コラム
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公開日2022.03.21最終更新日2022.04.01豊胸基礎知識
60代70代女性の豊胸手術が増加する理由
豊胸手術を受けるのは、従来は20代から40代くらいの女性(とくに経済的にゆとりのある30代・40代女性)が多かったのですが、最近では60代・70代の女性が豊胸手術を受ける例が増加しています。背景にはどんな理由があるのでしょうか。
目次
加齢とともにバストは下垂
バストの老化は20代後半頃から始まり、次のような流れで進んでいきます。
1.バスト上部のボリュームが失われ、ややたるんだような見た目になる
2.バストの下部がたるんで、乳頭が下向きになる
3.バストが外側に流れ、全体的に下に垂れる
ブラジャーや運動、マッサージ、食事、サプリなどではバストの老化を完全に止めることができず、いずれは下垂(かすい)が進んで、誰もが「おばあちゃんの胸」になっていきます。それにより、自信や積極性まで低下してしまう女性が少なくありません。
温泉旅行・介護……中高齢女性がバストを気にする機会
60代・70代というのは、子どもたちもすでに成人し、夫婦や自分だけの時間を多く持つようになる年代です。趣味に没頭したり、友人と旅行に出かけたりして、生き生きとした時間をゆったり過ごしたいというのが多くの女性の希望でしょう。
温泉は年齢を問わず女性に人気の旅行スポットのひとつですが、「おばあちゃんの胸」を人目にさらすことになる場所でもあります。
せっかくの旅行なのに周囲の目が気になって楽しめなかったり、バストを人目にさらすことを気に病むあまり行きたい旅行に行けなかったりする女性も少なくありません。
温泉旅行に限らず、バストの悩みを抱えていると気持ちが後ろ向きになってしまい、思い切った行動やおしゃれができず、人生を満喫できなくなってしまうことがあります。
また、60代・70代は体を壊すなどして診察や手術を受けることになる機会が増える年代でもあります。とくに、介護が必要になり、着替えや入浴などのたびに垂れたバストを介護者の視線にさらさなければならなくなることは、多くの女性にとって苦痛です。
歳を重ねてもバストアップで美しく、生き生きとした女性に
厚生労働省が公表した令和2年簡易生命表によると、日本女性の平均寿命は87.74歳に達しています。
そうしたなかで、60代・70代の女性がこれからの人生を生き生きと過ごすために自分の体を美しくしたいと考えるのは当然のことです。
歳を重ねればバストの下垂は避けられませんが、垂れたバストをなおして張りのある乳房を手に入れることで、女性としての自信も回復し、おしゃれや旅行、イベントなど、さまざまなことにチャレンジできるようになります。
これこそが、バストアップを希望する60代・70代女性が増加している大きな理由と言えます。
バストの下垂をなおすには手術が必要
バストの下垂をなおす手術には豊胸手術と乳房吊上術・乳房縮小術があります。
それ以外にも、筋トレやサプリなど、さまざまな方法がバストアップに効果があると言われていますが、実際には手術以外に確実にバストアップ効果が期待できる方法はありません。バストが垂れる仕組みを理解すればその理由がわかります。
バストが垂れる仕組み
乳房の中身は主に乳腺と脂肪でできています。乳腺は母乳をつくる働きを持つ組織で、乳房の中に枝分かれして広がっています。乳腺の周りを厚い脂肪が取り囲むことでて、女性らしい丸みのある乳房ができあがります。
乳腺と脂肪だけだと、乳房は重力に引かれてだらりと垂れ下がってしまいます。乳房の中にはクーパー靱帯という強靱な結合組織が張り巡らされており、それが乳腺と脂肪を支えることで、張りのあるバストが維持されています。
加齢によりバストが垂れるのは、このクーパー靱帯に損傷やたるみが生じてしまうことによるものです。
手術以外の方法が効かないわけ
適度な運動やバランスのとれた食事で若々しさを保つことにより、バストの下垂を多少遅らせることはできるかもしれませんが、結局は加齢には勝てず、クーパー靱帯の老化により胸は垂れていきます。
自分の体に合ったブラジャーを着用することでクーパー靱帯のたるみを防ぐことができるという説もありますが、医学的に証明されたことではありません。
クーパー靱帯は筋肉ではないのでトレーニングで鍛えることはできません。激しい運動やマッサージによりかえってクーパー靱帯を傷めてしまうこともあります。
垂れた胸をなおすには、手術で乳房を上に引き上げるか、豊胸によりバスト全体の張りを取り戻すしかないのです。
60代・70代女性におすすめの豊胸術
乳房吊上術では、乳輪の周囲の皮膚を切除し、その外側の皮膚同士を縫い合わせて縮めることで、乳頭や乳輪の位置を上に持っていきます。バストが大きな女性の場合、皮膚だけでなく乳腺なども切除する方法(乳房縮小術)を用いることもあります。
このように乳房吊上術・乳房縮小術は体へのダメージが大きく、術後の回復に時間がかかりますし、炎症や感染症のリスクもやや大きい方法です。目立つ傷が残ることもあります。
豊胸術にはシリコンバッグ挿入法、脂肪注入法、ヒアルロン酸注入法、成長再生豊胸があります。
シリコンバッグ挿入法では、脇などを切開し、シリコンジェルを詰めたシリコン製バッグを胸に挿入します。乳房吊上術・乳房縮小術と同じく体への負担が大きい方法です。
脂肪注入法は、余分な脂肪がある部位から脂肪を吸引し、適切に処理した上で胸に注入するという方法で、やはり体へのダメージがある程度は残ります(とくに脂肪を吸引した部位)。
ヒアルロン酸注入法はヒアルロン酸を胸に注射するだけなので、手術時のダメージはあまりありません。ただし、ヒアルロン酸は半年から2年ほどで消失するため定期的に再手術が必要ですし、ヒアルロン酸を入れた部分にしこり・炎症・石灰化を引き起こしてしまう危険もあります。
成長再生豊胸は成長因子を胸に注入してバストの自然な成長を促すという方法です。体へのダメージがほとんどなく、仕上がりも自然で、一度得られた効果は持続します。
体の負担の大きさや副作用などを考えると、他の方法は60代・70代の女性にはおすすめできないことも多いのですが、成長再生豊胸は年齢を問わず利用しやすい豊胸術です。60代・70代女性は周囲に気づかれずに胸の垂れを改善したいと希望される方が多く、その点でも成長再生豊胸が適しています。
まとめ
・バストは加齢とともにクーパー靱帯の損傷・たるみにより垂れる。
・それにより女性としての自信や積極性を失う女性が少なくない。
・生き生きとした人生を過ごすためにバストアップを希望する中高齢女性が増えている。
・加齢で下垂したバストをなおすには、乳房吊上術・乳房縮小術でバストを上向きにするか、豊胸術でバスト全体に張りを取り戻すしかない。
・体への負担などを考えると、60代・70代女性には成長再生豊胸がおすすめ。
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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