいでバストが垂れることはありませんし、ましてや脇や背中に脂肪が流れるなどということはありえません。
「育乳」のためのナイトブラが市販されていますが、ブラジャーの着用で胸が育つということは医学的には考えにくいです。
そもそも、ブラジャーには着用時にバストの形を整える効果はありますが、バスト自体の形を変えたり、大きくしたりする効果はありません。バストが垂れるのを予防する効果があるとよく言われていますが、今のところ確実な科学的証拠はありません。
昼間着用しているブラジャーのまま寝ると胸に不快感があって寝苦しいという場合には、楽なブラに変えるか、緩めのナイトブラで寝ると、睡眠の質を改善する効果が期待できるでしょう。
豊胸と睡眠の関係
シリコンバッグ挿入法で豊胸した場合、術後1ヶ月程度は胸部を圧迫しないように仰向けか横向きで寝るようにします。ヒアルロン酸注入法の場合も同様です。
成長再生豊胸の場合、睡眠の質がバストアップ効果に影響する可能性があります。
成長再生豊胸ではバストに成長因子を注入し、思春期の頃のような状態を作り出し、乳腺や脂肪の発育を促します。
したがって、思春期の女性と同じように、ストレスのない規則正しい生活やバランスのよい食事、十分な睡眠を心がけることが重要です。
まとめ
- 睡眠不足は過度のストレスや不規則な生活、栄養の偏りと並んで、思春期のバストの発育に悪影響を与える恐れがある。
- 大人の女性の場合、睡眠の質はバストの健康に影響する可能性があるものの、睡眠改善でバストアップするとは考えにくい。
- 寝る姿勢やナイトブラもバストアップとは関係がない。
- シリコンバッグ挿入法やヒアルロン酸注入法で豊胸した場合、1ヶ月程度はうつ伏せで寝ることを避けたほうがよい。
- 成長再生豊胸を受けた場合、思春期の女性と同様に、十分な睡眠をとることが重要。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
-
- すぐに大きくしたい方にオススメ
-
- 段階的に大きくしたい方はこちら