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公開日2020.01.22最終更新日2020.07.27豊胸基礎知識

PRP豊胸、献血豊胸……さまざまな注入豊胸術と「成長再生豊胸」の違いとは?

「再生医療」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

体の中の組織や臓器に病気が見つかった場合や、一部が欠損を起こしてしまった場合に、「幹細胞」を使ってそれらを回復させる医療的措置を再生医療と呼びます。幹細胞というのは、細胞の親玉みたいなもので、いろいろな細胞に変身できる「細胞のモト」みたいなものです。

山中伸弥さんがノーベル賞を受賞した「iPS細胞」も再生医療の一つで、患者さん自身の皮膚や血液からつくられるiPS細胞によって、さまざまな臓器の細胞をつくり出す画期的な方法です。ただし、新たな細胞をつくるために1年ほどの期間が必要になる点や、つくられた細胞ががん化するリスクがあり、一般の医療機関での治療実施には至っていません。

では、現在、一般の医療機関で再生医療が行われていないかと言えば、そうではありません。

再生医療にはiPS細胞のように人工的につくるもの以外に、受精卵(胚)を培養する「ES細胞」と、もともと私たちの体内にある細胞を利用する「体性幹細胞」という方法もあり、現在、もっとも多く医療現場で実施されています。

体性幹細胞にもいくつかの種類があり、その代表とも言えるのがMSCと呼ばれる「間葉系幹細胞」です。MSCは骨髄や脂肪、皮膚の一部などに存在している細胞で、脂肪や骨、軟骨として再生できるほか、幹細胞や脂肪細胞に分化して、体内の組織や臓器を再生させる能力も持っています。

現在、治療として使われるMSCは、骨髄液から採取した「骨髄由来」のものと、脂肪から採取した「脂肪由来」のものの2種類があります。先行する技術は骨髄由来のものでしたが、近年、脂肪由来のほうが、臓器を修復する力や免疫調整能に優れている点や、一度に採取できる量が多い点に注目が集まり、さまざまな医療分野で注目されるようになってきました。

この脂肪由来のMSCを使った再生医療の1つが、豊胸術でも応用されるようになってきました。それが「脂肪注入法」です。自身の脂肪を使ってバストを大きくするので、安心感があるだけでなく、副作用が少ないのは事実です。各美容クリニックがこぞって「脂肪注入法」をアピールしているのも納得できます。

しかし、南クリニックではもう一歩先を行く豊胸術を展開しています。体から細胞を抽出せずに、バスト内部の脂肪量を増やす、まったく新しい画期的な方法です。

流行している「自分の脂肪を使う豊胸術」と、「成長再生豊胸」。その違いを明らかにしていきましょう。

自分の組織を使う注入術にも、いろいろな方法がある

脂肪の加工方法でバスト内での生着率が大きく変わる

脂肪注入法は大きく2つの施術が必要になります。まず自身の脂肪量が気になる部分から脂肪を採取します。たいていは太もも、ヒップ、腹部から採取を行います。

次に脂肪をバストへ注入します。

たった2ステップとだと思われるかもしれませんが、実は2つの過程の合間に、クリニックでは大切な作業を行う必要があります。

採取した脂肪には、小さな血管や麻酔液、老廃物、採取した際に壊死した細胞などが含まれています。そのままバストに注入すると、バスト内部でしこりを形成する原因になりかねません。

そこで、質の良い脂肪だけを集める作業が重要となります。このプレセスに関しては、多くのクリニックが遠心分離機を使用しています。

また、質の良い脂肪であっても、バスト内部に注入した際に生きたまま定着できないことがあります。できるだけ脂肪の壊死を防ぐためには、脂肪を薬剤などで加工する必要もあります。

こうした脂肪の加工作業について、各美容クリニックが工夫を凝らし、独自の豊胸術として売り出しています。どんな方法があるのか、いくつか紹介していきましょう。

PRP(自己多血小板血漿)

バスト内に注入された脂肪が、バスト内により高い確率で生着するために行われている方法の1つがPRPです。PRPは「Platelet Rich Plasma」の略で、患者さん自身の血液中の血小板を利用することで、細胞の活性化を促します。歯科のインプラント治療や、やけどやケガによる骨や肌の再生医療にも利用されています。

コンデンスリッチ・ファット

コンデンスとは「濃縮」を意味する言葉で、コンデスリッチ・ファットは、その名の通り、濃縮した脂肪細胞をつくりバストに注入する方法です。遠心分離する際に通常の約25倍の圧力を脂肪組織に加え、健康な脂肪細胞と幹細胞を取り出す仕組みです。

ピュアグラフト

アメリカのCYTORI社によって開発された脂肪精製システムで、特殊な高性能フィルターを2枚を通して脂肪の純度を高める方法です。1枚目のフィルターで血液細胞や麻酔液などを除去し、2枚目のフィルターで水分を取り除き、より濃縮された脂肪を抽出することが可能になります。遠心分離機は細胞にダメージを与えるとして開発された方法です。

SVF(非培養幹細胞)

患者さんから採取した脂肪の半分から脂肪幹細胞を抽出し、残り半分の脂肪に混ぜて使用する方法です。バスト内に注入する内容物において幹細胞の比率が多くなれば、それだけバスト内で脂肪細胞が活性化するため、生着率がアップするという考え方です。ただし採取する脂肪の量が多くなければならないという欠点があり、やせ型の人には不向きです。

幹細胞層抽出+W-PRP-F(自己多血小板血漿+成長因子)

他の加工方法では、7~8割程度の生着率が限界と言われるなか、9割という非常に高い生着率を誇る加工方法です。SVFと同様に、採取した脂肪を2つに分けたあと、幹細胞を取り出す脂肪に薬品を添加し、優しく撹拌しながら、30分から60分、約38度に保ちます。こうすることで細胞の変質を防ぎながら、幹細胞を取り出すための薬品の反応をスムースに進行させることができます。

その後、再び遠心分離をすることで幹細胞を取り出すことができますが、ここから、さらに生理食塩水を加えて撹拌し、遠心分離を行う作業を数回繰り返します。緻密で丁寧な作業によって、幹細胞に付着している薬液を徹底的に洗い落とします。

一方、注入用の脂肪には、従来の2倍量のPRPを使用し、さらに脂肪組織の成長を促す成長因子(細胞増殖因子)を添加します。これによって単純に脂肪を注入するのに比べて、バスト内で脂肪が生着する確率が格段にアップします。実際に行われている脂肪注入法のなかでは、先端を走る技術と言えるでしょう。現在、南クリニックの脂肪注入法では、この方法を改良して採用しています。

安全性、術後のリスクを考えて術式を選択する

加工方法を必ず確認しよう

脂肪注入法は「自分の脂肪を使用する」という点で安全な印象が強く、人気を博しています。ただし脂肪の加工方法によっては大量の脂肪が必要になり、採取する脂肪が少ないやせ型の人には不向きという欠点があります。

また価格が極端に安い施術では脂肪の加工が劣悪で、バスト内にゴロゴロとしたしこりが複数形成されてしまうケースもあります。純度の高い脂肪であるのはもちろん、バストの中で脂肪が生き続けられるような加工方法が最適です。

ですから、脂肪注入法を考えている人は、必ず受診するクリニックの脂肪の加工方法を確認するようにしましょう。

脂肪採取に時間をかけているか

脂肪注入法は豊胸がメインではありますが、必ず「脂肪吸引」という、もう1つの施術が加わってきます。バストのことばかり考えてしまうと思いますが、脂肪吸引の技術についても、クリニックの評判を確認しておくべきでしょう。

脂肪吸引はカニューレと呼ばれる、ストロー状の吸引管で不要な脂肪を取り除く施術です。その際に使用するカニューレの太さは、太いほど施術が早く終わります。「早い施術」をウリにしているクリニックでは、太いカニューレを使用している可能性が高いでしょう。

これが、術後のバストへ大きなリスクを与える原因となってしまいます。というのも、太いカニューレで採取された脂肪は、かたまりが大きく、バストへ注入した際に、酸素や栄養が届かずあっという間に壊死に至る可能性があるのです。死滅した細胞によって慢性的な炎症反応が起こり、その結果、バスト内で石灰化やしこりの形成が起きるリスクがあるのです。

ですから、「1~2時間でバストアップ」などと公言しているクリニックは避けるのが賢い選択でしょう。

脂肪吸引の熟練した技術とセンスも重要

太いカニューレを使用するクリニックには、もう1つ欠点があります。それは脂肪吸引の技術の低さです。一般の人からすると、脂肪吸引は掃除機のようなもので余分な脂肪を吸うだけで「簡単」なイメージがあるかもしれません。

しかし脂肪の周囲には血管や組織など、さまざまな体内の成分がまとわりついています。それらを丁寧にはがしながら慎重に吸引していかないと、大切な神経を傷つけるような最悪な事態も起こり得ます。

また、どの場所からどれくらいの量の脂肪を吸引するかによって、施術後のボディラインにも影響が出ます。患者さんの全身の脂肪の付き方、筋肉量、骨格などを頭に入れて、デザインがイメージできるようなセンスと熟練した技術を持ったドクターでなければ、術後のラインを美しく仕上げる脂肪吸引は難しいのです。

脂肪注入法を受ける際には、バストのことだけでなく、脂肪を取り除く部位のデザインについても、カウンセリングでしっかり話し合うようにしてください。

限られたクリニックでしか受けられない成長再生豊胸

脂肪が定着せずバストがしぼんでしまう例も多発

ここまでで脂肪注入法にはいろいろな方法があり、「思ったほど簡単な施術でない」と感じた人も多いのではないでしょうか。

実際、脂肪注入法を受けても「思ったほどバストアップしなかった」「数ヵ月でバストがしぼんでしまった」という嘆きの声は少なくありません。もちろん高い技術の施術を受けていれば、落胆するような失敗は多くはないはずです。しかし他院で受けた脂肪注入法の失敗で、南クリニックに相談に来られる方もいることを考えると、いい加減な施術を行っているクリニックがあるのは否定できません。

外から加えたものでバストが大きくなるわけではない

さて、南クリニックでは「 幹細胞層抽出+ 成長因子」という最先端の脂肪注入法を実施しており、その脂肪生着率は9割を超えています。簡単に言えば注入した脂肪のほとんどが、そのままバスト内で生き続けるということです。

これだけの成果が上がっていれば脂肪注入法をおすすめしていけば良いのですが、私たちはさらにその先を歩き始めています。

それが「成長再生豊胸」というまったく新しい豊胸術です。

異物や自分の脂肪を注入してバストを大きくするのではなく、自身のバストが、まるで思春期の頃のように成長するという豊胸術です。成長の止まっていた大人の体が、再び成長をするというのは不思議な感覚なのですが、バスト内の脂肪細胞を増やし、乳腺を発達させる「成長因子」のおかげで可能となるのです。

隙間時間で施術を受けられる手軽さ

脂肪注入法と成長再生豊胸の大きな違いは、施術のシンプルさにあります。

前述の通り、脂肪注入法では「脂肪吸引」+「脂肪注入」という2段階の施術が必要になり、時間がかかります。対して成長再生豊胸は注射をするだけ。施術自体は15分もあれば完了です。

仕事やショッピングの合間など、自身の生活の隙間時間に施術を受けることができます。

バスト内部を傷つけずに豊胸が可能

痛みに関しても、脂肪注入法と成長再生豊胸では比較にならない差があります。

脂肪採取の段階では、カニューレが入るだけ皮膚を切開し、体内の組織を傷つけながらカニューレを挿入する必要もあり、全身麻酔となるケースがほとんどです。

また、バストへ脂肪を注入する際にも麻酔が必要です 。脂肪注入という言葉から、注射をするだけと思われがちなのですが、注射では1ヵ所にしか脂肪を注入できません。バスト内部に管を差し込み、膨らませたい場所に脂肪を置いていく必要があるのです。その際には、バスト内の組織がたくさん傷つき、術後は傷が癒えるまで痛みや腫れが続くのです。

対して成長再生豊胸の注射は1ヵ所だけです。注入するのはバストの成長を促す成長因子ですから、バスト内部にその成長因子が広がり、乳腺や脂肪細胞に働きかけてくれます。

いち早く成長再生豊胸を取り入れたリニック

残念なことに現時点では、成長再生豊胸の施術は限られたクリニックでしか受けることができません。高い技術が必要になる点、そして再生医療に関する深い知識も必要だからです。

南クリニックでは脂肪注入法の弱点である、痛みやしこりの形成などを解決するために、いち早く成長再生豊胸の研究に取り組み、実際の施術を開始しています。すでに多くの患者さんが成長再生豊胸を受け、これまでにないナチュラルな豊胸に満足をされています。

注入ではなく、注射であること。それが成長再生豊胸の魅力です。ダウンタイムを感じず、ライフスタイルを変えずに豊胸したい人へ、自信を持っておすすめできる豊胸術です、

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成長再生豊胸には、
成長再生豊胸F成長再生豊胸W
2種類があります。

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