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公開日2021.07.07最終更新日2021.08.20豊胸基礎知識
【シリコン豊胸】ベラジェルとモティバの違いを徹底解説
ネットでシリコンバッグによる豊胸術を調べていると、ベラジェルとモティバという名前をよく目にすることがあります。
ベラジェルもモティバも、シリコンバック挿入法で広く用いられている乳房用インプラント製品なのですが、この2つは、製造元の会社以外にもそれぞれ異なる特徴があります。
この記事では、ベラジェルとモティバ、それぞれの違いについて詳しく解説していきます。
目次
ベラジェルの特徴について
ベラジェルは、韓国の医療機器メーカーHANS Biomed (ハンスバイオメド)社が製造しています。一般的な豊胸用シリコンバックよりも柔らかく設計されており、見た目や触った感触が自然なのが特徴です。
アンダーバストが細い人が多いアジア人の体を研究して作られた製品なので、ベラジェルは日本の人からも人気があります。100種類以上のサイズから希望の形・サイズを選べる点、5層のレイヤーで破裂やジェル流出のリスクが少ないことから美容目的以外に、乳房再建などにも用いられています。
後述する事件が報道されるまでは、韓国でもトップクラスのシェアを誇っていました。
モティバは特殊な加工がされたシリコンバック
モティバはアメリカのEstablishment Labs(エスタブリッシュメントラブス)社が開発したインプラントです。シルクのようになめらかな表面加工が特徴的です。シリコンバッグの表面がなめらかになることで、まず、挿入時の抵抗が少なくなります。抵抗が少ないと、切開も小さくできます。
マサチューセッツ工科大学・ランガー研究室で行われた実験では、モティバのSmoothSilkおよびSilkSurfeceインプラントは従来品と比べて免疫細胞を誘引しないため、炎症等の合併症の発生率が低いことが分かっています。
また、バッグの中にはジェルがみっちりと入っているため表面が張った状態が保たれます。これによりバストに挿入した後も、シワになりにくくきれいな形が保たれます。
シリコンバックはリスクがつきものの豊胸術
どのメーカーも、研究を重ねて良い製品を作ろうと尽力し続けています。しかし、豊胸用のインプラント自体が体にとって全くの異物である以上リスクがあることも忘れてはいけません。
2020年11月、ベラジェルで人体への使用が禁止されているシリコンがひそかに使われていることが判明しました。現在もベラジェルを使った豊胸術を行っているクリニックがありますが、思わぬ健康被害が出る恐れもあるため利用しないでください。
シリコンバックは半永久的…ではない!
「インプラントは入れてしまえば半永久的」というイメージがあるかもしれませんが、実際には定期的な検査とインプラントの入れ替えあるいは除去が必要です。
アメリカの厚生労働省に該当するFDA(アメリカ食品医薬品局)の規定によると、豊胸用インプラントの平均的な耐用年数は10年程度だとされています。11年以上経過すると、何らかの理由でインプラントが破損する可能性が高いとされています。
それに加えて、術後間もない時期でも「カプセル拘縮」のリスクも存在しています。
カプセル拘縮の特徴について
挿入したインプラントは体に存在しない人工物なので、異物から体を守るために元々備わっている防御反応が現れます。インプラントの周囲に膜が作られ、この膜をカプセルと呼びます。
カプセルが作られること自体は自然な体の働きですので、ごく薄い膜であれば自然に馴染み問題はありません。しかし、まれに膜が分厚くなりカプセルが硬くなってしまうのです。この状態を「カプセル拘縮」と呼びます。
カプセル拘縮が起こってしまった時の対処法
初期であれば投薬治療だけで済むケースもあります。症状はグレード1から4に分けられており、グレード3からは触れると硬さが分かり、グレード4になると見た目にも変化が訪れます。
症状が進んでしまうと、インプラントを除去して脂肪注入などで対処しても自然なバストに戻すのは難しくなってしまいます。
自然でリスクの少ない豊胸術なら「成長再生豊胸」
南クリニックでは、成長再生豊胸を行っています。
成長因子を注入することで異物でバストの体積を増やすのではなく、バストの成長を助けることで自然なバストアップが期待できます。
まとめ
・ベラジェルは韓国の医療機器メーカーが開発したシリコンバック。人体使用が禁じられているシリコンを使っていたことが分かり使用はすすめられない
・モティバはアメリカの会社が開発した豊胸用インプラント。挿入後のトラブル発生率が比較的低いため広く使用されている
・シリコンバックは完全な人工物なので、経年劣化による破損やカプセル拘縮などのリスクは無視できない
成長再生豊胸には、
成長再生豊胸Fと成長再生豊胸W
の2種類があります。
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