成長再生豊胸W|症例写真W5セット_22
20代 女性
- 施術⽅法
- 成長再生豊胸W
- 処置回数
- 5セット
症例写真
- 料金
- 1回あたりの処置330,000円(税込)
- リスク・副作⽤・合併症
- 内出血 細菌感染 針孔の色素沈着 かゆみ 成長再生豊胸で使用する成長因子や女性ホルモンが乳がんを誘発する可能性はありませんが、もともと乳がんが存在していた場合には、成長再生豊胸を実施することによってがん細胞を成長させてしまう可能性があります。ですから、成長再生豊胸を受ける前にがん検診を受けておくことをおすすめしています。
南院⻑コメント
かなり痩せている、20歳代後半のモニターさんです。成長再生豊胸Wを5回受けました。痩せているため、脂肪吸引が不可能で、脂肪注入が適応外となります。また、バッグの挿入に関しても、バストの皮下組織か薄いため、施行したとしても、バッグの縁がくっきりと浮き上がることが、容易に予想されました。初診の段階で、あまりのるい痩(痩せていること)の状態から、健康状態が悪いのではないかと疑いを持ちました。しかし、慎重な問診をしても、特に問題はなく、健康診断も、痩せていること以外は、特に何も指摘されたことはないそうです。また、こういった若い女性の場合には、神経性食思不振症も、鑑別に入れるべきですが、それも特に問題はなく、専門家による診断もないようでした。そこで、懸念材料はあるものの、成長再生豊胸Wを施行することとしました。
懸念材料というのは、一つは、経過中に体重の維持ができるかどうかというものです。基本的に、体重というのは、摂取するカロリーと、消費するカロリーのバランスで決まっています。しかし、成長再生豊胸では、あくまでもバストが「成長」することが、その基本コンセプトです。成長にはカロリーが必要となります。しかしながら、痩せ型の体型の方の場合、基本的に摂取カロリーが少なく、そのことで痩せていると言えます。したがって、成長に必要なカロリーが摂取できない可能性があるわけです。その場合、成長にカロリーが一部、使用されると、体重が維持できないということです。
二つ目は、バストに、元々細胞が少ないため、成長再生豊胸Wの効果がきちんと出るかどうかということです。術前の写真で見ていただければ分かるように、バストには、皮下脂肪がほとんどありません。したがって、成長の元になる幹細胞や前脂肪細胞なども、かなり量が少ないと考えられます。しかし、脂肪注入によって、皮下脂肪を増やしておくということも、前述のように、あまりの痩せ型体型のため、不可能です。
三つめは、治療期間中に低血糖を起こすのではないかということです。痩せているということは、摂取カロリーもさることながら、病気ではないのですが、すい臓の働きが弱く、血糖値のコントロールがうまくいっていないからなのではないかということです。すい臓は、十二指腸の中に膵液を出して、食物の消化を助けるばかりでなく、血液中にインスリンを出して血糖値を下げ、グルカゴンを出して血糖値を上げるという働きを持った臓器です。そしてインスリンは、全身の細胞に糖を取り込み、グルカゴンは細胞から糖を放出する作用があります。すい臓の働きが弱いと、これらの仕組みがうまく働かず、痩せてしまうことが、往々にしてあります。また、血糖値を上げようとしても、それを供給する細胞が少ないと、血糖値がうまく上がらないことも起こりえます。成長再生豊胸Wは、成長因子の働きで、バストの部分を成長させるため、乳房・乳腺の部分で、カロリー源たるブドウ糖もたくさん使用します。そこで、低血糖を警戒していました。
結果としては、上記3点の懸念も取り越し苦労であったようで、ほぼ計画通りに治療を終了し、効果も出すことができました。