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公開日2021.07.08最終更新日2021.08.20豊胸基礎知識

バストアップに「プエラリア」は、本当に効きますか?

プエラリアといえば、バストアップサプリの代表的な存在として様々な製品が販売されています。

しかし、実際プエラリアはバストアップに効果的と言えるのでしょうか?

今回は、プエラリアでバストアップしたいとお考えの方に向けて、特徴・効果・デメリットに至るまで詳しく解説していきます。

プエラリアのバストアップサプリは効果あり?

バストアップサプリの定番、プエラリアの正式名称は「プエラリアミリフィカ」というマメ科葛属に分類される芋のような植物です。このプエラリアミリフィカの根からエキスを抽出して、サプリメントなどの健康食品に使用するのが一般的です。

タイ北部やミャンマーなどの地域に生息していて、ビルマ(現在のミャンマー)では高齢の女性がプエラリアミリフィカを食べ美と健康を得ていたという古文書が見つかっています。

現在のようにバストアップ目的で注目されるようになったのは、1960年に学術雑誌でプエラリアミリフィカの中に「プエラリン」という成分が多く含まれているという論文が発表されたこともきっかけのひとつです。

また、プエラリアミリフィカの中には、「デオキシミロエストロール」「ミロエストロール」という植物性エストロゲンが含まれており、大豆イソフラボンなどでお馴染みの大豆よりも1,000~10,000倍もエストロゲン活性効果が高いと考えられています。

このように強力な植物性エストロゲンで女性ホルモンの働きを活性化させて、バストアップやスキンケアなどを促し、若い女性を中心にもはや定番と言えるほどその存在は定着しました。

しかし、ここ数年プエラリアミリフィカのリスクにも注目が集まるようになりました。

プエラリア摂取による健康被害が急増

なぜプエラリアのリスクが注目されているのかというと、バストアップ目的でサプリメントを摂取して健康被害を訴える人の声が増えているからです。

一体どんな健康被害があるのか、国民生活センターに実際に報告された例をご紹介していきます。

実際に報告された例

独立行政法人国民生活センターが、平成29年7月にまとめたプエラリアによる健康被害として以下のような内容があります。

症状件数
消火器障害(腹痛/嘔吐/下痢など)76件
皮膚障害(発疹/じんましん)59件
月経不順や不正出血33件
頭痛15件
乳房の異常3件
呼吸器障害2件
その他の症状21件

10代の女性が、モデルのブログやインスタグラム、YouTube動画などから安易にプエラリアのサプリメントを購入して予期せぬ健康被害に悩まされる例が増えています。2012年から2016年までの5年間で、危害報告は1件から94件に急増しています。

海外では厳しく規制されていることも

プエラリアのバストアップサプリでのトラブルは、日本に限った話ではありません。海外でもそのリスクが問題視されており、下表のような規制を設けている国も少なくないようです。

国や地域規制の内容
タイ1日の摂取量は100㎎以下
EU食品としての販売が禁止
韓国食品への使用が禁止
香港10代の健康被害がきっかけに注意喚起
オーストラリア ニュージーランド安全性評価を受ける必要がある

ホルモンはバランスが大事

バストアップのためには、「とにかく女性ホルモンの割合を増やすといい」と考える人もいるかもしれませんが、それはとても危険です。

女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2つがあります。この2種類の性ホルモンの分泌量とバランスは一定のサイクルにより変わります。このホルモンバランスの変化により、定期的に月経が訪れるのです。

プエラリアのサプリを飲み続けて、エストロゲンが強い状態が長く続いてしまうとホルモンバランスが崩れてしまい健康被害が現れる可能性が高まります。

たしかにバストアップのためには、エストロゲンは重要です。

しかし、健康な月経サイクルを保つためにはどちらかが多ければ良いというわけではなく、2種類の性ホルモンがバランスよく分泌されなければなりません。成長過程にある10代、女性ホルモンの分泌がさかんな20代の方が無暗にプエラリアのサプリメントを利用すると、ホルモンバランスが乱れて不正出血や月経不順などの被害が出てしまうケースがあるようです。

プエラリア含有のバストアップサプリのリスク

プエラリアのバストアップサプリメントが抱えるリスクは、植物エキスを使ったサプリメントゆえのものと言えるでしょう。

健康食品のため含有率がバラバラ

プエラリアは、栽培年数・栽培地などによって含有成分の量にバラつきがあります。医薬品ではなくサプリメントはあくまでも健康食品のため、配合量の上限や規格が定められておらず製品によっても1日あたりの成分量に大きく差があります。

厚生労働省が平成29年8月に発表した「プエラリア・ミリフィカを含む「健康食品」を取り扱う食品等事業者に対する地方自治体の調査結果について」では、対象となる66製品の成分を調査したところ、同じ1日分の量で成分量に10倍以上の差があることが分かりました。

つまり、選ぶ製品によってもリスクが異なるということですね。悪質な業者では、配合量を把握していないと解答したところもあったようです。

海外通販では偽物購入する可能性も

近年、ECサイトの発展やスマホの普及などにより、サプリメントやコスメを海外通販で買う人も増えてきています。それに伴い偽物を買う例も増加しており、知らず知らずの内に危険な成分を口にしてしまうリスクがあることも忘れてはいけません。

先ほどご紹介したものよりも、深刻な健康被害が発生する可能性もあります。

ホルモンバランスに作用せずバストアップを目指すなら「成長再生豊胸」

私たち南クリニックで行っている「成長再生豊胸」は、本質的には女性ホルモンではなく成長因子を注射で注入する豊胸術です。

この記事で何度も触れている通り女性ホルモンの投与は体に負担がかかる恐れがあるため、ホルモンバランスに影響を及ぼさない施術を選ぶ方も増えてきています。

バストアップのためには、女性ホルモンだけでなくホルモンを受容して働きかける成長因子も重要です。

南クリニックの成長再生豊胸はバストや体に負荷をかけてバストアップするのではなく、無理なくバスト自体を成長させることを目的としています。

大幅なサイズアップをご希望の方は、脂肪注入法と組み合わせることもできますのでカウンセリングなどでお気軽にご相談ください。

まとめ

・バストアップサプリで人気のプエラリアだが、健康被害が急増

・若年層は女性ホルモンの分泌が活発な傾向があるため、自己判断で安易にプエラリアを摂取するのは危険を伴う

・ホルモンバランスに影響しないバストアップを望むなら、成長再生豊胸がおすすめ


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成長再生豊胸には、
成長再生豊胸F成長再生豊胸W
2種類があります。

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