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公開日2022.11.18最終更新日2022.12.09豊胸基礎知識

<FTM>男性への性別移行を検討する方必見! 3つの乳房縮小術を解説

豊胸を望む方がいらっしゃる一方、「バストの膨らみを取りたい!」と強く願う方もいらっしゃいます。

女性から男性へ性別移行する方はその代表的な例ですが、ここでは南クリニックの南晴洋院長がFTM希望者の方向けに、乳房縮小術の具体的な内容について解説します。

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どうしても隠しきれないバストの膨らみは乳房縮小術で解決

男性への性別移行を希望される方にとって、バストの膨らみは早期に解決したい課題ではないでしょうか。

胸元の豊かな膨らみは「女性のシンボル」であり、この膨らみがある限り一般的な男性ファッションを100%楽しむことはできないでしょう。そのため、女性から男性へ性別移行(FTM)する方の多くはバストの膨らみをなくす手術を希望することが多いのです。

この手術を「乳房縮小術」といい、バストの膨らみを形成する乳腺と脂肪、余った皮膚があればその部分を除去してバストを小さくします。

性別移行予定の女性だけでなく、バストの重みによる肩こりや動きにくさを解消したい女性にも希望者は多く、最近ではルーマニアの女性テニスプレーヤーがこの手術でバストを小さくしたことが話題になりました。

乳房縮小術はバストサイズ・皮膚の弾力性によって3つの方法がある

乳房・脂肪・皮膚、この3つを切除するのが乳房縮小術の基本ですが、バストの大きさや皮膚の弾力性によって手術方法は少々異なってきます。 

小さいバストの場合の手術方法

バストがもともと小さい、または早期からホルモン療法でバストの膨らみを抑えてきた方の場合は乳輪の下にメスを入れ、乳腺を抜きます。その後、余分な脂肪があれば吸引し、乳輪の切開部分を縫って終了です。

バストの膨らみが小さい分、皮膚が伸びておらず弾力性が失われていないため皮膚を切除しなくても済み、切開範囲も狭いので傷跡も小さくなります。

中程度のバストサイズの場合の手術方法

ある程度バストに膨らみがある場合は、乳輪の下と左右に少しメスを入れ、脂肪を吸引してから乳腺と除去します。

その後、余った皮膚を切り取ってメスを入れた部分を縫い合わせて終了です。

バストが小さい場合との大きな違いは、皮膚の切除が必要になる点であり、傷口が広くなる分、傷跡も少しだけ残りやすくなります。

大きなバストの場合の手術方法

乳輪の周りの皮膚を船のイカリ型に切除し、脂肪の吸引と乳腺の切除を行います。そして乳輪と乳頭を上部に引き上げ、最後にメスを入れた部分を縫い合わせて終了です。

バストが大きくなっている分、皮膚も引き伸ばされて弾力性を失っているため切除する皮膚の量も多くなりますし、傷口も小・中のバストサイズの方よりも広くなり、傷跡も残りやすくなります。

以上からわかる通り、バストが小さい状態であればあるほど皮膚を切除する量は少なくなりますし、人によっては切除しなくても問題ないケースがあります。

一般的に、年齢を重ねて大きくなったバストは皮膚も伸びているため弾力性も失っており、脂肪や乳腺を取り除いても縮みません。そのままにしておくと皮膚が余ってしまうので切り取らざるを得ないのです。

早い段階でのカウンセリング・診断がベスト

つまり、同じ乳房縮小術を受けるにしてもバストがさほど成長せず、皮膚に弾力性が残っている若い頃に受けた方が体への負担も減るうえ、手術の工程も少なくなりますし、傷跡も残りにくくなるのです。

ですから、すでにご自身を男性だと認識している場合は、早期にカウンセリングと性別不合の診断を受けた方がよいでしょう。そのうえでホルモン治療を開始した方が、バストの膨らみを抑えられ、手術も比較的軽いもので済みます。

乳房縮小術は診察が大切 ぜひ一度ご来院を!

上記の3つの方法のうち、どれに当てはまるかは実際に触診して皮膚の弾力性を確認しなければわかりません。

メールに写真を添付して相談される方がいらっしゃいますが、できれば実際に来院していただいた方がクリニック側としても自信を持ってアドバイスできます。

性別移行で乳房縮小を希望されている方は、できる限り早めの行動を心がけてくださいね。早期発見・早期治療は医療の基本です。

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まとめ

・女性から男性への性別移行(FTM)ではバストの膨らみをなくす手術を希望することが多い。この手術のことを乳房縮小術という。

・乳房縮小術は乳腺と脂肪、余った皮膚があればその部分を除去してバストを小さくする手術法。

・乳房縮小術には、バストの大きさや皮膚の弾力性によって3つの手術法がある。

・バストが小さい場合は乳輪の下を切開してから乳腺を取り出し、余分な脂肪があれば吸引してから切開部分を縫う。バストの膨らみが小さい分、皮膚の弾力性が失われていないため、皮膚を切除しなくても済む。

・中程度のバストの場合は乳輪の下と左右を切開し、脂肪を吸引してから乳腺を切除する。その後余った皮膚を切り取り、最後に切開部分を縫い合わせる。

・バストが大きい場合は乳輪の周りの皮膚を船のイカリ型に切除し、脂肪吸引と乳腺切除を行う。その後に乳輪と乳頭を上部に引き上げ、最後にメスを入れた部分を縫い合わせる。バストが大きくなっている分、皮膚も引き伸ばされているので切除する皮膚の量が多くなる。

・バストが大きくなる手前かつ皮膚に弾力性が残っている頃に乳房縮小術を受けた方が体への負担が軽減できるうえ、手術の工程も少なくなり、傷跡も残りにくい。したがって、なるべく早めに精神科で性別不適合の診断をもらい、ホルモン治療を開始してバストの成長を抑えてから手術するのがおすすめ。

・乳房縮小術の3つの手術法のうちどれにあてはまるかは実際に触診して皮膚の弾力性を確認しなければわからないので、この手術を検討している方はクリニックに行って診察してもらうのがベスト。写真だけでは医師側も正確な判断ができない。

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